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Galaxyのスマートホーム展示もあるイタリア・ミラノの本社ビルを訪ねる

2015年04月23日 13時30分更新

 先週(3月13日〜19日)は筆者にしては珍しく“ミラノサローネ”の取材のためミラノを訪問しました。残念ながら街中をゆっくりと探索する時間はなく、連日ミラノ中央駅にある家電量販店に立ち寄るのが唯一の楽しみでした。でも、取材中に街中を歩いていたら、サムスンのイタリア本社ビルにショールームが併設されているのを発見。せっかくなのでちょっと立ち寄ってみることにしました。

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↑ミラノのもうひとつの中心駅からすぐそばのショールーム。

 ミラノには行き止まり式ホームで旅情にあふれるミラノ中央駅と、近郊鉄道線や新規高速鉄道“Italo”が発着するガリバルディ駅のふたつの大きい駅が近接しています。そのガリバルディ駅から歩いてすぐのところにあるのがサムスンのイタリア本社ビル“サムスン・ディスクリクト”。ここの1階にショールームがあるのです。

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↑スマートホームを中心とした展示。

 ショールームは最新製品の展示よりも、家電とスマホを連携できるスマートホーム関連がメイン。アジアと違い、ヨーロッパでは古いものを長く使うなど保守的な考えの人が多く、最新家電に飛びつかない人も多数います。たとえば、スマホを使って家電をコントロールできる利便性をここで体験してもらって、次の買い替えの時はサムスンの製品を買ってもらおうというアピールも兼ねているのでしょう。団体客も結構きていたので観光ルートに入っているのかもしれません。

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↑まったりとした空間で家電と戯れる。

 リビングルームコーナーではソファーに座ったままTVを見ている人がいたり、シャワールームコーナーではスマホでお湯の温度をコントロールして楽しんでいる人がいるなど、ショールーム内は“家電のお店”の感じ。来訪客も一般の人が多いようで、近所からふらりと遊びに来たようなお客さんも多いようでした。これで無料コーヒーでもあったら1日のんびり過ごせそうですが、残念ながら飲食物の提供はなし。すぐ横にカフェでも設置してほしいところ。

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↑結構人気なスマートウォッチ。

 もちろん家電以外にIT製品もいくつか展示されています。スマートウォッチも“Gearシリーズ”の現行モデルを自由に触れるようになっていました。家電量販店だと盗難防止で固定されていて自由にいじれなかったり、充電切れで何もできないなんてことがよくあります。でも、ここでは細いワイヤーで留めているだけなのでじっくりと操作することが可能。そのためか若い男性客の多くが腕にはめて実際に使い心地を試していました。イタリアはApple Watchの発売が先だとはいえ、意外とサムスンの時計にも人気があるようです。

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↑最新スマホも勢ぞろい、Galaxy S6とS6 edgeを多数並ぶ。

 そして、スマホの展示コーナーはケースやモバイルバッテリー、ヘッドホンなどのアクセサリ類もあわせて展示。自由に触れられる実機は半数がGalaxy S6とS6 edge。イタリアも4月10日に販売が始まったばかりで、今最も旬な製品なだけにショールームでも強力にプッシュしているわけです。ちなみに、展示品をいじってみたところ日本語ロケールが入っていました。製品版かどうかは不明ですが、ヨーロッパ販売品もようやく日本語標準搭載になっているのかもしれません。

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↑圧倒的にS6 edgeが人気のよう。

 来客の様子を見ていると、このコーナーに来てS6とS6 edgeを触り比べ、再び手に取るのはS6 edgeばかり。スリムな形状と他にはないデザインが受けているのでしょう。またS6 edge目当てに来客する人もいるようで、両曲面ディスプレーはミラノでも結構注目されているようです。

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↑街中のサムスンの広告もS6 edge推し。

 ミラノの街中に出てみるといたるところにGalaxyの広告が出ています。そして圧倒的に多いのはGalaxy S6 edge単独の広告でした。2モデルを出しながらもイチオシはS6 edgeなのですね。なお、筆者が韓国では購入できなかった緑色版もイタリアでは販売される模様。とはいえ某量販店では「緑の入荷は後」とのことで実物を見ることはできませんでした。このあたり最初から緑の在庫がしっかり用意されている日本がちょっとうらやましいかも。

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↑今年はエキスポもあるのでミラノへ行こう。

 ミラノでは来月から約半年間、ミラノエキスポが開催されます。スマホはSIMフリー機が売られていますし、SIMカードもWPJ氏の情報にあるように結構リーズナブルに買え、しかも他のヨーロッパ諸国でも使える便利なものが売られています。普段なかなかイタリアを訪問する予定のない人も、エキスポに合わせてミラノへ行ってみてはいかがでしょうか?

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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