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VOCALOIDのクリエイターが語る楽曲制作への想い

「黒猫のウィズ」初音ミクコラボテーマ曲を手掛ける人気ボカロP DECO*27氏、Mitchie M氏が語る

2015年11月12日 17時00分更新

 コロプラがiOS/Android向けに配信中のゲームアプリ「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」が10月30日よりVOCALOID(ボーカロイド)「初音ミク」とのコラボイベントを開催している。
 初音ミクだけでなく、人気VOCALOIDである「鏡音リン・レン」や「巡音ルカ」、「MEIKO」、「KAITO」といったおなじみのバーチャルシンガーがゲーム内に登場。本コラボイベントではオリジナルのクエスト開催やKEI氏、iXima氏、たま氏、BUZZ氏をはじめとする人気絵師によるイラスト、そしてVOCALOIDの人気クリエイターであるDECO*27氏、Mitchie M氏のオリジナル楽曲によって黒ウィズの世界を彩る。

 さて、今回はオリジナル楽曲を手掛けるVOCALOIDのクリエイターのDECO*27氏、Mitchie M氏にインタビューをさせていただいた。コラボにあたってどういうふうに楽曲をつくるのか、そもそもVOCALOIDに触れたきっかけなどをお伺いした。その前に、今回2人が手がけたオリジナル楽曲がYouTubeにて公開されているのでご覧頂きたい。

Find The Light - DECO*27

アメイジング・マジシャン - Mitchie M

ニコニコ動画に影響されてVOCALOIDを始める

── 本日はインタビューをお受けしていただき、ありがとうございます。それでは早速ご質問させていただきます。そもそも、“音楽”に触れ合い始めたのはいつごろからでしょうか。

DECO*27氏:中学1年生のころ、父親のフォークギターを触ったのが始まりです。最初は好きな楽曲のコピーから入りました。オリジナルの楽曲の制作をはじめたのはギターに触れ始めて1年くらいたった後ですね。

Mitchie M氏:6歳からクラシックでピアノをやっていました。中学生になり、音楽への熱が増し、高校に入学したときからコピー・バンドを始めました。大学は音楽とは無関係の分野でしたが、学生の頃から音楽の仕事をするようになって、それを今までずっと続けているといった感じです。

── 小さいころから楽器に触れていたということですが、得意な楽器はありますか。

DECO*27氏:ブルースハープは今でも使用しています。小さいハーモニカで「19(ジューク)」や「ゆず」が流行っていたころから使っています。

Mitchie M氏:得意な楽器…というかいじれる程度ですが、習っていたピアノですかね。楽器ではないかもしれないですけど、どちらかというとDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)でプログラミングをするのが得意、という感じかもしれません。

── 初音ミクをはじめとするVOCALOIDは「ニコニコ動画」のイメージですが、ニコニコ動画自体はいつごろから見始めましたか。

DECO*27氏:大学生時代に友人から進められたのがきっかけです。それまでは“こういった文化”とは無縁でした。ニコニコ動画で初音ミクを初めて見たときに一目惚れをしてしまいました。

Mitchie M氏:僕は2011年に楽曲を初投稿したのですが、それまではニコニコ動画を見ていなかったので、ボカロ界隈自体まったく知らなかったんです。なので自分でVOCALOIDを使った曲をニコニコ動画に投稿するようになって、他の人の曲も聴くようになった感じですね。

── VOCALOIDがきっかけでニコニコ動画と関わるようになった…ということですね。VOCALOIDで楽曲制作を始めた経緯を教えて下さい。

DECO*27氏:ニコニコ動画を見始めたきっかけでもお話したように、歌声に一目惚れというか“一聴き惚れ”したからです。初めて初音ミクの曲を聴いた時、リアルの人だろうと勘違いするほどでした。こんな楽曲を自分でつくれたら楽しいだろうという思いがありましたね。

Mitchie M氏:VOCALOIDの存在は以前から知っていたのですが、2011年頃、ボカロ・シーンがものすごく盛り上がっていたので、興味が湧いてきたんです。その時すでに仕事で音楽制作をしていたのですが、”初音ミクをどれだけリアルに歌わせられるんだろう?”と制作者の立場から思って、VOCALOIDを触り始めたんです。

©2013-2015 COLOPL, Inc.

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