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12月4日より予約開始

高い!でも半額、「AK320」はド級ハイレゾ機のお手軽バージョン

2015年12月03日 20時49分更新

最上位モデル「AK380」(左)と新製品「AK320」(右)

 50万円もする価格はもちろん、音質の高さでもマニアの度肝を抜いた高級プレーヤー「AK380」。そのDNAを受け継いだスタンダードモデルが、なんと半額で発売だ!

 アユートは12月3日、韓国アイリバー・Astell&Kernブランドの新製品「AK320」を公開した。最上位モデル「AK380」の基本設計を踏襲したハイレゾプレーヤー。直販価格は24万9980円。発売は12月18日。12月4日から予約を受付ける。

 音質のキモとなる部分はAK380と共通。ただし筐体の素材がジュラルミンに対して「AK120II」と同じアルミ合金になる点や、内蔵メモリーの容量(128GB)、デザインなどは異なる。基板についても変更されているほか、ネイティブ再生可能なのが最大192kHz/24bitのPCMまで(DSDはPCM変換での再生)、PC接続でUSB DACとして再生する際に対応するのが最大96kHz/24bitのPCM(DSDは非対応)までとなる点などが違いとなる。

 とはいえ旭化成エレクトロニクスのハイエンドDAC「AK4490」の採用や20バンド/0.1dBのパラメトリックEQ、200フェムト秒の超低ジッターを実現するVCXO Clock(電圧制御水晶発振器)などはAK380と共通している。

iriver Vice President James Lee氏

 ちなみに、アイリバー副社長のJames Lee氏によると、「AK380/AK320/AK240でユーザーが一番好きな音質はどれかが気になる」という。同氏の表現を借りると、AK380は男性的であり、一方のAK320は女性的とのことだ。

AK380のジュラルミンに対してボディーはアルミニウム合金を採用

片手での操作を考慮してデザインされた、高級感のあるボリュームノブ。AK Jrのように水平になっている

 AK380に引き続き、「AK Connect」機能を搭載している。Wi-Fi経由でスマホやタブレット、ネットワークプレーヤー、DLNA対応のPCやNASなどと接続が可能。専用アプリを利用することで、NASに保存した楽曲を再生したり、逆にAK320に保存した曲をDLNA対応機器で再生することも可能だ。

 本体サイズは、およそ幅75.2×高さ112.4×奥行き16.5mm。4型TFTカラーLCDディスプレーを搭載し、静電容量式タッチスクリーンを採用。重量は約217g。内蔵メモリー容量は128GBとなり、最大で約10時間の連続再生が可能だ。

 AK380と同じ拡張端子を備えているため、AK380用の外付けアンプ「AK380 AMP」や発売予定のCDリッパー「AK CD-RIPPER」、「AK380 Cradle」なども利用できる。

フロントカバーは、525gのアルミの塊から削り取って作られているという。残るのはわずか41.5g

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