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ハイレゾ時代が加速!?Google Castに対応したソニーのワイヤレススピーカー

2015年05月12日 13時00分更新

 ソニーはハイレゾ音源対応やGoogle Cast、同社独自の無線伝送技術“LDAC”に対応したワイヤレススピーカーとコンポを発表した。

SRS-X99
SRS-X99
SRS-X99

 192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応したスーパーツイーターを4基搭載し、低域から高域までパワフルかつ繊細に再現する2.1chで7ユニットのスピーカーシステムを採用した最上位モデル。5月23日(土)発売予定で、予想実売価格は7万7800円前後。

 同社のフルデジタルアンプ“S-Master HX”、CDやMP3などの圧縮音源を192kHz/24bit相当にアップスケーリングする“DSEE HX”の対応などは従来機のまま。再生対応ファイルはWAV、FLAC、AIFF、ALAC、DSD2.8MHz(リニアPCM変換)など。再生周波数は45Hz~40000Hz。総合出力は154W。

 通信機能が従来機が2.4GHz帯のみ対応だったところ、IEEE802.11a/b/g/nと5GHz帯に対応した。そのほか、Bluetooth A2DPの“SBC”や“AAC”といった従来のコーデックに比べ、最大約3倍の情報量で楽曲を無線伝送できる“LDAC”に対応。

 また、無線経由で楽曲の再生、イコライザーの設定などが行なえたアプリ“SongPal”が“SongPal Link”へとバージョンアップ。アプリをインストールしたスマホを使うことで、宅内にある同社のスピーカーやコンポ最大10台を組み合わせて、同時に楽曲を再生することが可能になった。

 従来機はネット上のミュージックサービスを再生するには、“SongPal”を起動してから行なわないといけなかった。しかし、本製品はスマホと接続するとアプリなしで“Google Cast”に接続。“TuneIn Radio”、“8Tracks”、“KK Box”といったインターネットラジオや音楽サービスの楽曲を再生できるようになった。

 本体サイズは430(W)×125(D)×133(H)mm。重量は約4.7キロ。入力端子はUSB-A端子、USB-B端子、ステレオミニジャック、LAN。

SRS-X88
SRS-X88
SRS-X88

 スーパーツイーターを2基搭載し、2.1で5ユニットのスピーカーシステムを採用したモデル。5月23日(土)発売予定で、予想実売価格は4万9700円前後。

 再生周波数は50Hz~40000Hz。アンプとスピーカーの性能以外は上位のSRS-X99と同じで約2万8000円安く、コスパに優れる。本体サイズは359(W)×103(D)×111(H)mm。重量は約2.7キロと、SRS-X99よりも小型で軽量。入力端子はUSB-A端子、USB-B端子、ステレオミニジャック、LAN。

SRS-X77
SRS-X77
SRS-X77

 2.1chで40Wの出力を実現したワイヤレススピーカー。5月23日(土)発売予定で、予想実売価格は3万7800円前後。再生周波数は50Hz~22000Hz。ハイレゾ再生には非対応。LDACとSongPal Link、Google Castには対応する。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n。本体サイズは300(W)×60(D)×132(H)mm。重量は約1.9キロ。インターフェースはUSB-A端子、ステレオミニジャック、LAN。

CMT-SX7
CMT-SX7

 192kHz/24bitのハイレゾ音源の再生に対応したマルチオーディオコンポ。7月11日(土)発売予定で、予想実売価格は6万4800円前後。ハイレゾ再生に対応した2WAYスピーカーを備える。総合出力は100W。S-Master HXやDSEE HX、LDAC、SongPal Link、Google Castに対応。CDやAM/FMラジオ(FM補完放送に対応)の再生も可能。

CMT-SX7

 通信機能はIEEE802.11a/b/g/n。NFC接続も利用できる。インターフェースはUSB-A端子、USB-B端子、ステレオミニジャック、アナログ音声入力、スクリュータイプのスピーカー端子に加え、新たに光デジタル入力を備えた。

 現状はGoogle Castの対応サービスが国内向けでないものが多いので、今後の対応に期待したい。

■関連サイト
ソニースピーカーページ

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