3月31日に週刊アスキーの電子版/ウェブメディア(ってあなたが見ているココのことですよ!!)へのデジタル完全移行を発表してはや1ヶ月。関係各所からお問い合わせをいただいたり、某メディアさんからは「ぜひインタビューさせてほしい」というガチの要望をいただいたり、編集部が思っている以上に世間へのインパクトはあったなぁと振り返ったり。
宮野編集長のステートメント。5/3時点で約7000いいね!、約5000RT。はてブが600と結構な反響になっております。ありがたい限り。 |
一方で、いまだに情報が断片的に伝わってましてですね、単純に「週アス、なくなっちゃうの」というものから(誤報ですw 紙版はたしかに廃止しますけど・・・・・・)、「ウェブ版だけになるんですよね?」(えぇぇ、まさか!)や、はたまた「電子雑誌だけになるの?」(週アスPLUSは開設以来、年1.6〜1.8倍成長を継続中ですよ?今まで以上に面白くしますから!)というものまで。
一言でいえば皆さまへの周知不足ゴメンナサイなんですが、ニホンゴッテムズカシイデスネ。
さて、この1ヶ月を振り返りつつネット上の反響や、今後のお話をイトーとナベコのLINEメッセージでまとめてみました。
第一報なので、メディアの立ち位置や姿勢がよくわかる記事が多いですな。
ねとらぼ - 「週刊アスキー」5月末で印刷版は休刊へ 以降はネット/デジタルに完全移行
→情報公開から33分後の0:33緊急掲出のスピード感。リードの"うわあああああああ!"の叫びが秀逸でした。
ハフィントンポスト - 「週刊アスキー」紙版休刊へ 電子メディアに完全移行
→ニュース文少々+週アスPLUS掲出のエンドースメント全文転載。報道系Webメディアっぽい記事のつくり方ですね。
読売オンライン - 週刊アスキー、休刊へ…電子メディアに完全移行
→翌日の4月1日、9:55掲出。発表された事実のみを1行で掲出、というのが実に新聞らしいです。
NAVERまとめ - 週刊アスキー休刊ネット移行へ
→Twitterコメントを拾っているのは、メディアの文脈の違いが現れてますね。
よりメディアの特色を出すコラム型。媒体関係者以外の参戦や、CGM系サービスでの話題も面白かった。ここでは取り上げませんでしたら2ちゃんねる掲示板系での取り上げも結構ありましたね。
NewsPicks - 「週刊アスキー」の“紙卒業”に見る、雑誌メディアの生きる道
→経済メディアらしい分析を素早く掲出していたのは流石でしたね。
f/x IT - KADOKAWA、週刊アスキーの雑誌刊行は5/26売まで
→過去も大きな発表のたびに取り上げている業界系広告エージェントの自社サイト。
教えて!goo おしトピ - 電子メディアに完全移行するため「週刊アスキー」が休刊へ。遅いと思いますか?
→エゴサーチでイトーが見つけたわけですが、結構自論を書いている人も多くてなるほどなーと興味深かった。
秒刊SUNDAY - 諸行無常、週刊アスキーの休刊でネットユーザ悲しみの声
→"授業中に授業そっちのけで"という文面に記者たまちゃんさんの世代を感じますね。
休刊なのかどうなのか?
ちょっとマジメに書きますよ。書く媒体によって論調が分かれるのは、NEWSWEEKが2012年に発表したような"紙媒体を廃止して本格的に電子版移行"をやった媒体って、日本では過去なかった事例なんですよね。
それができなかった背景には色々あるでしょうが、紙媒体最優先の制作体制のあまり、まともな規模のWebサイトをそもそも持っていなかったり(週アスは週アスPLUSがありますし、だからこそ電子版移行に合わせてウェブサイトの名前を『週刊アスキー』に変えちゃいますが)、そもそも'00年代の「電子移行」は「ただの休刊」と同義だったりした時代もある。あ、マジメに中の人っぽいこと書いてしまいました。
5月26日発売の紙版・週刊アスキーの最終号に向けて徐々に露出していきたいと思ってますが、電子版と週アスPLUSってどう違うの?っていう疑問はよく聞かれますねー。電子版は雑誌と同じなので、言ってしまえばいままでと同じ。
もちろん宮野編集長のステートメントにもあるように、電子に適した形や号外みたいな試みもやっていきますけど、基本は同じノリでして。
ぐぬぬ、ナベコ……。
生暖かく応援していただくもヨシ、どういう展開を考えているのか見守っていただくもヨシ。
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