週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

兜予報、精度80%を誇る経済ニュースからの株価予測サービス

2016年01月26日 07時00分更新

「ガチっとスタートアップ」は、ガチ鈴木が日々の取材で見つけたスタートアップの中から、個人的にググッときたサービス、プロダクトを紹介するコーナーである。

 財産ネットの“兜予報”は、経済ニュースからその関連企業の実際の株価がどう影響するか、“上がる・下がる・織り込み済”を、アナリストやトレーダーが分析して投票し、その予測を公開する独自のニュースキュレーションサービスだ。ウェブサイトのほか、AndroidとiPhoneのスマホアプリも登場している。

 経済のニュースには明らかに素人でも株価にどう影響あるかわかるような記事から、専門性が高く予測が困難な記事、企業のIRニュースなどさまざまある。そんな経済ニュース記事に対して、アナリスト、トレーダー、ベテラン営業マンと投資のプロたちはどう見ているのか。キュレーションで集められるニュース記事と“上がると思う方が●%、そのままと思う方が●%、下がると思う方が●%”の投票結果がパラメーターでパッと見でわかるようになっている。

 記事が出た約30分後には投票結果が出るようになっており、デイトレーダーのようにとはいかないものの、一般の個人投資家の中では、早いタイミングで精度の高い売買が期待できそうだ。

 2015年12月期には予想数260強で予報精度81.1%を達成、まさに兜町の集合知のようなサービスになっている。このほか、財産ネットでは自分の資産状況の入力から、ライフプラン作成、資産運用のポートフォリオを作成でき、財産管理が可能な“Zaisan.net”というサービスを立ち上げている。兜予報と合わせて、連携などしたりすると今後の運用が楽しみだ。

■関連サイト
兜予報

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事