2015年06月03日17時30分

R2-D2冷蔵庫から透明洗濯機、Android冷蔵庫までハイアールが変態家電をマジメに開発中

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 みなさん、こんばんは。いまだに週刊アスキーの吉田でございます。さて、6月2日に東京・恵比寿にてハイアールアジアが発表会を開催しましたよ。発表会は「Innovation Trip! 2015 feat. AQUA」というタイトルで、新製品の発表会というよりも開発中の製品を惜しみなく披露するなど、ハイアールがエッジの効いたメーカーであることを強く印象づける内容でした。

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ハイアールアジアグループの代表取締役CEOである伊藤嘉明氏。
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Android搭載の冷蔵庫「DIGI」-type1」。

 まず、Android搭載の冷蔵庫としてAQUAブランドの「DIGI」-type1」が紹介されました。前面に32インチのフルHDの液晶パネルを2枚搭載しており、さまざま情報を映し出すことができます。ハイアールによると、これは液晶付き冷蔵庫ではなく、冷蔵機能付きの液晶ディスプレーだそうです。会場では、スマホで撮影した写真を即座に冷蔵庫に移し出すなどのデモが披露されていました。

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液晶にはスマホで撮った写真の表示も可能です。 動画や音楽を流すことも可能。

 映像を再生したり、料理のレシピを掲示したりとさまざまな用途に使えそうですね。消費電力が気になりますが。2015年秋にホントに発売予定だそうです。

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オフィスや、より個人向けを狙った小型Android冷蔵庫「DIGI」-type2」。

 冷蔵庫はこれだけで終わりません。2016年発売予定として「DIGI」-type2」の開発も進められています。こちらは、冷蔵庫自体も小型になっているため、液晶パネルは1枚になっています。

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液晶パネルを1枚搭載したコンパクトな冷蔵庫。 オフィスなどでは保存する食品などを液晶パネルで注文可能になる予定です。

 これは、ハイアールが手がける「OFF ICE」サービスの対象製品となっており、ディスプレー上で追加発注などが可能になります。「OFF ICE」サービスとは、オフィスなどに設置する置き菓子のようなサービスです。

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なんと3号機「DIGI」-type3」まで開発中です。

 さらに同じく2016年発売予定として「DIGI」-type3」の開発も進められています。こちらは冷蔵庫を横にしたようなデザインですね。

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業務用のコールドテーブルのように横長ですね。 液晶パネルに暖炉の動画や風景写真などを表示すると奇抜なインテリアになります。

 キッチンではなく、リビングなどに置くインテリア性の高い冷蔵庫を目指しているそうです。液晶パネルはなんと4枚。

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水を一切使わない洗濯機「Racooon」。

 冷蔵庫の次は洗濯機です。AQUAブランドの「Racooon」が紹介されました。簡単に言うと、水を一切使わない洗濯機です。

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スーツなどをハンガーにかけて中に入れます。 オゾンを使って除菌と消臭が可能です。

 オゾンを利用してスーツやジャケットなどを除菌、消臭するというシロモノ。ホテルなどでズボンプレッサーと一緒にあるとかなり便利そうですね。こちらは、2015年6月下旬から発売が開始されるそうです。なお、すでにハイアールアジアのオンラインストア「A by A.com」で先行予約販売がスタートしています。

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カロリーや栄養情報などを引き出せるデジタルスケール「CAL」。

 キッチンスケールでも独自性を出しまくってました。2015年冬に発売予定のAQUAブランドの「CAL」は、デジタルの計量器にカメラが備わっており、食材の重さを計量器で、種類をカメラで認識して栄養成分やおおよそのカロリーなどを教えてくれます。

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素材を上に置くと重さを量れるほか、上部からカメラで撮影して素材がなんであるかを解析。 解析結果はCALとリンクしているスマホで参照できます。

 さすがに調理済みの料理のデータを引き出せないようですが、CALと連動したスマホに即座に食品情報が表示されるのは便利そう。その食材にあった料理のレシピなどが表示されるといいですね。前述のAndroid冷蔵庫と連動するとさらに素晴らしいかも。

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自動ミルク調合機「Auto milk」。

 2016年発売予定として自動ミルク調合機「Auto milk」も発表されました。こちらはボタンを押すだけで、赤ちゃんの月齢にあった量のミルクを適温で作れます。粉ミルクはもちろんですが、母乳にも使えるのがスゴイ。冷凍しておいた母乳をセットすることで、自動的に解凍して適温にしてくれる機能もあるそうです。

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冷凍した母乳を解凍して適温に暖める機能も備えています。

 このミルク調合機ももちろんIoT仕様。ミルクを飲ませた時間(調合した時間)などをログとして残せ、専用アプリで管理できるそうです。今後発売される育児系デバイスとの連携も考えられており、エコシステムを構築するそうです。

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持ち運べる冷蔵庫「Carry」。 内部は2段構造です。

 AQUAブランドの移動式冷蔵庫「Carry」も発表されました。2016年春に発売予定です。

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大きめのキャリーバッグほどのサイズ感ですね。

 バーベキューなどのシーズンにクーラーボックスの代わりに利用できそうですね。

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「魅せる収納」を目指す円形冷蔵庫「Tower」。

 コンセプトモデルとして、円形冷蔵庫「Tower」も発表されました。こちらはリビングなどへの設置を想定した収納を見せる冷蔵庫です。会場には展示されていませんでしたが、見るからに変態仕様です。生肉とかはちょっと保存しづらいですね。

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腐敗の原因となる酸化を防ぐ食料保存庫「Non-Ref」。

 開発中の製品としては、「Non-Ref」と呼ばれる食品保存庫も披露されました。こちらは冷やさないので冷蔵庫ではありません。

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色とりどりのフルーツを入れてリビングなどに置いていくとインテリアにもなりそう。

 腐敗の原因となる、酸化を防止する保存庫です。冷蔵に向いていない食品の保存庫としてリビングなどに置けばインテリア代わりになりそうです。

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披露された新製品の中で随一の変態ぶりを魅せるスケルトン洗濯機「Clear」。

 さらなる衝撃がスケルトン洗濯機の「Clear」。通常の洗濯機はドラムの内側に水流を作り出して洗濯するという仕組みですが、Clearではドラムの外側を使います。洗濯機の外側を透明にすることで、洗濯物が洗われている状態を見られるわけです。

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青いイルミは展示用の装飾ではなく標準仕様だそうです。

 ドラムの内側は脱水槽になっています。いわゆる二層式の洗濯機ですね。

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置物ではなく本当に動くR2-D2冷蔵庫。 正面の部分にフタがあり食品や飲料を詰め込めます。

 社長自らが大好きといっていたスターウォーズの超有名キャラ「R2-D2」をモチーフにした小型冷蔵庫も発表・展示されていました。。

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話しかけると近づいてくる仕様にするそうです。 デカイわりに収納力はいまひとつっぽいです。

 話しかけると近づいてきます。もちろん、冷蔵庫内のものはあらかじめ詰めておく必要があります。RD-D2が取りに行ってくれるという機能は未実装です。

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前面パネルを着せ替えられる冷蔵庫「Colo-mo」。 スターウォーズ過去6作品をモチーフとした着せ替えパネルや、ダーツベイダー仕様のパネルもありました。

 スターウォーズ(ルーカスフィルム)とのコラボで、前面パネルを着せ替えられる冷蔵庫「Colo-mo」のスターウォーズ仕様も展示されていました。スターウォーズのほか、ミッキーやくまのプーさん、アナ雪などのディズニー系や、スパイダーマン、アイアンマンの着せ替えもありました。

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ピンポイントで叩き洗いが可能なハンディー洗濯機「COTON」。スターウォーズ、ディズニー、スパイダーマン、アイアンマンなどとのコラボバージョンや迷彩バージョンもラインアップ。

 マジメな製品もあります。好評発売中のハンディー洗濯機「COTON」は従来3色だったカラバリを期間限定色を含めて24色に拡充。スターウォーズやディズニーなどのコラボもあります。

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変態ぶりは感じされない全自動洗濯機「スラッシュ」。 カラバリは写真のプレミアムゴールドのほか、パッションレッド、オーシャンブルーの3色。

 全自動洗濯機「スラッシュ」。ドラムが手前に10度傾いているため、洗濯物の出し入れがしやすいそうです。

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伊藤社長は「家電」という言葉がキライとのこと。家庭のキッチンで使う電化製品の枠を超え、リビングやオフィスなどでも使えるものに進化させていきたいそうです。

 ハイアールではAQUAブランドを掲げて、常識を打ち破る家電を作り出していくと伊藤社長は力説していました。

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AQUAのキャッチフレーズ。

 ハイアールは中国の企業ですが、三洋電機の事業を一部継承しているため日本をかなり意識した開発を進めているようです。日本で開発した製品をアジアに向けて発信し、最終的にはアジアから世界に伝えていきたいとのこと。

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Android冷蔵庫、R2-D2冷蔵庫、スケルトン洗濯機に囲まれてドヤ顔の伊藤社長。

 発表会後のフォトセッションで伊藤社長はノリノリ。

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RD-D2冷蔵庫を伊藤社長。 スケルトン洗濯機と伊藤社長。 Android冷蔵庫と伊藤社長。

 記者がリクエストする前に、さまざまなポーズを繰り出していました。

 日本の家電メーカーは、アジアからの安価で高性能な製品の攻勢で各社とも決して好調とはいえませんが、デザイン性やIoTを駆使することで付加価値を付けた製品を送り出すハイアールジャパンの戦略はかなり興味深いです。すべての製品が販売されるかどうかわかりませんが、期待したいですね。個人的には、価格が気になるところですね。

■関連サイト
ハイアール
Innovation Trip! 2015 feat. AQUA(PDF)
A by A.com

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