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世界進出目指すスタートアップが出場 Tech in Asia出場権がかかったピッチイベント開催

2015年10月27日 20時00分更新

 2015年11月11日、12日にインドネシアのジャカルタで開催されるイベント“Tech in Asia Jakarta2015”に出場するスタートアップ企業を決めるピッチイベント“Tech in Asia  Tour:Road to Jakarta 2015”が10月22日に開催された。アジアへチャレンジするチャンスを得るため、スタートアップ5社がしのぎを削った。

Tech in Asia  Tour:Road to Jakarta 2015

 Tech in Asiaはアジア最大級のスタートアップメディアで、9月には日本でも大規模なイベントを開催したばかり。このピッチで優勝すると、Tech in Asia Jakarta2015イベント展示ブースが与えられるだけでなく、イベント協賛のJALからインドネシア往復相当のマイル、スターティアから宿泊ホテルが提供される。

 優勝したのは会議室からお寺までユニークな空きスペースを貸出しマッチングサービスの『スペースマーケット』だ。週刊アスキーでも何度も取り上げているが場所の貸し出しだけなく、今後は飲食の提供やイベント自体の運営など場所を中心とした総合プラットフォームを目指していくとしている。また英語版など多言語対応する予定だという。今回のピッチイベントは審査委員からビジネス面の質問も多く、今後サービス規模拡大の可能性が高そうなところが評価されたようだ。(関連記事

Tech in Asia  Tour:Road to Jakarta 2015

 そのほか出場した4社は、指紋認証で支払いが可能になる生体情報の検索エンジンサービスを提供する『Liquid』。旅行先で使えるアプリ『AnchorUp』は初めて訪れる場所で、現地の人が提供する情報から観光地の詳細がわかるもの。

Tech in Asia  Tour:Road to Jakarta 2015

『Chalk Digital』は店舗向けの広告アプリ、モバイル向けの広告を打てないようなところでも、5分以内に広告が作成でき、5分以内にGPSを拾うアドネットワークで、店舗の周辺の人にモバイル広告を送れる。ミライセルフの提供する『mitsucari』は、カンタンな質問に答えるだけで、企業文化とマッチングさせるユニークな転職サービス。登場した企業のジャンルが大きく違った今回のピッチだったが、いずれもポテンシャルの高さは感じられた。

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