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1975年に生産を開始

ソニー、来年3月でベータビデオカセットとマイクロMVカセット出荷終了

2015年11月10日 15時00分更新

Sony History(ビデオもカセットに)より

 ソニーは11月10日、2016年3月をもって、ベータビデオカセットおよびマイクロMVカセットの出荷を終了すると発表した。

 ベータビデオカセットは、家庭用のビデオ記録用途に向け開発した磁気テープ記録方式「ベータマックスフォーマット」の記録メディア。1975年に生産を開始した。同フォーマット対応ビデオテープレコーダー機器の生産は2002年に完了している。

 マイクロMVカセットは、デジタルビデオカメラの記録方式「マイクロMVフォーマット」の記録用テープメディアで、同フォーマット対応ビデオカメラの生産は2005年に完了している。

 出荷終了となる記録メディアの型番は、ベータビデオカセットの「EL-500B」「2L-500MHGB」「2L-750MHGB」「L-25CLP(ベータビデオ用クリーニングテープ)」。マイクロMVカセットの「MGR60」「MGRCLD(マイクロMV用クリーニングテープ)」。

 同社によれば、ベータマックスVTR機器の累計販売台数は全世界で約1800万台以上にのぼる。ベータビデオカセットは、ピークの1984年度当時、年間でおよそ5000万巻を出荷した。 アナログ地上波放送の終了や、需要の推移など市場の状況をかんがみて、販売終了を決めた。また、需要状況によっては予定時期以前に出荷を終了する場合もあるとのこと。

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