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『アンチャーテッド』の劇的すぎる演出を考察してみたby西川善司【PR】

2015年10月10日 08時00分更新

 こんにちは。三度(みたび)登場の西川善司である。

 10月8日発売の『アンチャーテッド コレクション』の魅力を伝えているこの短期連載も、今回が最終回だ。

 前回は、“テクニカルジャーナリストらしい記事”を1回くらいは書かなければ……と思い、つい話題が技術寄りの小難しい方向に行ってしまったが、三部作映画なんかでも真ん中の回は内容的にチャレンジングなものになりやすい傾向もあり、その辺は大目に見てもらうとして、今回は、第1回のような、アンチャーテッドシリーズのゲーム本編の面白さについて語ってみることにしたい。

アンチャーテッド コレクション

第1回 テクニカルジャーナリスト西川善司、『アンチャーテッド』の魅力を大いに語る
第2回 西川善司が分析!『アンチャーテッド』のグラフィックスのスゴさとは

アンチャーテッドはゲームとしてどこが面白いのか

 アンチャーテッドシリーズの“ストーリーの独創性”、“世界観の深み”、“キャラクターの魅力”については第1回に語ったので、今回はゲームそのもののダイナミズムについて触れようかと思う。

 そもそもアンチャーテッドシリーズとは一体どんなゲームなのか。

 基本ゲームシステムは第1作の『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』で既に完成しており、基本的にはシナリオ主導で進行する“そのステージのゴールを目指す”タイプの三人称視点のアクションゲームとなっている。

 ゲーム構成は、プレイヤーの進行を阻もうとする敵軍勢と戦う“戦闘アクション”パートと、そのステージの次のエリアに行くためにパズルを解く“謎解きアドベンチャー”パートがバランスよく盛り込まれており、この2つの要素の折り混ざり具合……いうなれば“緩急のバランス”がよくできている。ステージデザインは“あえて一本道”としているところもあるし、オープンワールドとまではいかなくとも“縦横無尽に動き回れる広大なステージ”もある。この辺りのバリエーションや仕掛けについての“巧みさ”については別途、後述するとしよう。

さて、アンチャーテッドシリーズの戦闘アクションパートは、ゲームフィールド上に配置された自然物や人工物などの障害物オブジェクトに隠れながら、敵を狙い撃っていく“カバーアクション付き三人称視点シューティング”(TPS:Third Person Shooter)スタイルを踏襲している。第2作の『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』以降はステルスアクション的な要素割合も増え、戦闘アクションパートにも緩急が付くようになった。

 敵AIは第1作のときから賢くて、敵キャラ達も遮蔽物に隠れながらこちらの死角に回ろうという意志が感じられて手を焼くことも。こちらが、動かず隠れていると、手榴弾を投げてきてあぶり出そうとしてくるし、難易度ノーマル以上ではプレイヤーに「お前、できるな」と言わしめるほど、知的な振る舞いに直面することもままある。

  謎解きアドベンチャーパートは、アンチャーテッドシリーズのメインテーマが“考古学ミステリー”ということもあって、映画では『インディジョーンズ』シリーズ、ゲームでは名作クラシックの『トゥームレイダー』シリーズを彷彿とさせるエッセンスがふんだんに盛り込まれている。

 とはいえ、“ただスイッチを押して回るだけ”のようなものは少なく、冒険を進めていく中で入手したキーアイテム(手帳、メモ、地図)をよく観察して、そのゲームフィールド上に佇む遺跡と見比べて、“何がどこに隠されているのか”、“どこをよじ登ってどこに行けばいいのか”などについて見当を付けていく“考察と探索の楽しさ”がちゃんとある。地形に対して色んな角度から眺めたり、あるいはインタラクトすることで宝物やアイテムを発見することもあるし、そうしたアイテムを鍵として用いて次エリアを解放するゲート装置を作動させることなんかもあったりで、反射神経だけでなく頭脳も相当に激しく刺激される。

 筆者個人としては、楽しいアドベンチャーゲームには“適度な不親切感”も必要と考えており、その点、アンチャーテッドシリーズはその加減が絶妙だと感じている。シーンに送り込まれた当初はプレイヤーに「何をどうしていいかわからない」と思わせても、徐々に得られていく断片的なヒントの積み重ねで「もしかして、ここをああすれば……」と閃かせてくれることが多いのだ。

なぞなぞ:上は戦闘ヘリ、下は傭兵、これなぁんだ?

 上でも少し触れたが、アンチャーテッドシリーズのファンの多くが「すごい!」と口を揃えて賞賛するのは、“独特なステージロケーション”と、“超スリリングなシチュエーション”に対してだ。

 シリーズ通して思い返せばいくつもあるのだが、今回は2つだけ紹介しておこう。

 まずひとつ目は、第2作『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』の第6章“他に手がない”のシーンから。

アンチャーテッド コレクション

 ネパールにやってきたネイサンご一行が、市内のホテルの屋上階からワイヤー滑走で別のビルの最上階に潜入を試みるシーンだ。同行者は裏ヒロインのクロエ。

アンチャーテッド コレクション

 ワイヤーからビル屋上に下り立ったはいいが、廊下が崩壊していてビルの奥中に進めない。ネイサンは第1作『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』でひたすら崖渡りや城壁登りを経験しているので足場がないことなんてもう慣れっこだ。「ここ登ってこう」と迷いもなく言い放ち、唯一、向こう側に繋がっている梁柱にぶら下がる。

アンチャーテッド コレクション

 と、その時、爆音と共に浮上してきたのはロシア製の戦闘ヘリ『Mi-24P』……通称“ハインドE”!!

アンチャーテッド コレクション
アンチャーテッド コレクション

 積載されている機関砲の掃射を受ける梁ぶら下がり中のネイサン。梁は瞬く間に粉砕され、落下。ネイサンは辛うじて下の階のバルコニーの屋根にしがみつくが、体勢を変えた戦闘ヘリはさらなる追撃を行なってくる。バルコニー屋根によじ登り、機関砲の攻撃を避けながら隣の部屋にバルコニー屋根があればあるだけ飛び移っていくネイサン。ほとんどスーパーマリオ状態だが、敵は“真横にしか動けないキノコ”ではなく、縦横無尽に飛び回れる機関砲付きのロシア製最強の戦闘ヘリだ。飛び移った際から破壊されていくバルコニー屋根。結局、再びネイサンはまた落下。

 しかし、すんでのところで今度はピルの壁に掛けられてる木製の看板にしがみつく。看板の先には別のビルの屋上が。そこに飛び移らなければ……と思いきや、その屋上には戦闘服に身を包んだ敵傭兵ご一行がお出迎え。

アンチャーテッド コレクション

 「上は戦闘ヘリ、下は傭兵、これなんだ?」という“なぞなぞ”が出来そうな最悪な局面で、ネイサンは木製看板にぶら下がりながら反撃をしなければならなくなるのである。

 クロエの援護もあって、ダメージを負いながらも屋上の傭兵の数を減らして、看板からビル屋上へ着地。しかし、戦闘ヘリの機関砲は全く鳴りやまない。屋上からビル内部へ逃げ込んでしばらくしのげるかと思いきや、戦闘ヘリはロケットランチャーを発射。ビル壁面に大穴があく。これを合図のようにして敵傭兵達との戦闘が“穴あきビル”内で勃発。今度は「横に戦闘ヘリ、前に傭兵、これなんだ?」というなぞなぞ状態だ。

アンチャーテッド コレクション

 戦闘ヘリからの機関砲から逃げ回りつつ、傭兵軍団の数減らしをしていると、痺れを切らした戦闘ヘリがご乱心。ありったけのロケットランチャーを連射。本作の敵ゾラン・ラザレビッチは極悪非道なヤツで、ビル内でネイサンご一行と戦闘中の自分の配下もろとも潰すために、いままさに戦闘が行なわれているビルの破壊を始めたのであった。

 崩壊していくビル。柱が崩れて壁は斜めになり、室内に置いてあった椅子、テーブル、パソコン、観葉植物などのありとあらゆる調度品がその斜面を滑降。この崩壊しゆくビル内で、命からがらの戦闘はその後も続いていくのであった……。

 このシーンの凄いところは、ゲームステージがどんどん崩壊していき、戦闘開始後と時間経過後とでステージの様相がまるっきり変わってしまうところだ。ワクワクしてしまうのは、“戦闘ヘリと傭兵軍団の板挟み”、“味方もろともビルを破壊し始める戦闘ヘリ”という絶体絶命シチュエーションの中で、頑張れば生き残れてしまうところ。アクションゲームが苦手な人ならば“難易度=低”に設定すれば、頑張らずとも生き残ってしまうのだが、とにかく、プレイしている自分が「俺ってかっこいいかも?」と思えてしまうところが楽しいのである。

 それと、このシーンはPS3の性能の高さをそれとなくアピールしているシーンがある。それはビルが崩れて床が斜面になってしまうシーン。室内の無数の調度品が互いにぶつかり合いながら斜面を転がっていくのだ。これはリアルタイム物理シミュレーションによるもので、公開情報によれば本作の物理シミュレーションには、ミドルウェア『HAVOK Physics』を採用したとのことである。

“コンテナ”三段オチの空中活劇

 “独特なステージロケーション”と“超スリリングなシチュエーション”の例、ふたつ目は第3作アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス』から。

アンチャーテッド コレクション

 この作品では“海賊船へと改造された豪華客船への潜入シーン”も捨てがたいのだが、これはこの短期連載の第2回で技術視点から掘り下げて解説してしまったこともあるので、別のシーンを紹介したいと思う。と言うことで挙げるのは第17章“潜入”だ。

 イエメンに到達したネイサンご一行だったが、キーアイテムを敵陣営に奪われてしまい、圧倒的に形成不利な状況。目指す遺跡はルブアリハリ砂漠にあるが、既に敵陣営は発掘を進めている様子。手っ取り早く敵に追いつくには、敵陣営の物資輸送機に潜入すること……ということになり、ネイサンは一悶着を経て、単独で敵の輸送機へと潜入する。あろうことか、離陸寸前の輸送機のランディングギアにしがみついて。

アンチャーテッド コレクション

 決死の覚悟で機内に乗り込んだのに、輸送機内の床下ダクトに潜伏していたところを、敵一味の大男に見つかって、あっさり引きずり出されてしまう。銃を取り出そうとするネイサンの腕を大男は軽々と振りはらい、輸送機のリアハッチの開閉ボタンを押す。銃は機内の床に転がり落ちどこへやら。轟音と共に開くハッチのむこう側には、まばゆい砂の海の情景が。そう、大男はネイサンを空から機外に放り投げようとする算段なのだ。

アンチャーテッド コレクション

 「暴力、反対!!」というネイサンの軽口も虚しく、強烈なパンチを食らう。大男は、ネイサンを“ただ掴んで機外に捨て投げるのではつまらない”とばかりに、遙か眼下の砂漠が見下ろせる輸送機のハッチを特設リングに見立てて拳闘勝負をおっぱじめたのだ。先ほどは不意を突かれたネイサンもくぐり抜けてきた修羅場の数はそれなりにある。油断し切っている男にカウンターパンチをお見舞い。大男が軽く脳しんとうを起こしているその隙に、ネイサンは機内に積んである大型荷物の落下傘展開トリガを引く。

 “バン!”という破裂音と共に展開した落下傘は一瞬で広がって機外へ。飛行している飛行機の外は時速数百キロの気流があるため、落下傘は大型荷物と大男を巻き込んで機外に消えていく。

 形勢大逆転!?かと思いきや、今の衝撃で機体は姿勢を崩し、斜面となった機内の床の上を積んでいた荷物が次々と滑り出し機外へ飛び出していく。ネイサンもこの滑り落ちる荷物に揉まれる形で機外へ……と思いきや、すんでの所でリヤハッチにぶら下がっているコンテナトレーラーにしがみつく。たまたま同じ目に遭ってコンテナトレーラーにしがみついている敵兵に「俺、これが必要なの、またね」とぶん殴って銃器を強奪。可哀想なザコ兵は悲鳴と共に、これまた眼下の砂漠へと消えていく。

アンチャーテッド コレクション

 銃器を携え、コンテナトレーラーを這い上がってリアハッチから機内へ戻ると、一難去ってまた一難。機内では騒ぎをかぎつけた敵のタルボット一味達でごった返していたのだ。“機内で銃器の使用は厳禁”という一般セオリーは無視、ネイサン、ならず者入り乱れての銃撃戦がここで勃発。

 輸送機は、重たいコンテナトレーラーをリヤハッチから吊り下げながら飛行しているため、その機首は上がり気味に。リヤハッチから機内に戻ったネイサン側からは常に上り坂となる。敵を撃破しながら機首の方に上がっていくと、航空力学的に破綻した機体は主翼接合部から崩壊を始める。さっきまでは暴れ回っていた敵兵達も、機内から機外に向けて突如発生した乱気流に吸い出されて次々と機外へ。

 突風の衝撃に必死に堪えているネイサンだったが、当初目指していた機首部分が機体から分断。その衝撃でネイサンも大空に放り出されてしまう。その刹那、空中自由落下中のネイサンのその横を、真っ二つに割れた輸送機が爆音を伴って墜ちていく。

 絶体絶命!?

 大空を自由落下しているネイサンの遙か前方には、先ほど輸送機のリヤハッチから吊し状態になっていたコンテナが。落下中のコンテナに向かって、スカイダイバーのように落下軌道を調整して接近するネイサン。コンテナにしがみつくと、眼下に迫る砂漠の大地から目を背け、最後の力を振り絞って落下傘の展開トリガを引くのだった。

アンチャーテッド コレクション

 このシーンは、それほど広くない輸送機内が舞台なのだが、大空を飛んでいるその輸送機が崩壊していき、機外の広大な砂漠の景色が目に入ることで、むしろ逆に大スペクタクルなスケール感をプレイヤーは感じてしまう。

 何度も機外に放り出されそうになるスリルが、“物理空間的な広さ狭さ”に意識を向けさせず、むしろ心理的な緩急によって強烈なダイナミズムを感じてしまうのである。

 主人公ネイサンは絶対死なないのは分かっていても、「それはそうだとして、どうネイサンは助かるのか」というそっちにワクワク感が移ってプレイしてしまうのも本作の魅力だ。このシーンでは、“コンテナ”が、三度ネイサンを救ってくれる演出になっているわけだが、その伏線張り(落下傘コンテナで大男排除)と、展開(吊されコンテナに捕まる)、回収(自由落下コンテナに捕まる)の三段仕掛けの巧みさにも脱帽するばかりである。

 そうそう、SCEは当時、この『アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス』のプロモーションCMで、インディジョーンズ役を務めた映画俳優のハリソン・フォードにこのシーンをプレイさせているのだが、そのプロモ映像中でハリソン・フォードは、本作を夢中になってプレイし「OH! MY GOD」を連発。かなり感激していた様子だったが、インディジョーンズ役の冒険を思い返したのかもしれない。プレイ後「ボクが演じた役は映画だから絶対死なないけど、ゲームは自分が下手だと死ぬから、ハラハラさせられるね」と述べていたのが印象的であった。

 ちなみに、本作での“リアハッチ上での大男との拳闘勝負”は、インディジョーンズ第1作の『レイダース・失われたアーク』の中盤、ナチスドイツ軍の離陸寸前の全翼機前のバトルにシチュエーションとしてとてもよく似ている。映画劇中では、マッチョな整備工が全翼機前でこそこそしていた主役インディを見つけ、圧倒的な体格差から余裕を見せて「殴り合いで勝負しようぜ」と拳闘勝負を持ちかけてくるのだ。ハリソン・フォードも、この見事なオマージュ演出にはきっとニヤリとしたに違いない。

『アンチャーテッド コレクション』は5.1CHサラウンドで楽しみたい

 ここで取り上げた2場面に限らず、アンチャーテッドシリーズの戦闘クライマックスシーンは、どれも効果音とBGMの演出が素晴らしい。初見プレイヤーには余裕がないかも知れないが、復習派プレイヤーであれば、是非ともサウンド面の演出にも文字通り“耳を傾けて”プレイしてもらいたいと思う。

 BGMは映画音楽を思わせる美しいメロディを壮大なオーケストラが奏でてくれる。各場面の物語状況やゲームプレイの危険度に応じて臨機応変に変化するよう設計されているのだ。例えば、前出の輸送機のシーンでは、大男と拳闘勝負が始まると、勇ましい管楽器フレーズとテンポ遅めの行進曲調の打楽器伴奏が入り、中年オヤジ同士のスローな肉弾戦を盛り上げる。そしてネイサンが放り出される場面では弦楽パートの不協和音フレーズで緊張感を演出しているし、その後、機外へ放り出されたときには、自由落下コンテナに捕まるまでの空中ダイブ中は一切のBGMをカット。風切り音と墜落していく飛行機の爆音だけにしている。戦闘パートと謎解きパートの緩急だけでなく、音楽にもかなり高度な演出がなされているのである。最後の力を振り絞ってコンテナの落下傘を開いた直後から安堵の曲が流れて、プレイヤーはホッと胸をなでおろすことになる。

 そんなわけで『アンチャーテッド コレクション』をプレイする際には、映像環境だけでなく、是非とも音響環境にも気を配ってプレイすると楽しさが増すと思う。シリーズ3作全てが5.1CHサラウンドに対応しているので、できれば対応AVシステムでプレイしてほしいと思う。ソニーはヘッドフォンでありながらマルチチャンネルサラウンドが楽しめるデジタルサラウンドヘッドフォン『MDR-HW700DS』も出しているので、大音量サラウンドサウンドを室内で出せない人にはこうした製品を利用するといい。アンチャーテッドシリーズは、疑似サラウンドでなく、3Dポジションサウンド(立体音響)対応ゲームなので、例えば後ろからの攻撃音はちゃんと後ろから鳴る。その投資に見合うサウンド体験が楽しめるはずである。

 というわけで、三度にわたってきた、西川善司の短期『アンチャーテッド コレクション』連載もこれで終わりである。

アンチャーテッド コレクション

 2014年、ゲーム機世代がPS3からPS4へと移り、その新世代プラットフォームで最初のアンチャーテッドシリーズが来年発売予定の第4作『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』となるわけだが、PS3時代を駆け抜けたアンチャーテッドシリーズも、今年で8年目を数えることとなった。

 第4作『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』は単体でプレイしても絶対に面白いはずだが、この3回の連載で述べてきたような“ストーリーの独創性”、“世界観の深み”、“キャラクターの魅力”を『アンチャーテッド コレクション』で予習しておけば、より一層、アンチャーテッドの世界を楽しめるはずである。

 今秋は、読書、食欲、スポーツよりも前に『アンチャーテッド コレクション』だ。覚えておいていただきたい。

トライゼット西川善司

■製品情報
タイトル : アンチャーテッド コレクション
対応フォーマット : PlayStation 4
 ジャンル : アクションアドベンチャー
 発売日 : 2015年10月8日(木)予定
希望小売価格 : Blu-ray Disc版 6900円(税別)
販売価格 : ダウンロード版 5,900円(税別)
CERO : C(15才以上対象)
開発/監修 : Bluepoint Games / ノーティードッグ

※本作はシングルプレイモード(ストーリー)のみを収録しております。PS3『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』および『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』に収録されていたマルチプレイモードは含まれておりません。

■関連サイト
アンチャーテッド コレクション

(c)2007-2015 Sony Computer Entertainment America LLC

 

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