2015年07月10日07時00分

次世代Apple Watchでは何ができるようになるか

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FaceTimeは当たるかもしれないが、バッテリーの減りも早くなる(ReadWrite Japan提供記事)

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9to5Macによれば、アップルは無線サポートのほかに、FaceTimeカメラを次世代のスマートウォッチに搭載したいようだ。

Apple Watchが市場に出てまだ数ヶ月しかたっていないが、デバイスの次世代について取り組む理由は多くあるだろう。推測される売り上げではようやく300万台に届こうとしているにすぎない。(アップルは正式に数字を発表していない)

同社はまた、1000ドルのステンレスモデルと1万ドルのゴールド版の差も埋めたいだろう。情報源は1000ドル以上のいくらかになるプレミアム価格のバージョンの登場を主張している。この二つのモデルの間に異なる素材を使ったものを出す余地はいくらでもある。

この筋書きがうまくいけば、アップルはスマートウォッチへの興味を掻き立てるより多くの機能やオプションを打ち出してくるだろう。しかしそれが最終目的なのだとしたら、既に電池の容量で苦しんでいるデバイスにより多くの電力を使う機能を詰め込むことになる。

忍び寄る機能

スマートウォッチが単独で使われる必要があるのはどのような時だろう?

スマートウォッチが単独で使われる必要があるのはどのような時だろう?

サイトの看板ライター マーク・ガーマンは信頼できるリーク情報の提供におけるベスト記録の持ち主だ。彼のレポートは多くのただの噂よりも信頼が置ける(最近ではiOS9のいくつかの機能について、WWDCの発表前にリークした)。

彼の情報が今回も正しいのであれば、第二世代に当たるApple Watchにはベゼルにカメラが取り付けられるほか、より独立性を高めるために無線通信機能が搭載される。

Apple Watchが単独で出来ることはApple Payへのアクティビティトラッキングなどに限られており、何かをするためには大抵iPhoneが必要になる。9to5Macは「アップルはiPhone抜きでも成立する独立性を得る為、ウェアラブルでの新しい動的なワイヤレスチップを搭載しようとしている」と説明する。WiFiを使ってメールやメッセージ、天気予報のチェックを行う場合、iPhoneへの依存が減ればAndroidが割って入る余地も生まれてくる。それが公式なサポートによるものか脱獄しなければならないかはさておいて。

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スマートウォッチの独立性はランニングやサイクリングなど外出時に携帯を持ち歩きたくないときに大事な要素となる。このようなケースではWiFiサポートよりもGPSトラッキング(Android Wearでは最近サポートされた)の方が役立つこともあるだろう。

ともあれ、WiFiが使えることでネットワークをサーチしてないときでもApple Watchの電池の減りがひどいことになるのは避けなければならない。

FaceTimeカメラが搭載される可能性は更に驚かされるものだ。サムスンは既にGalaxy Gearにカメラを搭載することを試みたが、これはうまくいかなかった。アップルがスマートウォッチからのビデオ通信を提供したいのであろう事を考えると、ハードウェアについての話はさほど重要ではないかも知れない。

↑初代のGalaxy Gearにはバンドに取り付けられた陳腐でしょうもないカメラが搭載されていた

↑初代のGalaxy Gearにはバンドに取り付けられた陳腐でしょうもないカメラが搭載されていた


考えてみるといい。タッチスクリーンは電池を最も食うデバイスだ。(なのでPebbleはスクリーンにe-paperを選択した) ビデオチャットのために長い時間腕を上げてるのは苦痛でありえるが、ただでさえなけなしのバッテリーをFaceTimeで更に削られることは更に大きな問題だ(ガーマンのレポートによればApple Watchは一日中普通に使って電池の残量が30~40%になるという)。

更に彼によれば、初代のApple Watchが抱えている電池の問題は次世代のものでも解決されないという。しかし実用上の問題を考えて、そのようなことがありえるだろうか。

明らかな点が一つあると思う。次世代Apple Watchで電力面の改良がないのであれば、少なくとも改悪するようなことがあってはならない。さもなければバージョン2は大コケのリスクを抱えることだろう。

数字が示すこと

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FaceTimeが搭載されることを喜ぶユーザーは間違いなくいるだろう。しかし一般的に言って、用意される内蔵スペースには、カメラではなく大容量の電池を詰んだほうが良い。

おそらく我々は電池の寿命が延びさえしてくれればいいのであって、色んなモノがゴテゴテと付いてくることを望んではいない。もっとも不満な点は電池以外にもあるようにも思えるが。

これから更に多くの端末が出荷されるところなのかも知れないが、ともあれアップルはついにApple Watchを店舗に搬入した。アップルは売り上げについて公式に数字を発表していないが、マーケットアナリストのSlice Intelligenceは6月半ばで279万台だとしている。

これは同社の製品がいつもリリース時にかなりの台数がはける事を考えると低い数字のように思える(iPhone6は売り出してから最初の週末で1000万台売れた)。

もちろんアップルも含めてスマートウォッチがiPhone6の売り上げに迫るなどと思ってはいない。見積もりの販売台数は一見、2010年のiPadとだいたい同じくらいだ。

これがすばらしいことの前兆とは限らない。iPadの販売数はその後に下落した。アップルの長期的戦略上、スマートウォッチの販売にiPad以上に賭けている部分があるのかも知れない。

アップルにとって「もっともパーソナルなデバイス」であり、携帯からコンピュータ、スマートホームにTVなど同じくパーソナルなデバイスがある中、Apple Watchはこれらへの重要なアクセスポイントとして大きな成功を収める必要がある。

アップルはApple Watchの価値を理解しているかもしれないが、顧客がそれを使って何をするのかについては分かっていないかもしれない。Apple WatchおよびAndroidウェアラブルが去年から抱えている全体的なテーマの一つに、結局我々はこの新しく出てきたデバイスを何に使ったらいいのかわからないという事がある。

このような状況の中で、アップルや他社が新しい機能を追加する動きをとるのは驚くことではない。しかし長期的に考えると、まず基本的な部分をまともにする方が良いのではないだろうか。

画像提供:
トップ画像:Adriana Lee for ReadWrite
Apple Watch display画像:Shinya Suzuki
Sony Smartwatch 3画像:Sony
Galaxy Gear画像:Samsung

David Nield
[原文]


 

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※本記事はReadWrite Japanからの転載です。
次世代のApple Watchは初代より不便になるだろう

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