2015年06月19日08時30分

E3発表の新作『FF』が採用したゲームエンジン『OROCHI 3』とは?:E3 2015

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 今回、E3(Electronic Entertainment Exp)2015で発表されたタイトル群は、トレーラーを流し観るだけでもその緻密さや質感にため息が出る。そして光彩の進歩にもおどろかされる。室内外を問わず、みごとな光の処理にはただただ魅入るばかり。

E3で発表された注目作品のトレーラーまとめはこちら

 ゲームの続報は随時公開していくが、ここで技術的な話に少し触れよう。E3で発表されたスクウェア・エニックスの『WORLD OF FINAL FANTASY(ワールド オブ ファイナルファンタジー)』には、シリコンスタジオのオールインワンゲームエンジン『OROCHI 3(オロチ 3)』が採用されていることが公開された。

siliconstudio
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 下記が、スクウェア・エニックスの平野氏からのメッセージだ。

 『WORLD OF FINAL FANTASY』はPlayStation 4とPlayStation Vitaでの同時展開を視野に入れた作品です。
その際に発生した、どうやって各プラットフォームに最適化したゲームを制作していくかという問題に、最も解決に近い答えを用意していただいたエンジンが「OROCHI 3」でした。
 今後も発売までシリコンスタジオさんと二人三脚で、作品のクオリティを突き詰めていきたいと思っておりますのでご期待ください。
株式会社スクウェア・エニックス 第3ビジネス・ディビジョン
プロジェクトマネージャー 平野 智彦

(c)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. 
CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA/YASUHISA IZUMISAWA

■ゲームエンジン『OROCHI 3』

 『OROCHI 3』は2012年6月に販売を開始した、グラフィックス、物理演算、AIなど13のライブラリと、40以上の開発ツールを備えたオールインワン型のゲームエンジンだ。トライ&エラーやプロジェクトごとのカスタマイズを許容する柔軟な設計と、日本人エンジニアによる手厚いサポート体制が特長だという。
 アクション、RPG、FPS、レース、シミュレーションなどのゲーム開発に必要なライブラリやツールがひと通りそろっており、3D及び2Dのグラフィックスに対し、グレア、被写界深度、モーションブラー、レンズエフェクト(光学シミュレーション)、フィルム/感光効果、カラーコレクション、アンチエイリアスなどを掛けることができるポストエフェクト・ミドルウェア『YEBIS 3』も標準搭載されている。これによりゲーム開発の速度や効率を向上させることができるという。PlayStation4、PlayStationVita、PlayStation3、Xbox 360、Windows (DirectX/9/11)といった多様なゲームプラットフォームに対応しているのも魅力だ。

 ほかにもバンダイナムコゲームスのSteam(スチーム)向けオンラインPCゲーム『RISE OF INCARNATES(ライズ オブ インカーネイト/海外向け)』も『OROCHI 3』を採用していることを公開している。

siliconstudio
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■『YEBIS 3』デモ映像

 下記は、バンダイナムコゲームスの馬場龍一郎氏からのメッセージ。

 シリコンスタジオ様とは以前より開発会社としての良好な関係を築いておりました。本作は約3年前、次世代映像表現とスピーディーかつアクション性の高い世界市場で勝負できる日本発の大型タイトルとして企画。その開発の立ち上げにあたり、ハード転換期における将来性や国内開発におけるサポート体制、PC開発環境下におけるスタッフ効率等を社内外で模索・検討した結果、最適なエンジンとして『OROCHI 3』『YEBIS 3』を選択しました。もちろんまだまだ進化を続けるエンジンかと思われますので、本作はもとより他タイトルへの採用を検討しております。
株式会社バンダイナムコゲームス
『RISE OF INCARNATES™』総合プロデューサー
馬場龍一郎 

(c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

■ポストエフェクト・ミドルウェア『YEBIS 3』、レンダリングエンジン『Mizuchi(ミズチ)』

 シリコンスタジオは、7月1日から7月3日にかけて東京ビッグサイトで開催されるコンテンツ東京2015内 制作・配信ソリューション展に出展し、ポストエフェクト・ミドルウェア『YEBIS 3』、および物理ベースのリアルタイムレンダリングエンジン『Mizuchi(ミズチ)』による技術デモが展示される。2014年8月に販売が始まった『YEBIS 3』は、すでに米国の大手映画製作スタジオでからも引き合いがきており、在京キー局のテレビ番組などでも採用されているという。一方、『Mizuchi』は、今夏の販売開始を予定している新製品となる。
 また、シリコンスタジオの子会社でCG制作スタジオのイグニス・イメージワークスの担当者がブースに常駐し、リアルタイムCGに加えてオフラインCGの制作についても相談を受け付けるとしている。企業に属する、もしくは個人の開発者、最新グラフィック技術に興味のある方はブースに立ち寄り実際に体験してみよう。

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■『Mizuchi』デモ映像

コンテンツ東京2015内 第3回 制作・配信ソリューション展
開催日:2015年7月1日(水)~7月3日(金)10:00~18:00
会場:東京ビッグサイト 西1・2ホール
公式サイトはこちら

■関連サイト
シリコンスタジオ公式サイト
OROCHI 3
YEBIS 3
Mizuchi

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