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AppleサイトリニューアルでWe'll be back soon.はもう見れない?

2015年08月07日 12時15分更新

 みなさん、おはこんばんちは。ギリギリ週刊アスキーの矢崎でございます。いきなりの行動で人々を楽しませるのが大好きなAppleがサイトをリニューアル。日本も例外ではありません。

Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに
Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに
Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに
Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに
Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに

 パッと見、元々こんなんじゃなかったけと思いますが、ストアのタブがなくなっております。商品をクリックすると、紹介ページへ飛ぶわけですが、ここの見せ方もいかにもアップルらしいですよね、1枚絵でストーリのように解説していて、どんどん欲しまりますわぁ。

Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに

 ストアのタブがなくなり、どうなったかというと、常に右上に購入ボタンが表示されております。そう、商品紹介を読んでいる途中、いや読む前に欲しくなっちゃったとしても、その瞬間ポチれてしまう恐怖のシステムが導入されたのです。

Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに
↑「迷わずポチる」と書いてあります。私にはそう見えます。
Appleがサイトをリニューアル よりポチってしまう感じに
↑あとは極めて少ない手順で手続きを進めることができます。もう、その商品はアナタのモノよと言わんばかりに……。

 なお、ストアのURL(store.apple.com/jp)は公式サイトにリダイレクトされ、実質消滅しております。

 これまで新商品発表の際に「We'll be back soon.」となり、全裸の我々をドキドキさせてくれましたが、今後はどうなるでしょう? あれにはパフォーマンス説とシステム説がありましたが、前者なら継続、後者ならなくなりそうです。とはいえ、また何らかの方法で我々をワクワクさせてくれるに違いありません。ワクポチ。

 みなさん、こんばんは。ここからは、いまだに週刊アスキーの吉田が追記させていただきます。さて、ASUKAがリスキー以外で珍しく記事を書きましたが、ワタクシがお伝えするのは、その続報です。リニューアルにより、「iPhoneがほかとは違う理由」ページが登場しています。

Apple Store

 「iPhoneがほかとは違う理由」ページでは、単純なスペック紹介ではなく文章を読ませるレイアウトになっています。

Apple Store

 注目ポイントはいろいろあるのですが、セキュリティーに関してはiPhoneがAndroidよりも優れている点かと思います。App Storeの審査をすり抜けて公開される詐欺アプリや、フィッシングメールなどを完全に除去できるわけではありませんが、各アプリはサンドボックス化しているほか、ほかのアプリのデータにアクセスする際にはOSを介する必要があります。

 一方のAndroidはどうかというと、Google Playでの審査はAppleほど厳密ではありませんし、設定を変更すればGoogle Play以外で配布されているアプリも入手できます。さらに、「Stagefright」と呼ばれるMMSを受信するだけでAndroidが丸ごと乗っ取られる最悪のセキュリティーホールが見つかりました(関連記事)。なんと、Android 2.xからあったセキュリティーホールだったそうです。

 Android端末はハードウェア制限でOSをメジャーバージョンアップできない機種も多く、最新の5.x(Lollipop)にアップグレードできる機種も最近の機種に限られています。しかも、OSに近いところで動き、アンインストールできず、強制終了してもゾンビのように復活するキャリア専用アプリをたくさんプリインストールしているため、米グーグル社が新OSを発表しても、このキャリア専用アプリとの互換性の問題で、なかなか最新バージョンにできないのが現状です。

 つまり、Stagefrightが攻撃するセキュリティーホールを防ぐパッチをグーグルが配布しても、国内キャリア版のAndroid端末にはすぐには適用できない可能性が高いでしょう。グーグルが4.x以前のバージョンのパッチを用意するかどうかもわかりません。結果、危険な状態がかなり長く続くというわけです。

 iPhoneはどうかというと、2015年8月3日現在、iOSのバージョン別シェアでiOS 8が85%、iOS 7が13%と直近の2バージョンで98%のシェアです。iOS 8では、4年前に発売されたiPhone 4Sまでをサポートしているので、仮にStagefrightのようなセキュリティーホールが発見されても、iOS 8向けのパッチを用意すれば多くのユーザーが端末乗っ取りなどの危険にさらされることはありません。キャリア版のiPhoneであっても、Apple純正以外のアプリをプリインストールできないので、キャリア専用アプリの互換性の問題でセキュリティーパッチの提供が遅れることはありません。

Apple Store
Apple Store
Apple Store
Apple Store

 ASUKAが前述していますが、iPhoneの特徴を説明するページを読んでいくと最後にポチれるページが登場して思わず買ってしまう悪魔の仕掛けももちろん用意されています。

Apple Store

 なお、新しいサイトレイアウトでは、ちょっと見逃してしまうかもしれませんが、アクセサリーなど他社製の製品もAppleのサイトで購入できます。iPhoneのトップページ上部にあるメニューから「アクセサリ」を選べばOKです。

Apple Store

 製品情報サイトとショッピングサイトを融合したことで、一般的にはなかなか見られないようなページもあります。Appleが自社サイトで他社製の製品を数多く紹介しているんです。オンラインストアとして考えると普通とはいえ、「一瞬、Apple製品かと思うほど自然な感じのレイアウトです。

Apple Store

 もちろん、製品カテゴリー別にアクセサリーをチェックすることも可能です。

Apple Store

 個人的には、セキュリティー面だけを考えても十分、iPhoneに乗り換える理由になると思います。仕事で使うスマホは特に。

●関連サイト
Apple(日本)

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