初出時、256kbps相当と算出しましたが、計測方法を変更したところ170kbps相当に落ち着きました。聴き放題サービスとしては高ビットレート配信であるという分析結果は変わりませんが、ビットレート再計測結果を反映して本文の一部、またタイトルを改めました。
Apple Musicの最大の疑問の1つが「果たしてこのストリーミングのデータ通信量はどれくらいなのか?」。
標準状態ではモバイル通信を使わない設定にはなっていますが、だからこそ、スマホ回線でのパケット消費は気になります。
週アス編集部の独自調査の結果、LTE接続時のストリーミングビットレートは200〜250kbps170kbps程度ではないか?と算出しました。
計測方法は、ある曲を再生した際のデータ通信量を監視し、ビットレートを算出するという基本的な方法を使っています。
・テイラー・スウィフト Welcome to NewYork(3分33秒) データ消費6.7MB(=およそ264kbps)
・氣志團 One Night Carnival(4分58秒) 6.8MB(=およそ191kbps前後)
※WiFiをオフにして、LTE接続のみでデータ通信量を計測
・カーリー・レイ・ジェプセン Run Away with Me(4分11秒) データ消費量5MB(=およそ167kbps)
・キマグレン LAST SUMMER(4分23秒) データ消費量5.2MB(=およそ166kbps)
※WiFiをオフにした状態でLTE接続にて数曲再生した後、指定の楽曲を再生した際のデータ通信量を計測
仮に数値を丸めて256kbps170kbps前後だとすると、7GBプランで利用している場合でも1日3.3時間程度の利用×30日で、7GBに達してしまう計算になります。実際にはそのほかアプリ利用のデータ通信もあるわけですから、極端にいえばもっと早く、7GB制限に至ることになります。
そもそも、ストリーミング時に標準で256kbps170kbpsレベルで配信するというのは、聴き放題サービスとしてはかなりの比較的高音質です。以下一覧にまとめます。
表を見るとわかるように、一般的な月額制音楽配信サービスはストリーミング時の音質設定ができます。
一方、Apple Musicは、いまのところ音質設定という概念が無いようです。Apple Musicの元になったとされるBeatsMusicにはスタンダード/ハイクオリティの2段階だけですが、音質設定はありました。
Apple Musicの場合、おそらくは回線品質に応じて自動調節する方式だと思いますが、64kbpsや128kbpsなどに割り切ってデータ通信量をもっと抑えたいという人は多いでしょう。
ちなみに僕の話しでいうと、他サービスですが屋外でスマホのLTE通信で聴くときは音質は割り切って64kbpsなど低めに設定してます。
Apple Musicでパケ死(=7GB制限)回避するためには?
音質設定がない以上、通勤・通学で毎日聴きまくるという人には、ダウンロード(オフライン再生)機能を積極的に使っていくことが現状唯一の解決策です。
ストリーミング再生時に、曲の右端の"..."をタップして、"マイミュージックに追加"をタップ |
マイミュージックに移動して、同じく"..."のなかから"オフラインで再生可能にする"をタップ。曲名の右端にアイコンが表示されれば設定は完了。 |
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