2015年08月26日16時00分

『DigiTech TRIO』があれば独りぼっちでもバンド・セッションが可能に!ROLLY×週アス Vol.41

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 何人かのメンバーで集まってセッションをする。そんなことが日々できたら楽しいですよね。とはいえ、バンドのメンバーを集めるのは大変だし、そもそもメンバー全員のスケジュール調整をしたうえでスタジオ予約もして……なんてことになると、多くの社会人にとってなかなか現実的なことではありません。

 そんなところに「ベースとドラムなら自動で演奏しちゃうよ!」という、ちょっと魔法のような機材が登場しました。DigiTechというアメリカの会社が発売した『TRIO Band Creator』(以下、TRIO)です。ギタリストの演奏に合わせてベースとドラムがセッションしてくれるのです。

ROLLY×週アス Vol.41

  文章で説明する前に、いつものようにROLLYさんに試してもらったので、まずは以下のビデオをご覧ください。

 このビデオでは何が起きていたのか、理解できましたか? 最初にROLLYさんが「ジャンジャンジャンジャン、ジャンジャンジャンジャン……」と8小節ぶん、ストロークでコードを弾き、いったん終了。そのあとボタン操作をすると、TRIOから「カッカッカッカッ」とスティックを鳴らすカウントが聞こえたと思ったら、続いてドラムとベースの音が聞こえてきます。これに合わせてROLLYさんがギターを弾くと、息もピッタリに完全なトリオ・セッションができているんですよね。すごく不思議だと思いませんか?

 さらに“STYLE”というスイッチを回して設定を変更してみると、ドラムとベースの演奏の雰囲気が少し変わり、ROLLYさんもこれに合わせて演奏法をちょっぴりチェンジ。ピッタリですよね。でも、これは何が起きているんでしょうか? 以下のビデオでその内容を解説しているので、ちょっとご覧ください。

 おわかりいただけましたか? 改めて解説していくと、まずこのTRIOはギター・エフェクターの形状をしていますが、ドラム&ベース・マシンとも言うべきモノです。ジャンルとしてブルース、ポップ、オルタナティブ・ロック、ロック、カントリー、R&B、ジャズという7つが用意されているので、まずはこれを選択。この状態でギターを弾くと、各ジャンルにマッチしたエフェクトがかかるようになっています。

ROLLY×週アス Vol.41
↑7つのジャンルが用意され、各ジャンルごとに12のスタイルが選択可能。

 もっとも、これはオマケ的なエフェクト。別途、ディストーションやディレイ、コーラス、フランジャーなど、好きなエフェクトを用意してギターアンプに接続したり、ギターアンプシミュレーターを用意するなどして、気持ちのいいギターサウンドが出せる準備はしておいたほうがいいですね。

 ここで、フットペダルを長押しして演奏準備状態にします。気持ちの準備ができたら、もう一度フットペダルを押して演奏開始。ここでは、できるだけリズミカルに、また小気味よくハッキリわかるコードを演奏していくのがポイント。クリックを聴いてそれに合わせるといったことも不要で、自分のテンポで、自分の好きなように演奏すればいいのです。ただし、途中でテンポを変えたりせずに、なるべく一定のテンポで演奏してください。4小節でも8小節でも16小節でも、好きな長さでいいですよ。演奏が終わったら、そこでフットペダルを踏みます。この際、急いで止めなくても大丈夫です。

 すると、すぐさま自動的にドラムとベースの演奏が始まるのですが、ここでのテンポは、自分(ビデオだとROLLYさん)がギターで演奏したのと同じテンポです。必要に応じてテンポのツマミをいじることで、速くしたり遅くすることも可能です。そして、このベースの演奏をよく聴いてみるとわかりますが、自分で弾いたギターの演奏でのコード進行をそのまま再現しているんですね。ROLLYさんの最初の演奏は8小節ぶんでしたが、同じドラム&ベースが8小節ぶんループされるわけでもないようで、コード進行はそのままに、パターンは少しずつ変化しているのも面白いところです。また、TRIOとセッションするうえで便利なのは、スタートする際に頭にカウントを入れることができる点。これにより、頭から合わせることができるようになっているわけです。

 そしてここで、ジャンルのスイッチを回すことにより、最初はポップで演奏していたものをカントリーにしたり、ロック、ジャズにすることも可能。またスタイルを変更することで、演奏パターンを変化させることもできます。この際も先ほどのコード進行は変わらず演奏されるようになっています。ドラムの音量をもう少し大きくしたい、ベースを小さめに……なんていう場合は、それぞれ自由に調整することもできますよ。

ROLLY×週アス Vol.41
↑本体左側面には、ギターアンプとミキサーへの出力端子を備える。

 ちなみに、このギター、ドラム、ベースのセッションを、どんな機材で音を出すか、という点でもなかなかうまく設計されています。ギターアンプに接続すると、ドラムやベースもギターアンプでキレイに聴けるようにイコライジングされるし、ミキサーに接続すれば、それでうまく鳴るように調整されます。また、ギターアンプとミキサーの両方に接続した場合はギターの信号だけがギターアンプに流れるようになるため、ここにエフェクターを噛ませるといった使い方もできるのです。

ROLLY×週アス Vol.41

 ROLLYさんもかなり気に入ったようですが、これはかなり画期的な機材ですよね。これでギター練習をすれば、楽しく続けられそうです。なお、TRIOにはUSB端子が搭載されていますが、これはオーディオやMIDIを流す目的のものではないようです。今後、ファームウェアがアップデートされた際にこれを通じて更新するそうなので、いずれ機能強化もあるのでは……と期待しているところです。

 記事の感想はROLLYさんのツイッター(@RollyBocchan)まで。

TRIO Band Creator
●実売価格 2万9000円前後(記事作成時の価格です)
●DigiTech(正規輸入代理店:神田商会)

ROLLY×週アス Vol.41

ROLLY’S ROCK CIRCUS
〜70年代の日本のロックがROLLYに与えた偉大なる影響とその影と光〜

●KING RECORDS ●発売日:2015年7月8日 ●定価:3000円+税

2015年にデビュー25周年を迎えるROLLYさんが、'70年代ジャパニーズ・ロックの超名曲をズラリとそろえた究極のトリビュート・アルバムを発売! 少年時代のROLLYさんに多大なる影響を与え、いまも愛してやまない名曲の数々が、ROLLYさんのハードロック魂を注入されたことで新たな魅力をまとい生まれ変わる!! アルバムのレコ発ツアーも開催。詳細は、以下の公式サイトや公式Facebookページをチェック!

●関連リンク
welcome to ROLLY net .com(ROLLY公式サイト)
ROLLY公式Facebookページ
藤本健の“DTMステーション”

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