2015年09月15日18時30分

3D Touchと4K動画撮影などパワーアップしまくったiPhone 6sは買うべき?

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発売は9月25日に決定

 9月25日に日本や米国、中国などで販売が始まるiPhone 6sシリーズ。現行モデルの6シリーズと同様に、4.7インチの6s、5.5インチ6sPlusの2モデルで構成されます。今回注目なのは、中国の発売日ですね。巨大市場であるにもかかわらず、昨年のiPhone6シリーズは10月17日と3次販売国に甘んじていましたが、今年は1次販売国に昇格。昨年、iPhone6シリーズが9月26日に発売された2次販売国である22ヵ国をごぼう抜きしたかたちとなりました。ちなみに、2次販売国から1次販売国へ昇格したのはニュージーランドだけなので、Appleが中国市場を重要視しているのは間違いないですね。昨年は予約受付24時間で400万台を突破しましたが、今年も新たな記録が生まれるのは確実でしょう。

iPhone 6s
iPhone 6シリーズと同様に4.7インチと5.5インチの2モデルをラインアップ。今年は中国が1次販売国に。

ローズゴールドのカラバリが登場

 ウワサされていたローズゴールドの本体色が加わり、従来のゴールド/シルバー/スペースグレイを合わせて全4色のカラーバリエーションとなりました。ピンク系とはいえ、落ち着いた上品な色合いなので、女性はもちろん男性にも似合うでしょう。デザインやカラバリの変更が年2回程度あるAndroid端末に比べ、2年間同じデザインのiPhoneは外観上の変化が乏しいのでカラバリの追加は大歓迎でしょう。iPhone 5sでゴールドモデルが登場したときは、各店舗で長期間の品切れが続出したことからも、いち早く手にしたいならローズゴールドモデルも予約必至です……。なんですが、すでに初回出荷ぶんは完売状態で現在は2〜3週の待ちになっています。

iPhone 6s
Apple Watchのカラバリ展開を取り込み、2年ぶりの新色追加となりました。
iPhone 6s
外観上の違いは見られませんが、実は指紋認証のTouch IDの認識速度が従来に比べて向上しています。おそらくプロセッサーの性能が上がったことが要因かと。

新しい操作体系をもたらす3D Touch

 感圧タッチやForceTouchとウワサされていた、タッチパネルを押した際の圧力を検知する仕組みをAppleは「3D Touch」と命名。画面を押す操作は、シングルタップ、ダブルタップ、長押し(プレス)の3種類だけでしたが、iPhone 6sシリーズでは圧力を感知できるタッチパネルを搭載したことで、軽く長押しする操作をPeek(ピーク)、強く長押しする操作をPop(ポップ)として2種類に分類しました。

 ホーム画面でアプリのアイコンをPeekするとメニューが現れ、特定の操作をダイレクトに実行できます。例えば、「マップ」アプリでは、自宅までの経路検索や現在地の送信が可能です。3D Touchはアプリ内でも有効で、「メール」アプリでは、メッセージリストの任意のメールをPeekすると、そのメールの内容がポップアップし、Popすると、そのメールの画面(通常のメール閲覧画面)に切り替わります。

iPhone 6s
「マップ」や「写真」、「メッセージ」などが対応。「メッセージ」アプリから「マップ」アプリをPeekで呼び出すことも可能です。

 他社製のアプリでは「Dropbox」や「Facebook」「Instagram」などが3D Touchに対応していますが、アプリ側でUIの改良が必要なため、普及には時間がかかると思われます。

iPhone 6s
「Dropbox」では、直前に開いたファイルの呼び出しや写真のアップロード、クラウドストレージ上のファイルの検索が可能になります。

 実際に実機を触ったイトー編集者によると、3D Touchが便利なのはメールなどをチェックするときだそうです。「とにかくタップしていれば、メールがポップアップで開くし、指を離せば元のメッセージリストに戻る。画面も戻す操作がないのはかなり便利」とのことでした。プレビュー機能が必要な写真系のアプリや文書作成系のアプリなどは、3D Touch対応によって操作性がかなり向上しますね。

 また、iPhone 6s Plusを片手で操作する場合、左上に表示される戻るボタンには指が届かない人が多いでしょう。ホームボタンのダブルタップで上半分が下にスライドする片手操作モードを使うより、3D TouchによるPopプレビューのほうが操作性に優れているのはいうまでもありません。

iPhone 6s
iPhone 6s
従来ならリストからメールを選択して画面を切り替える必要がありましたが、3D Touchの導入でポップアップで内容をチェックでき、指を離すと素早く元のリスト画面に戻れるようになります。

カメラ性能が向上し1200万画素に

 本体背面に備わっているカメラ(iSightカメラ)は、2011年に登場したiPhone 4sで500万画素から800万画素に向上してからは、レンズの改良や「カメラ」アプリの機能強化で高画質化を進めてきました。iPhone 6sシリーズが1200万画素のカメラモジュールを採用したことで、実に4年ぶりに画素数がアップしたことになります。SNSなどへのアップが中心なら800万画素で十分ですが、アップルは4K動画とLive Photosのためにカメラモジュールを刷新したといえます。

 4K動画の撮影機能では、3840×2160ドットで30fpsの映像を記録できるだけでなく、撮影中に800万画素の静止画も撮影可能です。ただし、約20秒間のモノラル音声の4K動画で133.6MBの大容量となり、2分半の映像を撮ると軽く1GBを超えてしまいます。長時間の撮影を考えるなら、128GBモデルがオススメですね。

 Live Photosは、撮影した前後の状態を音ともに自動的に記録する機能。撮影後の写真をプレスするだけでショートムービーのように楽しめるのでベストショットを逃しません。なお、この写真はロック画面の背景にも適用できます。

iPhone 6s
1200万画素のカメラモジュールを搭載したことで4K動画を撮影可能に。同時に800万画素の静止画も撮影できます。

 4Kの動画撮影機能はAndroidの一部の機種が搭載しており、特に真新しいものではないですが、Androidでは4K撮影中にカメラアプリが異常終了したり、本体がかなり熱くなったりと長時間の撮影には向いていません。このあたり、Appleがどう克服しているのかも気になりますね。とはいえ、4Kテレビがまだまだ普及の前段階という状況では、動画を長時間4Kで撮影しても出力に適したデバイスがないので意味ないなと思います。個人的には、取材時に人物を4Kで撮影してあとで切り出すという用途に便利だなと思いました。

 そして、おそらくそういう希望を満たしてくれるのが、Live Photosです。これは撮影した写真の前後を動画として記録してくれる機能。ペットなど、静止させるのが難しい被写体を撮影する際にLive Photosは重宝しそうです。シャッターチャンスだと思ってシャッターを切ったものの、ぶれていたり、ベストショットではなかったりということはよくありますが、こういった場合は前後の動画にベストショットがある可能性が高いので、あとで切り出して使えるはず。Live Photos時の動画の解像度はいまのところ不明ですが、4K動画撮影時に800万画素の静止画を撮影できるので、その逆と考えると、おそらくこの動画も800万画素(フルHD)クラスなのではないかと思います。

iPhone 6s
撮影した写真の前後を自動的に記録するLivePhotosモードになっているかどうかは、操作画面の上部中央のアイコンで判別できます。

 そのほか、LTE速度や処理速度、描画速度の向上などもありますが、iPhone 6sに買い替えるべきかどうかは、上記の3つの機能をどう捉えるか。とはいえ、iPhone 5sやそれ以前のモデルを使っている人は、無条件に機種変したほうがいいと思います。

 さて、本日9月15日発売の週刊アスキー1045号では、もちろんiPhone 6sの大特集を組んでいます。Appleのスペシャルイベントの詳細をはじめ、iPhone 6sへの移行を考えているユーザーに向けた、iPhone→iPhoneのデータ移行術、Android→iPhoneのデータ移行術、アプリごとのデータの移行術などなど、盛りだくさんの内容でお届けします。iPhone 6sの発売前にぜひチェックしてみてください。

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