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声優の花江 夏樹さん、三森 すずこさん、M・A・Oさんが登壇

初代ファン必見! デジモンアドベンチャー tri.先行上映舞台挨拶が開催

2015年10月25日 11時00分更新

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「デジモンアドベンチャー tri.」の第1章「再開」の先行上映会舞台挨拶が開催

 テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」のテレビ放送から15年。初代「デジモンアドベンチャー」の続編となる映画「デジモンアドベンチャー tri.」として帰ってくる。その第1章「再開」が、11月21日より全国10館での劇場上映が開始される。

 デジモンアドベンチャー tri.は、1999年3月7日から2000年3月26日までフジテレビ系列で放送されたアニメシリーズの1作目と2作目の「デジモンアドベンチャー 02」の続編となる。舞台はデジモンアドベンチャー02でべリアルヴァンデモンとの最後の戦いから3年後。

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高校生になった初代主人公の八神太一をはじめ、ともにデジタルワールドを冒険した“選ばれし子どもたち”(石田ヤマト、武之内空、泉光子郎、太刀川ミミ、城戸丈、高石タケル、八神ヒカリ)の成長した姿が見られるのも今作の特徴となっている。選ばれし子どもたちのキャストを一新している点も要注目だ。

 また、物語の重要な鍵を握るという新キャラクターの望月芽心が新たに発表された。太一と同じクラスに鳥取から転校してきた女の子で、お台場の街で探し物をしているところ、デジモンたちの戦いに巻き込まれてしまうとのことだ。

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重要な鍵を握る新キャラクターの望月芽心が発表。声は荒川 美穂さんが担当

プレミア先行上映会舞台あいさつが開催!

 11月24日の公開に先駆け、10月23日にプレミア先行上映会舞台挨拶が開催された。プレミア先行上映会には、多数の応募の中から抽選で選ばれた“選ばれし大人たち”が集結。先行上映後の舞台挨拶には、八神太一役の花江 夏樹さん、武之内空役の三森 すずこさん、八神ヒカリ役のM・A・Oさんが登壇した。

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左からM・A・Oさん、花江 夏樹さん、三森 すずこさん

 花江さんは「僕は無印(初代デジモンアドベンチャー)をリアルタイムで見ていたので、ここに立っているということが信じられず震えています。あのころ見ていた太一が大人になった姿を演じることなんてないなと思っていたんですけど、それが作品になって感動しています」と挨拶した。

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初代ファンという花江さん。「太一の声をやれてうれしい!」と興奮気味に話した

 M・A・Oさんは、アフレコの現場について「私も見ていた世代なので、デジモンの声を担当した皆さんがいるということで、とても緊張しました。でも皆さんとても優しかったです」とコメント。三森さんは、「重松 花鳥さんが『私は空の隣がいい』といって座ってくれたんです。しかも私のブログなどを見て下調べしててくださったんです。とても嬉しくて一気に緊張がほぐれました。また、収録前の会話がピヨモンのアドリブになってます!」と述べた。

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選ばれし子どもたちのキャストは一新されたが、デジモンのキャストは昔のまま。ベテランの先輩たちが優しいと3人とも語っていた

 演じた役について、八神ヒカリ役のM・A・Oさんは「ヒカリちゃんはお兄ちゃんが太一さんなので、そのまま純粋に育ってるイメージですね」と述べ、武之内空役の三森さんは「空は太一のことも心配だし、大和のことも心配だし、2人の関係も心配しているので、一言でいえば母性かなって思います」と語った。

 八神太一役の花江さんは「太一は一番変わってしまったキャラクターなのかもしれないです。元気で活発というイメージを想像していたのですが、変わってましたね。なので昔の太一の雰囲気を残しつつ、成長した太一をイメージして演じさせてもらいました。僕は高校時代太一よりうじうじしていましたけど」とコメントした。

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高校時代は結構家でゲームをしていたという花江さんとM・A・Oさん。対照的に演劇部に入って活発的だ多という三森さん

最後に、M・A・Oさんは「再開してやっと旅が始まったばかりなので、これから皆さんも一緒に冒険を楽しんでいただけたらなと思います。太一さんや大和さん、空さんの人間図は私も妄想しながら楽しんでいます。そこらへんがどうなっていくのかも、実際に第6章まで観て確かめてほしいです」と挨拶。

三森さんは「あの頃デジモンを観て育ったみなさんも、初めて観る皆さんも楽しめる作品になっていると思います。思春期になった選ばれし子供たちの成長する姿も楽しんでもらえたらと思います。ぜひ応援をよろしくお願いします!」とコメントした。

花江さんは「太一役が決まった時に、すごく悩んで、アニメも全部見返してアフレコに挑んだんですけど、収録語も不案だったのですが、自分の中であまり違和感がなかったので、結構うまくいっているのではないかと思っています。これから6章まで続きますので、ぜひ応援をお願いします!」とコメントし、舞台挨拶を締めくくった。

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成長した選ばれた子供たちの様子を、ぜひ劇場で確かめてほしい

初代ファンは必見! そうでない人もこれからデジモンアドベンチャーの魅力を劇場で!

 筆者は、舞台挨拶に登壇した皆さんと同じく初代デジモンアドベンチャーをリアルタイムで視聴してドハマりした世代だ。取材は舞台挨拶からの参加となったが、先行上映を観た参加者はみな満足そうな顔をしていた。舞台挨拶中にちょくちょく出てくる第1章についての登壇者のコメントに大いに盛り上がっていたが、それが何のことかわからずとても羨ましくてしょうがなかった。個人的に初代ファンとして、これは見逃せない作品だと思う。そうでない人も、これからデジモンアドベンチャーの魅力を劇場に足を運んで確認してみてはいかがだろうか。

 デジモンアドベンチャー tri.は、11月21日より3週間限定で全国10館で上映開始予定だ。同時に、劇場版Blu-ray先行販売や先行有料配信も実施する。詳細は公式サイトで確認してほしい。

デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再開」作品概要

ストーリー

八神太一ら「選ばれし子どもたち」が異世界・デジタルワールドへ渡ったあの夏の冒険から6年。そして、八神ヒカリたちとベリアルヴァンデモンとの最後の戦いから3年の月日が流れようとしていた。

平穏な毎日が続くなか、いつの間にか閉じてしまったデジタルワールドへのゲート。選ばれし子どもたちにもその原因は分からぬまま、時間だけが過ぎ去っていくーー

そんなある日、突如としてお台場の街にクワガーモンが出現。その暴走により街は破壊され、人々は大混乱に陥る。クワガーモンを偶然見かけた太一は、その暴走を止めるために単身その姿を追いかけるのだった。しかし、クワガーモンと対峙するも、どうすることも出来ない太一。

「だめだ…俺一人じゃ、なにもできない…」

咆哮とともにクワガーモンが太一に襲いかかったその瞬間、デジヴァイスが大きな光を放ち始めたーー

「太一、でかくなったなーっ!」

懐かしいあの声とともに、物語は再び大きく動き始める。

 

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キャスト:花江 夏樹、坂本 千夏ほか

スタッフ 監督:元永 慶太郎、シリーズ構成:柿原 優子、キャラクターデザイン:宇木 淳哉

上映開始日:11月21日(3週間限定)

上映館:新宿バルト9、渋谷TOEI、横浜ブルク13、梅田ブルク7、T・ジョイ京都、109シネマズ名古屋、T・ジョイ博多、札幌シネマフロンティア、広島バルト11、MOVIX仙台

上映分数:約90分

配給:東映(協力)

 

Blu-ray(劇場限定販売)

発売日:11月21日

仕様特典:紙製スリーブ&第1章ポスタービジュアル版ジャケット仕様

封入特典:ライナーノーツ

特典映像:第1章予告

実売価格:7407円(税別、以下同)

Blu-ray&DVD(一般販売)

発売日:12月18日

初回生産分限定特典:宇木 淳哉書下ろし透明スリーブ&デジパック仕様/縮刷版劇場パンフレット

通常特典:ライナーノーツ

実売価格:Blu-rayが8000円、DVDが7000円

デジタル配信

11月21日より、iTunesやPlayStation Videoにて有料先行配信

 

 ©本郷あきよし・東映アニメーション

■関連サイト
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