中国・上海にて、本日(5月25日)から27日までの間『International CES Asia』が開催されます。CESといえば、毎年1月にラスベガスで開催される世界最大規模の家電ショーのことで、今回のCES Asiaはアジアのエレクトロニクスの最新トレンドを中心に集めた派生イベントとなります。
開会前日には車メーカーのAudiがキーノートを実施。“車の未来”を示すテクニカルコンセプトカー『Audi R8 e-tron piloted driving show car』や映画『アイ,ロボット』に登場した『Audi RSQ』などを発表しました。内部のシステムには今回パートナーシップ契約を結んだ中国の検索大手Baiduの“Baidu CarLife”を採用。AppleのCarPlayやAndroid Autoのような使い勝手を実現しているそうです。また、LTEモジュールも内蔵。通信部分はファーウェイが担当し、中国国内ではポピュラーなTD-LTEだけでなく、日本でも使われているFD-LTEにも対応しています。
↑Audi RSQ。 |
↑ファーウェイのLTEモジュールを搭載。 |
↑Baiduとのパートナーシップも。 |
↑Audi R8 e-tron。 |
↑Audi R8の基本スペック。 |
また、本日(25日)のオープニングキーノートでCESを主催するCEA会長のゲーリー シャピロ氏は、CES Asiaの事前参加申請が2万5000人ぶんもあり、うち55%が中国人による申請だったこと、2014年に比べ2015年の中国のテクニカル分野の市場価値が5%も向上していることを公表。業界を代表するビッグイベントがついに中国に上陸したという、事実の大きさが感じらました。
↑CEAのゲーリー シャピロ氏。 |
今回のCES Asiaでは、自動車やモバイルだけでなく、スマートホーム、ロボティクスなどの全14カテゴリーのプロダクトが展示される予定。週刊アスキー・週アスPLUSでは随時レポートをアップしていくので、ぜひお見逃しなく!
●関連サイト
CES Asia(英語)
-
1,391円
-
1,337円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります