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デジギア好きなら絶対に行きたい台湾の新ITビル・三創生活園区がスゴイ

2015年06月26日 16時30分更新

 LCCのおかげで週末でも気軽に訪問できるようになった台湾・台北。5月に新たなITモール“三創生活園区(SynTrend)”がオープンしました。今回はモバイルを中心としたお店案内をお届けします。

三創生活園区
↑光華商場の隣にオープンした三創生活園区(左)。

 市内にはスマホや電脳関連のお店も多数ありますが、ここ数年で大規模なITビルの閉鎖が相次いでいます。台北駅前は三越を挟んで左右にITビルがありましたがどちらも今はその面影もなし。孤軍奮闘しているのが獅子林ビル(西門)と光華商場くらいになってしまいました。ところが、その光華商場のすぐ真横に新たなITビル“三創生活園区”が開業。スマホからPC、カメラ、IoTやウェアラブルまで、IT関連の製品なら何でもそろいます。

三創生活園区
↑土日は入場制限していることも。

 場所は台湾地下鉄(台北捷運)の南港線、新荘線の忠孝新生駅から徒歩数分。台北駅から南港線でわずか2駅です。現在、三創生活園区は隣の光華商場との間に連絡通路を工事中。それまでは地上の入り口が少なく、店内も上下移動のエスカレーターの数が少ないために、一度に多くの人が訪れると入場制限をすることがあります。土日は午前中に訪問したほうがいいでしょう。

三創生活園区
↑1階はキャリアとメジャースマホメーカー。

 7階建ての三創生活園区。モバイル中心に見るなら低層階だけを回るだけでも十分楽しめるかもしれません。まず、1階は携帯キャリアとスマホメーカーが集まっています。プリペイドSIMもここで購入可能です。

三創生活園区
↑大手3キャリアと新興のキャリアのお店。

 台湾はSIMフリーの国なので、キャリアショップで売っているスマホもSIMフリー。キャリアブランド品も基本的にフリーです。ただし、格安な価格は契約時の価格なので単体価格は店員さんに確認しましょう。そして、キャリアでプリペイドSIMを買う時は基本的に身分証明書が2通必要。パスポート以外に免許証かタスポカードなど写真入りの公的機関発行の証明書を持っていきましょう。キャリアによっては1通でもいい場合もありますが、基本は2通必要です。

三創生活園区
↑やはり訪れたいHTCストア。

 メーカーストアはなんといってもHTCへ行きましょう。海外でしか売られていない端末やアクセサリーは見もの。また、限定グッズなどが売られることもあります。

三創生活園区
↑HTCのアクションカメラ、意外と使いやすい。

 日本ではもちろん販売されていないHTC純正のアクションカメラもここでは販売されています。しかも、ほかの国ではほとんど見かけないケースなどのアクセサリーも販売。若干値段が高めではありますが、スマホと組み合わせて使えるアクションカメラを欲しい人はこれも候補に入れたいもの。

三創生活園区
↑OPPOのお店はおねいさんがキャンペーン中。

 週末は各社イベントも実施しています。大手メーカーに混じって新興メーカーのOPPOも店を構えていて、世界最薄4.85ミリ厚の『OPPO R5』などを大々的にプロモーションしていました。もちろん台湾といえばキレーなおねいさん。販促グッズ片手にキャンペーンを行なっていました。

三創生活園区
↑さすが台湾、インテルのお店も。

 PC系のお店は2階に集まっているのですが、やはりインテルだけは別格で1階に店舗を構えています。インテルCPU採用のノートPCからCPU、3Dプリンターなどさまざまなものを展示。また、何かを買うと店内設置のインテルグッズのクレーンゲームの無料券がもらえるなどのイベントをやっていることもあります。

三創生活園区
↑定番のお店はいつも混んでいます。

 ドロイド君が迎えてくれるお店はAndroid端末やアクセサリーのショップ。ドローンやスマートウォッチなどIoT製品も売っていて、これらの一部はiOSにも対応します。サムスンやアップルの代理店が出店しているのは当然でしょうか。そして、スタバもあるのですが場所がいいためかいつも混雑しています。ここでは台湾マグカップをお土産に買うくらいにしたほうがいいかも。

三創生活園区
↑家族や女性も楽しめる2階へゴー。

 1階をゆっくり回るだけでも1時間くらいかかってしまうかもしれません。続けて2階に上がってみると、フロアの半分は生活雑貨やアクセサリーを売っているお店が入っています。ここは女性でも楽しめるので、家族や彼女と来たときはここをゆっくりと見てもらいましょう。台湾オリジナルのステーショナリーなど面白いものもたくさん売っています。

三創生活園区
↑ASUSのお店に立ち寄るのはマスト!

 2階のハイライトはASUSのお店。最新タブレットやノートPCからZenFone全機種まで同社自慢の製品がずらりと展示されています。気になるあの機種もここでじっくりと触って試すことができるのです。日本未発売のZenFoneも売っています。もちろんその場でスマホをを買っても、下のフロアでプリペイドSIMも買えるので便利ですね。

三創生活園区
↑ケースやモバイルバッテリーの品ぞろえも充実。

 アクセサリー類も多数展示されています。豊富なカバー類やカラバリの多いモバイルバッテリーなどついつい買ってしまいたくなるものが壁一面に並べられています。

三創生活園区
↑製品コンセプトや製造工程などの展示も。

 また、特別展示コーナーにはZenWatchのコンセプトモックや、製造工程途中の削り出しのパーツが展示されていました。実製品の展示だけではなく、ASUSの製品の魅力そのものを伝えるショールームとなっているわけです。

三創生活園区
↑PC系の定番メーカーもズラリ。

 そしてソニー、レノボ、エイサー、MSIと、ここにもおなじみのお店が並びます。ソニーはもちろんXperiaシリーズを展示。海外発売で技適があるモデルをここでゲットするのもいいですね。一方レノボは、台湾ではスマホを販売していないのが残念。PCのみを展示しています。

三創生活園区
↑エイサーのスマホもちょっと気になる。

 日本でもスマホを出しているエイサーですが、あまりメジャーな存在ではないですね。ここのエイサーのお店では常時4〜5機種のスマホを販売、エイサーの製品が気になる人はここで実機をチェックしたいものです。

三創生活園区
↑将来は12階までがオープン予定。

 この2階をゆっくり回るだけでもやはり1時間はあっという間に過ぎてしまうでしょう。1階と2階だけでもまだまだ全体の半分以下。しかも、現在は7階までの営業ですが、8階から12階も間もなくオープン予定。これはターゲットを絞ってフロアを回らないと1日かかってしまいます。

三創生活園区
↑3階のカメラを眺めて今回は終了。

 3階はカメラなど映像関連製品フロアー。各社のカメラに加えてメモリーカードも豊富に販売。午前中から回ってここをひと回りするとお昼時でしょうか。地下にはフードコートもあるのですが、こちらも混雑しているので外に出て近場の小籠包屋さんでも行きましょうかね。なお、この上は5階がオーディオ・ヘッドフォンフロアー、6階はホビー関連でフィギュアがズラリ。興味ある人はさらに上のフロアーを目指してください。

三創生活園区
↑台湾日帰り旅行もここに来ればオーケー。

 電脳ビルがあちこちにあった台北ですが、この三創生活園区にすべて集約されたおかげで“LCCを使った週末台北日帰り旅行”の時も、ここに寄るだけでIT関連のものをひと通り見られるようになりました。しかも、隣には光華商場もありますから、IT関連だけを見る台北ツアーをやりたいときも、ここに来るだけでオーケーなわけです。台北旅行が楽しくなる三創生活園区、今度の夏休みぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

三創生活園区(SynTrend)の場所

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