2015年08月06日13時00分

日本参入も決まった格安ハイエンドスマホメーカーがつくる“Elephone”がスゴイ

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 先日日本参入を突如発表した中国メーカーのスターデジタル。同社のスマホが別の意味でも話題になっています。同社はすでにODM(相手先ブランド)でスマホを多数製造していますが、Elephoneというメーカーが出している端末がどうやら同社製のようなのです。なかなか侮れないスマホが多いので、今回はElephoneに注目してみました。

Elephone
↑スターデジタルの『One Five F1』。
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↑Elephoneの『S2』。

 スターデジタルの『One Five F1』と、Elephoneの『S2』はどちらもダイヤモンドカットが特徴な背面仕上げ。本体サイズはどちらも全く同じ70(W)×6.8(D)×143(H)ミリ。なお、5.5インチモデルの『F1L』と『S2-Plus』もどちらも77(W)×6.9(D)×153(H)ミリ。Elephoneはファブレスメーカーであることを考えると、スターデジタルが製造していると考えて間違いないでしょう。

 なお、Elephoneのモデルが直接日本に投入されるわけではありません。F1、F1Lはディスプレー解像度がフルHDに上がっていますし、チップセットもオクタコアの『MT6753』に。スターデジタルは日本参入に当たりきっちりと高スペックの製品に仕上げてきたということでしょうか。

Elephone
↑今回はElephoneの最新スマホをご紹介。

 スターデジタルは海外向けに多数のODM製品を出しています。それらを紹介するのも面白いのですが、どうやら同社製っぽい製品を導入しているEleponeのスマホも結構特徴のある製品ぞろい。しかも、ハイエンド品もいろいろ出しています。今回はスターデジタルつながりのElephoneのスマホをいくつか紹介したいと思います。

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↑WQHDディスプレーにメモリー4GBと指紋認証で3万円台の『Vowney』。

 今月にも発売される予定の『Elephone Vowney』は無名メーカー品とは思えないハイスペックなスマホ。ディスプレーは5.5インチWQHD解像度(1440×2560ドット)、チップセットはMediaTekの『Helio X10』(オクタコア、2.2GHz)、メモリー4GB、ストレージ32GB、背面カメラは2000万画素、正面カメラは800万画素。背面はカメラの下に指紋認証センサーを搭載。もちろんLTE対応。これでお値段299ドルと3万円台の価格は驚異的です。

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↑狭額ディスプレーなどデザインもいい。

 ディスプレーは狭額縁仕様で前面に無駄な空間がありません。背面はカメラと指紋センサーの2つの丸窓が並び、どことなくアナログ的な印象も受けます。側面は上下にネジのようなデザインがあり、手作り製品のような感じ。iPhoneスタイルの製品が増える中で、むしろGalaxy Noteっぽさを感じられるVowneyのデザインはクール感満載です。大手メーカーの新製品にまけじとこの夏大きな話題を提供してくれる製品となるでしょう。

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↑5350mAhの大容量バッテリーを搭載する『P5000』。

 『Elephone P5000』はその名が示すように5000という数字が特徴の製品。内蔵バッテリーが5350mAhと超大容量なのです。一般的な使い方なら4日間充電なしで使えてしまうとのこと。しかも、急速充電に対応し1時間で70%の充電が可能。つまり、1時間充電すれば約3日間使い続けることができるのです。また、これだけのバッテリー容量を本体だけで使うのはもったいないですよね。OTG対応ケーブルをつなぐことで、ほかのスマホなどを充電できるモバイルバッテリー機能も搭載しています。

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↑4G非対応が残念、2万円ちょいの値段は魅力。

 本体サイズは73.6(W)×9.3(D)×146(H)ミリと思ったよりも薄め。ただし、重量は206グラムと大容量バッテリー搭載のため若干重くなっています。チップセットは『MT6592』(オクタコア、1.7GHz)、メモリー2GB、ストレージ16GB、ディスプレーは5インチフルHDとなかなか悪くありません。ところが、通信方式がW-CDMA/GSMでLTEに非対応なのが残念。一方でホームボタンには指紋認証センサーを搭載しています。価格は189.99ドル、約2万3600円と安めなのでそこは割り切って使うべきでしょう。

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↑Elephoneのこだわり、それは指紋認証。
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↑ミッドレンジ以上の端末に搭載。

 Elephoneの現行モデルは10数機種。それらを見るといくつかのモデルには共通の特徴がみられます。それはカメラに下にセンサーが付いていること。これらはいずれも指紋認証センサー。Vowneyのように丸いものもあれば、黄色いカラフルなボディーが特徴の『P2000』のようにカメラ直下に長方形のものを設置したもの。

 そして、3色の高級感あふれるボディーが特徴の『P3000』は正方形のものを搭載。P5000はホームボタンでしたが、このように新興メーカーで指紋認証センサーを多数のモデルに搭載しているのはElephoneくらい。これは同社の最大の特徴と言っていいのかもしれません。価格は254.99ドル、約3万円ちょいです。

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↑カーボン調の背面仕上げな『P3000』。

 上品なカーボンのような背面仕上げのP3000はこれまた非iPhoneスタイルで好感のもてるデザイン。メモリー3GB、5.5インチフルHDディスプレー、LTE対応とこれまた結構イケちゃうスペック。チップセットは『MT6753』(オクタコア、1.3GHz)、カメラは背面1300万画素+正面500万画素。バッテリーはこれも大きめで4165mAh、本体サイズは76.6(W)×9.2(D)×155.2(H)ミリ。価格は209.99ドル、2万6000円ちょいです。

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↑シャオミのOS“MIUI”と革張りな高級機『P10c』。

 ElephoneのスマホはAndroid以外のOSのインストールもサポートしているモデルがあります。とはいえ、入れ替えできるのはAndroid系のもの。有名なところではシャオミの独自OSの“MIUI”などがあります。この『P10c』は最初からMIUIを採用したモデルで多数のテーマの切り替えが可能。1年前の製品ですが今でも人気があるとのことです。なお、現行モデルでも多くの製品向けのMIUIがElephoneのWebサイトからダウンロードできます。

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↑9000円のLTEスマホ『G2』。

 Elephoneは格安系のスマホも出していますが、この『G2』は74.99ドル、9330円ながらもLTEに対応。これ日本向けに出したらMVNOの低料金SIMとセットにして本体無料でも販売できそうですね。4.5インチFWVGA解像度(480×854ドット)とディスプレーは小さ目ですがカメラは800万画素と頑張っています。チップセットは『MT6735M』(クアッドコア、1.3GHz)、メモリー1GB&ストレージ8GBはエントリーモデルなら妥当なところ。なんといっても1万円を切っちゃってますから、カラバリごとに複数買って“1端末1アプリ”として使ってもいいかも。割り切り感のあるモデルです。

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↑謎の“Android BOX”はカメラも搭載。

 最後にご紹介するトイレットペーパースタンドのような円筒型の製品は『Elephone TV BOX』。ちょっと前に流行ったTVなどのHDMI端子に接続するAndroidスティックとほぼ同じ製品です。本体背面にはHDMI出力、USB×4、LAN入力の各端子を搭載。OSはAndroid 4.4.2で、Miracastによる出力にも対応。なおチップセットは、『RK3188』、メモリーは1GB、ストレージ8GB。

 さらにカメラを上部に搭載しているのでSkypeなどでのビデオ通話も可能。スマホから室内を監視するリモートカメラにもなります。実売価格は70ドル程度とのこと。

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↑Elephoneもこれから要チェック。

 Elephoneは新製品を出したからといって発表会を開催するわけではありませんし、その製品はほとんどODM品。とはいえ、品ぞろえは気になるものがそろっており、無名ながらもツボをついた製品だらけ。「何か面白いスマホはないかな」と思ったら、ネットでElephoneを検索すると意外な製品が見つかるかもしれませんよ。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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