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日本が台湾に愛されすぎな件 画像素材需要急上昇中のアジアへPIXTAが進出

2015年07月16日 21時30分更新

 写真、イラスト、動画素材サイトの“PIXTA(ピクスタ)”は、海外2拠点目となる台湾支店を2015年7月7日に設立したと発表した。2015年1月~6月末までの台湾からの画像ダウンロード数は前年同期比5倍増で伸びており、日本の素材需要の拡大に対応するための台湾進出となる。同社は今後、アジアでの展開を加速していくとしている。

 7月16日より、現地での活動を開始し、まず観光地や食材など日本らしい素材を集めた特集ページも同時公開した。

PIXTA

 ダウンロード数増加の背景には、親日国であることに加えインバウンド需要による日本への旅行客の増加が挙げられている。たとえば、人気の東京や富士山の画像、また北海道の風景やカニなどの海産物の画像を旅行関連会社がパンフレットに利用するといったカタチだ。

PIXTA

 ほかにも日本人の人物素材も人気があり、美容や健康などの分野で素材として使われている。台湾のユーザーに実施した欲しい画像テーマのアンケートでも人物が50.7%と半数を締め、人種でも日本人が圧倒的に1位となっていた。

 無料のストックフォトなども登場しているが、同社が使われる理由にはユーザーが参加し素材をアップロードしてダウンロード数により収益を得られるなど、プラットフォームとしての側面があり、幅広いテーマの素材をもっていることとが挙げられている。またコンプライアンスの意識が高い企業は有料のサービスを選ぶという点で、ストックフォトとしては安い価格帯の同社が使われやすいようだ。

■関連サイト
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