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iPhoneとApple Watchも活用できるMac向け株式投資アプリ「MARKETSPEED」がスゴイ

2015年05月27日 10時00分更新

 みなさま、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、実態は別としてアベノミクス効果によって日経平均株価やTOPIXなどは高値で安定している今日この頃ですね。昨年は、100万円まで(2016年4月からは120万円まで)は非課税のNISAと呼ばれる少額投資非課税制度がスタートするなど、株を始めるにはいい時期かもしれませんね。

 とはいえ、ワタクシはMacユーザー。多くのネット証券の株取引はウェブアプリやデスクトップアプリを使いますが、OS Xをサポートしている証券会社はほとんどありませんでした。つまり、Macで株取引は至難の業というか、Boot CampかParallels Desktopなどの仮想化アプリでWindowsを使うのが安全かつ確実でした。

 そんな状況を解決してくれるアプリ「MARKETSPEED」を楽天証券が今年2月にリリースしたことは知っていましたが、自分には縁遠いジャンルだと思って完全にスルーしていましたが、このたび楽天証券がMacユーザー向けのトレーディングセミナーを開催したので参加してきました。

MARKETSPEED
楽天証券カスタマーエクスペリエンス部の川合恵太氏。

 楽天証券でカスタマーエクスペリエンス部に所属する川合恵太氏が、MARKETSPEEDの導入から運用までを詳しく紹介してくれました。

MARKETSPEED
MARKETSPEEDの「投資情報」画面。「日経225」や「TOPIX」などのマーケット情報のほか為替レートなどを、数値やグラフで一覧できます。右下ではニュースのヘッドラインもチェック可能です。

 MARKETSPEEDはなんとOS Xのネイティブアプリ。普通ならウェブアプリでいいじゃんと考えるところですが、ものすごく気合い入ってます。

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「チャート」画面では、指定した銘柄(企業)の株価の動きを、大きなグラフで細かくチェック可能です。図は「平均足」を示しています。「平均足ってなんだよ?」という方はググってください。
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こちらは「ボリンジャーバンド」。平たく言えば偏差値のような指標です。
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これらのチャートの表示方法は「テクニカル」ボタンをクリックすれば変更できます。
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チャートは、1画面、上下2画面、左右2画面、4画面の4種類の表示方法を選べます。
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こちらは「マイボード」画面。登録した銘柄の株式の値動きを一覧でチェック可能です。株価が上昇傾向だと赤、下降傾向だと緑の地で表示されます。
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銘柄のソートも可能です。マイボードは複数の画面を利用できるので日経平均の主要銘柄などを登録するのも可能です。セミナーでは、Mac向けということで、Apple公表している国内のサプライヤーチェーンを登録するというマニアックな画面も披露されました。

 株式取引アプリというか、金融系のニュース番組のビジュアルとしてよく見かける各銘柄のリスト表示も可能です。この画面はフルスクリーンでも表示できるので、複数のモニターを利用している場合は一方をこの画面にしておくと便利ですね。もちろんMacなので、Apple TVがあれば自宅のテレビの画面にこのリストを表示することも可能です。

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「ニュース」画面では、「日経テレコン21」や「四季報速報」などのニュースが見られます。ヘッドラインを選ぶと下部にニュースが表示されます。
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ダブルクリックすれば別画面でニュースを表示することも可能です。

 個人的も最も推したいのが「ニュース」画面。楽天証券の口座を作っておけば、「日経テレコン21」や「四季報速報」などのビジネスパーソンにとって有益名情報が手に入ります。楽天証券の口座がないと一部のヘッドラインしか見られないので、これらのニュースをタダで読む目的だけの口座開設もアリですね。

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通常は1アカウントあたり月額8000円の日経テレコンがタダで読めます。楽天証券向けのカスタムバージョンですが、これはうれしい。
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日経テレコンでは気になる記事のヘッドラインにチェックを付けて「本文を表示」ボタンをクリック。
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選択したヘッドラインのニュースの本文が一覧で表示されます。 

 日経テレコンは通常は1アカウントあたり月額8000円の有料サービス。楽天証券向けにカスタマイズされているバージョンとはいえ、金融や経済の情報はもちろん、政治、社会、スポーツ、芸能までのさまざまな記事が読めます。

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 川合氏によると、株式投資を始めるにあたって「日経テレコン21」のほかに「フィスコ市況速報」の情報も重要とのこと。こちらは、株価が上場した企業などがリストアップされており、クリックするとその要因を詳しく見られます。詳しくない分野の株式銘柄でも株価が上がった理由が把握できるので便利です。

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「四季報先取り」は3、6、9、12月の上旬に配信されます。
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決算予想とともに業績に総評などを読めます。

 「四季報速報」についてもチェックすべきポイントを教えてくれました。四季報は文字通り四半期ごとに公開される情報ですが、新しい四季報が出る前に出版元の東洋経済社が先出しする情報である「四季報先取り」は要チェックとのこと。次回は6月上旬ごろに情報が出る予定です。

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日経平均やTOPIX、為替レートなどを一覧できます。
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iPhoneから売り買いも可能。

 さらに楽天証券では、3つのiPhoneアプリもリリースしています。「iSPEED 株取引・投資情報 」ではアプリ名のとおり、株式投資情報をチェックできるほか、iPhoneからの注文も可能です。

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「iSPEED 株取引・投資情報 」をiPhoneにインストールするとApple Watch用のアプリも利用可能になります。
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iPhoneアプリ側で登録した銘柄を一覧できます。
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銘柄をタップすればさらに詳しく情報も引き出せます。

 「iSPEED 株取引・投資情報 」はApple Watchにも対応しています。

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FX取引用のアプリ「iSPEED FX」。

 「iSPEED FX」はFX取引用のアプリです。為替レートを一覧できます。

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先物オプション取引用のアプリ「iSPEED 先物OP」。

 「iSPEED 先物OP」は、先物オプション取引用のアプリです。

 株取引はリスクもあるのでなかなか手が出せない分野ですが、とりあえず経済情報がタダで手に入るので口座開設を検討してみるのもいいかもです。

■関連サイト
楽天証券

『MARKETSPEED』
バージョン:2.0.2
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Rakuten securities, inc.

AppStore アプリをダウンロード

『iSPEED 株取引・投資情報』
バージョン:4.2.1
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Rakuten securities, inc.

AppStore アプリをダウンロード

『iSPEED FX』
バージョン:2.4.0
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Rakuten securities, inc.

AppStore アプリをダウンロード

『iSPEED 先物OP』
バージョン:1.3.4
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Rakuten securities, inc.

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