魔法の腕輪はプログラム可能になった。
『リンキッツ』(Linkitz)は、女の子が遊べる電気じかけのおもちゃの腕輪だ。クラウドファンディングのキックスターターで予約できる。予約価格50ドルのアーリーバードプランがまだ残っている。今年12月出荷予定だ。
花びらのような部品をつけかえて機能を入れ替えられる。トランシーバーにしたり、きらきら光らせたり、振ると音が鳴るようにもできる。そして大事なことに「何をするとどうなる」のところは子供自身がプログラムできる。
Linkitz(予約価格 約6000円) |
部品を替えると機能が変わる |
トランシーバーとしても使える |
振ると音がする魔法の杖にもなる |
プログラムといってもコードを打って『Hello World』を表示させるわけではなく、アプリから使いたい機能を選んでいくだけ。スピーカー、マイク、モーション(センサー)、友だち(通信機能)、LEDなどを自由に組み合わせられる。
つまりはゲーム感覚でプログラムの基礎を学べる知育玩具なのである。開発者たちによれば、女の子は早ければ8歳にはプログラミングの世界に興味を持ちはじめる。テック・ガールの教育は早いほどよい、というわけ。
なお、プログラム言語そのものはグーグルの『Blockly』を使っている。
子供自身が機能をプログラムできる |
モーション、LEDなど機能さまざま |
友だち同士で通信もできる |
製品は深センのハードウェアアクセラレーターHAXとの共同開発。モジュール型電子おもちゃという発想は、ソニーのチームが開発している電子ブロック『MESH』と、電子おもちゃ『Moff』を合体させたようなアイデアでもある。
子供のころ、魔法を使うには「ブゴオオオ!」「ズドオオオオン!」など大声で呪文をとなえる必要があったが、これからはプログラムひとつでどんな魔法も使えるようになる。21世紀、魔法使いの弟子はプログラマーなのであった。
写真:Kickstarter
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リンキッツ Linkitz
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