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音質から構造までわかった!コンポちっくなアビー×オンキヨーのハイレゾPCのこだわり

2015年04月23日 17時30分更新

 アビーが日本オーディオ協会よりPC初のハイレゾ対応認定を受けたデスクトップPC『ADIVA K10』と『ADIVA K1』の説明会を開催した。音質デモのほか、機材の中身なども確認できたので紹介したい。スペックなどは既報を参照。

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 会場では『K10』標準のスピーカーを使いデモを行なった。定番のハイレゾ再生プレーヤー『foobar2000』を独自カスタマイズしたものを採用している。迫力のある音量で、ハイレゾ音源ならではの緻密な音をつぶさずに鳴っていた。

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 下位モデルの『K1』も展示されていた。もちろん、ハイレゾ再生プレーヤー『foobar2000』を搭載している。

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 こちらはADIVAの外装を開いた状態。PCケースには“高剛性モノコックシャシー”を使用。上部には“制振スポンジラバーワッシャー”が装着されており、ネジの緩みとノイズの発生を防ぐ。前面にはSSDを内蔵。ノイズの発生を極力抑えるために、HDDモデルは用意しないとのこと。

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 カバーの内側にはオーディオ機器の電磁ノイズをなくす旭化成の非磁性体シート“パルシャットMU”を装備。

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 K10のDAC部背面。K10とDACはUSBでデジタル接続し、DACとスピーカーはアナログでつながっている

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 専用アプリの『aLink』を使うことで、ポータブルデバイスでもPCにある楽曲の選択、再生、停止、音量調整が可能。さらに、遠くからでも電源をオフにできるようにシャットダウンボタンも備えているのが特徴だ。

 ハイレゾ対応認定をPCで受けるにあたり、今までに前例のないことで判定基準も完全に確定した状態ではなかったが、実際にADIVAの音質を聴いてもらった結果、基準を満たしていると判断されたという。PCケースは既存製品の流用ではなく、専用のものを新たに開発しており、単品での販売は予定されていない。

 従来のPCではハイレゾ環境を作るのにたくさんの機材が必要だったり手間がかかるが、本機ならこれだけでハイレゾを聴くのに必要なものが揃うのが強み。高価だが、ハイレゾ楽曲が気になる方にとっては見逃せないPCになるのではなかろうか。

■関連サイト
ADIVA K10製品ページ
ADIVA K1製品ページ

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