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72時間の連続動作で避難所の維持を目指す

世界初、燃料電池併設の災害対応飲料自動販売機

2015年11月16日 18時15分更新

燃料電池併設飲料自動販売機(イメージ)

アサヒ飲料は11月13日、世界初の試みとして燃料電池を併設した飲料自動販売機の導入プロジェクトを開始すると発表した。

これは巽中央経營研究所と一般社団法人東北再生可能エネルギー協会が実施する「飲料自動販売機併設型マグネシウム空気電池導入プロジェクト」への参画。

 マグネシウム空気燃料電池はマグネシウムと水、空気から電気を取り出すもので、CO2も排出せずマグネシウムも再利用可能など、環境負荷の低さをアピールし普及を目指している。

 プロジェクトでは、大容量マグネシウム空気電池を搭載した飲料自動販売機を、避難場所などに設置して災害時の電力供給を確保するもの。2016年1月から、福島県内の学校や病院といった避難場所を中心に100台を設置予定で、2017年以降も福島県以外の被災県指定避難所への設置も検討しているという。72時間の動作が可能で、複数のテレビやパソコン、携帯電話などへの給電や照明、自動販売機の継続動作も可能という。

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