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1万5000円以下で録画機能付きテレビのHDD容量を3TB増やす方法

2015年12月26日 10時00分更新

 年末にかけて、容量が不足しているHDDを交換したいと考えている人も多いだろう。現在販売されているPC用のHDDベアドライブの中で高い人気を誇るのが、Western Digital(WD)のHDDだ。その中でも、コストパフォーマンスに優れる『WD Blue』シリーズは、PC自作ユーザーから幅広い支持を集めている。

 3.5インチサイズのWD Blueシリーズは、メインストリームPC向けのHDDとして展開されている。ディスク回転速度は毎分5400回転で、接続インターフェースはSATA3.0(6Gbps)。現在のPC用HDDとしては標準的な仕様の製品だが、コストパフォーマンスに優れるのが特徴だ。

 容量は500GBから6TBまで幅広くラインアップしており、中でもオススメなのは、容量あたりの単価が最も安くなる3TBモデル『WD30EZRZ』。実売価格は1万1400円前後で、手ごろかつ容量にも満足できる。性能に省電力性、価格とバランスが良いところが人気を集めている理由と言えるだろう。

HDD
WDの内蔵用3.5インチHDD『WD30EZRZ』。コストパフォーマンスに優れる、現在1番人気のHDDベアドライブだ。実売価格は1万1400円前後。
HDD
接続インターフェースはSATA3.0(6Gbps)。
HDD
ストレージの転送速度を計る定番のベンチマークソフト『CrystalDiskMark』の結果。ディスク回転速度は毎分5400回転のため、転送速度はトップクラスではないが用途によっては必要十分な速度。

 HDDベアドライブはパソコンに増設するものというイメージがあるかもしれないが、実際はそれ以外の用途にも柔軟に活用できる。それを実現するのがHDD外付けケースだ。特にこの時期にオススメなのが、録画機能を備える液晶テレビなどに接続し、録画用HDDとして活用する方法。年末にかけて、録画したいテレビ番組が目白押しで、それに合わせてテレビに接続する録画用外付けHDDを追加しようと思っている人も多いかもしれない。そんな時のために、HDDベアドライブの活用を提案したい。

 液晶テレビの録画用HDDはUSB接続の外付けHDDの利用が基本となるため、USB接続対応のHDDケースを用意する必要がある。USB対応HDDケースには様々な製品があるが、液晶テレビへの接続も想定されている玄人志向の『GW3.5TV-SU3』(実売価格3300円前後)などを選ぶといいだろう。

HDD
HDDベアドライブを外付けHDDとして活用できるHDDケースの利用で、活用用途を広げられる。

 GW3.5TV-SU3はUSB3.0対応の3.5インチHDDケースで、ドライバーなどの工具を使わずにHDDを装着できる。装着は正面の蓋を開け、HDDを滑り込ませるだけでOK。あとは電源とUSBケーブルを接続すれば、外付けHDDとして利用できる。

 大手メーカー製テレビでの動作が確認されているだけでなく、液晶テレビとの電源連動機能も盛り込まれている。テレビの電源に連動してHDDの電源も自動的にオン/オフするので、使っていない時は無駄な電力を失わずに済む。

HDD
玄人志向の『GW3.5TV-SU3』。USB3.0対応の3.5インチHDD外付けケースだ。実売価格は3300円前後。
HDD
USB3.0対応のため、HDDの速度も最大限引き出せる。
HDD
前面の蓋を開けてHDDを挿入するだけと、工具不要で簡単にHDDを装着可能。
HDD
大手メーカー製液晶テレビでの動作が確認されており、液晶テレビとの電源連動機能も搭載している。これにより消費電力をムダにせず済む。

 背面にHDD取り出し用のレバーが付いており、容量がいっぱいになったときのHDD交換もカンタンに行なえるのがありがたい。外したHDDはコンパクトに収納できるし、なによりHDDケース1個で複数のHDDを交換しながら利用できるので、外付けHDDをたくさん利用する場合のように置き場所に困ることもないはずだ。

HDD
背面レバーを引くと装着したHDDを簡単に取り出せるので、交換も容易だ。

 ちなみに、現在では外付けHDDの価格も安くなっており、以前のようにHDDベアドライブのほうがはるかに安いということはなくなっているが、好きなサイズのHDDケースが選べるのは魅力的。もちろん、ベアドライブなのでデスクトップPC内蔵ストレージの強化や換装に使うのも良し。年末年始のPC内大掃除に活用するのもいいだろう。

■関連サイト
『WD30EZRZ』製品ページ
『GW3.5TV-SU3』製品ページ

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