2015年07月25日16時00分

エアコン要らずの42連ファン!世界一涼しいパソコンが爆誕

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 どもども、ジサトライッペイです。早いもので秋葉原で開催予定の自作PCイベント『ASCII.jp CAFE~ジサトラ 夏の爆買い祭』もいよいよ明日(7月26日)に迫りました。ファンを42個搭載した前代未聞の自作PC“大風連丸”の制作も順調に進み、ついに昨日完成しました。これまでの制作過程は記事末の関連記事を参照していただくとして、本稿では既報でお伝えしたところから完成までの過程をレポートします。

大風連丸

 こちらは大風連丸のウイングパネルです。右と左の2枚で、1枚あたり14cmファンが9個付いています。設計図を描き、長さを指定してアルミフレームを発注し、それを組み立てて、ボール盤でファン用の穴を空け、結束ケーブルで1個ずつファンをくっつけていくとこうなります。自分の脳みその中にあったものが、こうやって現実のものになる瞬間っていいですよね。DIYの醍醐味です。誰もいなくなった深夜の編集部でずっとニヤニヤしてました。疲れがぶっ飛ぶ瞬間です。この調子で次々とフレームにファンを取り付けていきます。

大風連丸

 天面は12cmファンが8個付けました。風向きは排気です。大風連丸のテーマは“夏向けの涼しいPC”なので、なるべく周りにいる人が涼めるように底面以外はすべて排気にして、360度風を感じるPCにします。

大風連丸

 背面は14cmファンが1個、8cmファンが2個、14cmファンが2個という組み合わせ。特に意味はありませんが、電源ユニットにかぶらず、マザーボードのインターフェースを避けて設計したら自然とこの構成になりました。

大風連丸

 前面は光学ドライブ、ファンコン×2を入れるスペースの下に12cmファンを4個付けました。昨今光学ドライブを使うこともだいぶ減り、ファンコンもお金がかかるもの。ゆえに、思い切ってファンで全面埋めても良かったのですが、企画の発端が普通のPCに付けられるファンの最大数を調査する、だったのでオーソドックスなパーツはなるべく省かないようにしました。早い話、“自分縛り”ですね。一人遊びの楽しさを上げるための重要なルール作りです。

大風連丸

 底面は8cmファンが3個で12cmファンが2個です。ここままでで、ファンの合計数はウイングパネル18個、天面8個、背面5個、前面4個で底面5個を合わせて40個。実はここにあと2個の12cmファンがついて“42個のファン”とうたっていたのですが、僕の設計ミスでキャスター部分のスペースを考えておらず、結局あきらめました。でも、ほら、あれです。CPUクーラーと電源ユニットのファンを入れれば、42個ですよ! だめです?

大風連丸

 じゃあーキャスターつけなきゃいいじゃん、と思うかもしれませんがこのキャスターが移動のときにすごく便利なんですよ。大風連丸を確実に、事故なく、『ASCII.jp CAFE~ジサトラ 夏の爆買い祭』に持って行くための必要なデザインなのです。まあ、本音は再度ボール盤で穴空け作業をするのがすごくめんどうになったからなんですけどね。

大風連丸

 お次はマザーボードの取り付けです。ここはファンとは違って、結束ケーブルでそのまま付けるとマザーボードの裏側がフレームに触れてショートする可能性があるので、ホールにゴム足を敷いて高さを調整します。

大風連丸

 トラブルです。穴から結束ケーブルが出てきません。正確に表現すると頭だけひょこっと出ているのですが、フレーム間の距離が狭すぎて、手持ちのペンチでギリギリつかめない距離だったのです。というわけで、

大風連丸

やっぱりまた分解して、ついでにボール盤作業もやり直すハメになりました。最悪です。イベント二日前にやる作業工程じゃないです。フレームの強度を確信できたので、フレーム間距離を空けるために何本か間引き、マザーボード固定用の穴も結束ケーブルが貫通しやすいよう、フレームの逆サイドまで空けることにします。

大風連丸
※写真はボール盤初挑戦のときのものです。手袋を使ってのボール盤作業は大変危険なのでマネせぬようお願いします。

 ボール盤作業が終わったら手早くフレームの組み立てを行ない、急いで配線作業に取りかかります。

大風連丸

 まずはウイングパネルのファンケーブルをainexの四股分岐ケーブル『WA-864PS』でまとめます。僕が選んだ14cmファンは3ピンですが、PWM対応の4ピンもいけます。ちなみに、パルスケーブルがついているのはひとつのみで、ほかの3つは3ピンです。電源はペリフェラル大4ピンからとるなので、ファンコンによる直接制御はできません。まあ、案の定購入してからファンコンにつないでその仕様に気付きだいぶ落ち込みましたが……。要は電源ピンがファンコンのほうにいかないと、回転数制御が効かなかったわけです。みなさまは僕と同じ間違いはしないよう、お気をつけて。

大風連丸

 たくさんファンを買って安心してましたが、不具合があると困るので動作テスト。見事にウイングパネルに付けた18個は元気に回転しておりました。ファンの内側に4つのLEDがあるのですが、すごくキレイにまーるく光ってていい感じです。これは良い買い物でした。ちなみに今回使用した12cmファンはCorsairの『AF140 LED Quiet Edition』のブルーモデル(型番:CO-9050017-BLED)ですが、ほかの色(ホワイト、パープル、レッド)もあるので、そのへんはお好みでどうぞ。

大風連丸

 ウイングパネルの動作チェックが終わったら早速メインフレームに蝶番で取り付けます。

大風連丸

 この蝶番もアルミフレームを購入したユキ技研のLECO Shopで購入しました。キャスターに扉システムなど、加工要らずで六角レンチだけで簡単に作業できるのはありがたいです。

大風連丸

 さて、ファンの電源は分岐ケーブルでまとめたとはいえ、それでも電源ユニットからペリフェラル大4ピンの数が足りません。そこで、また分岐ケーブルの出番です。用意したのはペリフェラル大4ピンを二股にするainex『D2-1501B』と、SATA電源端子を二股のペリフェラル大4ピンにする『S2-1501C』。これらを組み合わせてどんどんつないでいきます。

大風連丸

 気の遠くなるような配線量でしたが、なんとか全部つなぎ形になりました。さて、お待たせいたしました。みなさま、こちらが世界一ケースファンが多い(2015年7月25日時点、週刊アスキージサトラ調べ)ミドルタワー自作PC『大風連丸』でございます!

大風連丸

 そして、こちらが世界一ケーブル配線が汚いPC『大風連丸』の中身です。ファンやマザーボードの固定で大活躍した結束ケーブルもさすがにこの状態では手も足も出ずといった感じでした。なお、この画像を見て万が一具合が悪くなった方がいましたら、ごめんなさい。

大風連丸

 ウイングパネルを閉めるとわりとしゅっとした見た目に。ふだん使いではクローズモード、PC作業で疲れてちょっと涼もうかなーというときはオープンモードで扇風機代わりに使えるPC、それが大風連丸です。ちなみに制作費用はもろもろ入れるとマザーボードや電源ユニットなどのシステム部を抜いても15万円ぐらいです。製作期間は約2週間。昼間はIT編集者、夜はファン好きのマッドサイエンティストとして頑張って来たせいか、完成してから咳が止まりません。たぶん風邪をひきました。

大風連丸

 電源を入れてみるとご覧の通り。涼しげですよね? 実際、風邪をひくほど涼しいですよ。明日(7月26日)も関東は最高気温36度と暑い日になりそうですね。秋葉原にいらっしゃったら、ぜひ『ASCII.jp CAFE~ジサトラ 夏の爆買い祭』に涼みにきてくださいね。大風連丸オープンモードでお待ちしておりますゆえ。

■関連サイト
ASCII.jp CAFE~ジサトラ 夏の爆買い祭
ユキ技研 LECO Shop

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