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スマホを1時間で8割充電 Quick Charge 2.0対応モバイルバッテリーを試す

2015年04月23日 13時00分更新

 スマホ依存症レベルの人々にとってモバイルバッテリーは必需品。でも長時間スマホにモバイルバッテリーをつなげっぱなしだと、ケーブルの取り回しがわずらわしいですよね。今回、短時間で対応スマホを急速充電可能なQuick Charge 2.0対応AUKEY製モバイルバッテリー『10000mAh External Battery Quick Charger PB-T1』を試してみました。

AUKEY
スマホとモバイルバッテリーの重ね持ちはホールドしづらいのです……。

 Quick Charge 2.0はクアルコムの開発した、スマートフォンやタブレットを急速充電するための新規格。端末と充電器の双方がこの規格に対応している必要がありますが、端末を従来より高速に充電することが可能で、ドコモでは“急速充電2”という名称で対応端末と充電器を案内しています。ちなみにiOS機器でQuick Charge 2.0に対応した端末は存在しません。現時点ではAndroid端末のみで利用できる規格となります。

AUKEY
Quick Charge 2.0に対応したドコモの『ACアダプタ05』。auからも同規格に対応した『共通ACアダプタ05』がリリースされています。

 2014年の夏モデルからQuick Charge 2.0に対応したスマートフォンが各社からリリースされたので、お手持ちの端末が対応している方も多いのではないでしょうか? ワタシの場合は『Nexus 6』がQuick Charge 2.0に対応していたので、今回の充電速度検証用端末として使用することにしました。

AUKEY
10000mAh External Battery Quick Charger PB-T1
AUKEY
内容物はバッテリー本体、マイクロUSBケーブル、マニュアル。
AUKEY
バッテリー容量は10000mAh、重量は約275グラム。
AUKEY
端子はマイクロUSB入力ポートと、USB出力ポートのふたつ。USB出力ポートがひとつなのがちょっと残念。

 AUKEYの『10000mAh External Battery Quick Charger PB-T1』(以下、PB-T1)は名前のとおり容量10000mAhのモバイルバッテリー。バッテリー残量は5段階で確認可能で、端子は入力用にUSB-マイクロB、出力用にUSB-Aを搭載しています。10000mAh超えの大容量バッテリーには出力端子がふたつついていることが多いですが、本製品には出力端子はひとつしか用意されていません。

 さて、それでは本題の充電速度を見てみましょう。今回、5V 2.4Aの出力ポートを備えた某社製モバイルバッテリーと、PB-T1をNexus6につなぎ、バッテリー残量0%からフル充電するまでの充電時間をそれぞれ計測しました。

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バッテリー残量0%からフル充電するまでの充電時間をそれぞれ計測

 Quick Charge 2.0の高速充電の効果は明らかで、某社製モバイルバッテリーではフル充電に155分かかったのに対し、PB-T1は110分と約73%の時間でフル充電することが可能でした。

 また特に注目したいのが60分時点の充電量。某社製モバイルバッテリーがまだ52%なのに対して、PB-T1は83%まで充電が済んでいます。PB-T1なら1時間だけつないで充電すれば、またしばらくはスマホ単独で運用することができるわけです。

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Ingressに最適?

 バッテリーの実容量と、充電時のロスがあるのであくまでも目安になりますが、容量10000mAhのPB-T1は、3220mAhのバッテリーを内蔵したNexus6を3回充電できる計算になります。

 Ingressなどバッテリーを酷使するゲーム・アプリを利用する方にとっては、Nexus6などの大容量バッテリーを内蔵した端末でも1時間で83%まで素早く充電できる『10000mAh External Battery Quick Charger PB-T1』は、頼もしいパートナーとなるのではないでしょうか? まだAmazonでもQuick Charge 2.0対応モバイルバッテリーはAUKEY製を含む2製品しかありませんよ!(4月23日調べ)。

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