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Skylakeこと第6世代Coreの内蔵GPUのEU数は最大で72基であると判明:IDF15

2015年08月19日 10時30分更新

 どもどもジサトライッペイです。米国サンフランシスコで開催中のIntel Developer Forum 2015にやってきました。

 8月5日にLGA1151ソケットのデスクトップ版を発売した第6世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Skylake)ですが、その内蔵GPUの詳細がわかってきたのでご紹介いたします。

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 Skylakeの内蔵GPUは今までのGT1、GT2、GT3のほか、GT4というバージョンが存在します。それぞれ、サブスライスと呼ばれるEUの塊があるんですが、デスクトップ版の第6世代Coreに採用されているIntel HD Graphics 530はGT2にあたり、サブスライスが3つでサブスライス1個あたりのEU数は8基となります。つまり、合計EU数は24基でした。

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 いずれ登場するであろうGT3はサブスライス3つの塊(スライス)が2つで、合計EU数は48基になります。さらに上位のGT4では、スライスが3つになり、合計EU数は72基と一気に増えます。まだ、GPUの名前は不明ですが、これまでの命名ルールだとGT3以上はIrisブランドになるのは明白です。

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 第6世代Coreの内蔵GPUと言えば、3D性能だけではなく、メディアのデコード/エンコードも話題ですね。高速エンコード機能“Quick Sync Video”では次世代の高圧縮コーデック“HEVC/H.265”にも対応しています。しかしながら、エンコード対応はHEVCの中でも8bitまでとなっており、10bitはデコードまでとなっているようです。

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 第6世代Coreの映像出力は独立3画面サポートですが、映像インターフェースによって、解像度とリフレッシュレートが異なります。DP1.2では最大4096×2304ドット/60Hzまで、DPからHDMI2.0に変換した場合は最大4096×2160ドット/60Hz、HDMI1.4では最大4096×2160ドット/24Hzとなります。ノートPCなどの内蔵ディスプレーでeDP1.3で接続している場合は、最大4096×2304ドット/60Hzまでサポートしています。

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 インテルのCPU内蔵GPUもすでに9世代目になっており、その性能はどんどん上がってきています。最新の第6世代Core内蔵GPUはDirectX12に対応し、EU数は最大72基でその性能は6年前のIron lake比べると1152GFLOPSと26倍以上にもなっています。インテルはプロセスルールの微細化による恩恵をほとんどGPUの領域拡張に使ってきた証拠ですね。GT4のIris Proの登場が待ち遠しいです。

■関連サイト
IDF15

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