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ブラウザーで使えるクラウド型電子カルテ『Clipla』発表

2016年01月20日 06時00分更新

 クリニカル・プラットフォームは、ブラウザーから利用できる診療所向けクラウド型電子カルテ『Clipla(クリプラ)』を2016年1月19日に発表した。初期費用はなし、何件の患者で利用しても月額9800円、日本医師会が提供するレセプトソフト『ORCA』と連携するベーシックプランが月額2万9800円となる。登録月を含む最初の2ヵ月は無料で利用できる。

 既存の電子カルテとの違いは、専用サーバーの用意やメンテナンスが不要で初期導入コストや保守コストが劇的に安いクラウド型モデルを採用したこと。シンプルに使いやすいマニュアル不要のインターフェースで、PCやタブレットなどのブラウザーから利用できる。資料や患者の様子などをスマホで撮影したデータを保存できる“スマホアップロード機能”なども用意されている。

 発表会で鐘江康一郎代表取締役は「2020年までに5000施設、2万5000ユーザー、1日当たり4万人の患者さんの利用を目指したい」と目標を語った。

 また患者向けの機能としてはPCやスマホから診察予約できる“Webチェックインシステム”のほか、将来的にはカルテの開示(診療所の許可する範囲内)など薬の内容、検査の結果などを見られる仕組み、薬の服薬タイミングのメールリマインド、患者が医者に気軽に症状を聞けるようなコミュニケーションを取れるソーシャル機能など患者さんの安心につながるツールを提供したいとしている。

■関連サイト
『Clipla(クリプラ)』

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