2015年04月24日05時00分

ちっちゃくて可愛い!『HondaJet』羽田空港初着陸時の機体動画撮ってきました

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 ホンダは4月23日、羽田空港にて、同社の子会社ホンダエアクラフトカンパニーが開発した小型ジェット機『HondaJet』の初披露を行ないました。

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最大7人乗り(乗員1名+乗客6名)のプライベートジェット用として主に販売される『HondaJet』。

 『HondaJet』の開発部隊、ホンダ・エアクラフト・カンパニーの研究開発拠点は、アメリカのノースカロライナ州にあるピエモント・トライアド国際空港のそば。そのため、HondaJetの量産型初号機が日本に飛来するのは、今回が初めてです。

 羽田空港に飛来したHondaJetの機体番号は『N420HE』。フライトログによると、アメリカからロシアを経由して、4月20日に仙台空港に到着。発表会の23日は、仙台空港から羽田空港へと飛行してきたことになります。

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羽田空港に着陸するHondaJet。ほかの旅客機と違い、コンパクトなため、一般的な筆者のデジカメではこれが限界。
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全長は12.12メートルで、手前の空港内バスと同じくらいの大きさ。翼幅は12.12メートル、全高4.54メートル。
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取材中は、飛行機の位置をリアルタイムでチェックできるアプリ『flightradar24』でN420HEの現在位置を確認しながら、和気あいあいと待機。

 羽田空港滑走路への着陸披露のあとは、格納庫へと会場を移し記者会見を開催。ホンダの伊東孝紳社長は「ホンダは創業以来、空への夢を持ち続けてきた。創業者の本田宗一郎の夢であり、3次元のモビリティーである航空業界への参入という夢が実現した」とし、このHondaJetの完成で陸海空すべての分野で事業展開できる喜びを語りました。

 また、ホンダエアクラフトカンパニー社長の藤野道格社長は、HondaJetの特徴として「ホンダの独自の技術を用いて、高性能と高効率、快適性そして高品質の4つを最高にした」と説明。「世界で最も優れた小型のジェット機」とホンダが自信を持って世界に販売できる機体であることをアピールしました。

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テスト飛行にはホンダ・エアクラフト・カンパニー藤野社長も搭乗しており、報道陣の前でHondaJetから降り立った。
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“高性能”、“高効率”、“快適性”、“高品質”をうたうHondaJet。
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最高速度は同クラスの小型ジェットでは最速の778km/h。ロケットのように一気に加速するという。
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燃費もほかの小型ジェットと比べ、17パーセントも良い。

 HondaJetはアメリカではすでに予約がスタートしています。購入客に向けた試乗を行なっていて、室内での快適性・静音性については、特に高い評価を得ているようです。

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全長5.43メートル、全幅1.52メートル、全高1.46メートルのキャビンスペースは同クラスの他機種と比べて35センチほど広く、4名がゆったりと座れるエグゼクティブシート。座面は前後左右に動かすことができ、オプションで横向きにもできる。
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試乗したユーザーのインタビューでも、室内スペースの広さや静音性などの快適性について高評価だった。

 外見の大きな特徴は、主翼上面にエンジンを配置したレイアウトです。1970年代にドイツのVFW社が制作したVFW614という旅客機に採用例があるくらいの珍しいレイアウトになります。

 この主翼上面エンジン配置形態によって、高速飛行時の空気抵抗を軽減しています。さらに一般的な小型ジェットは胴体部分にエンジンがレイアウトされており、胴体内のスペースを専有してしまいますが、HondaJetは主翼上面にエンジンユニットが配置されているので、キャビンスペースを広くとることができるのだそうです。

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最大の特徴となる、主翼上部にニョキッと生えたようなエンジン部分。
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搭載されているエンジン『HF120』の模型。
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主翼は世界最高の揚抗比を発生させる自然層流翼型を採用。
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本体素材はカーボンなどを使った複合材製、軽量かつ強度もある。

 機体のサイズは全長12.99メートル、全高4.54メートル、翼幅12.12メートル。定員は標準仕様で乗員1名、乗客5名の計6名。最大仕様の場合は、乗員1名、乗客6名の計7名となっています。

 最高速度は778km/hで、航続距離は2185キロメートル。北海道の札幌と沖縄の那覇の直線距離が約2200キロメートルなので、北海道から九州まではノンストップで飛行できる計算になりますね。

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長いフロントノーズも特徴的。
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後部は荷物室になっており、大きさは1.83平方メートル。ゴルフバッグを最大6個積み込める。
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水平尾翼は垂直尾翼上部に配置したタイプ。
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乗降用のドアは本体左側に配置。反対側は非常時の脱出用のみ。
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下からのアングルだと、主翼がかなり下のほうにある印象。
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今回は外観の展示のみだった。シングルパイロット運行が可能というコックピットや、快適なキャビンも見てみたい。
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3台の14インチディスプレー、アイコンで直感的に操作できる2台のタッチスクリーンコントローラーがあるコックピット。Garmin G3000を搭載している。
HONDA提供

 HondaJetは、これから全国6ヵ所を回る日本ツアーで各地の空港にフライトする予定です。

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日本ツアーの予定。4月25日の仙台を皮切りに日本各地を飛び回る。

 日本ツアーで開催される格納庫などで間近に見られるイベントについては、すでに応募が終了していますが、各空港の展望デッキなどからの離着陸の見学は可能。小型ジェットの市場はアメリカなど海外がメインですし、さらに航空会社の定期便と違い、プライベートジェットはフライトスケジュールも把握しにくいため、今後も日本では見かけるチャンスが少ないかも。
 興味のある人は、離着陸する日を狙って、HondaJetを観に行こう!

■関連サイト
HondaJet
HondaJet World Tour in Japan 2015

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