日本でのZenFone 2発表で賑わうASUS。同社はイタリア・ミラノで開催されていたデザイン関連の展示会“ミラノサローネ”に合わせて、製品コンセプトや最新モデルを展示する“ZenStation”を市内に設置。発売前のスマートウォッチ『VivoWatch』を展示していました。
↑ミラノ市内に設営されたZenStation。 |
ZenStation内ではZenFone 2などスマートフォン新製品が展示されていましたが、VivoWatchは特に大きなアナウンスもなくさりげなく出展されていました。
↑モノクロディスプレーのVivoWatch。 |
VivoWatchは黒いベルトに金属ボディー、そしてモノクロディスプレーを採用したシックなデザインのスマートウォッチ。モノクロ表示の下に通知を表示するカラーLEDも内蔵されているそうですが、今回は試すことはできませんでした。
↑操作ボタンは側面のみ。 |
右側面には操作ボタンがひとつ。左側面にはボタンはありません。本体サイズはまだ不明ですが、若干厚みがあるようにも見えます。重量は50グラムとのこと。側面にボタン部分がありますが本体はIP67の防水防塵に対応しているとのことです。
↑背面には心拍計と充電端子。 |
本体の裏側には充電用の端子を備えます。なおVivoWatchはZenWatchとサイズが異なるので、充電クレードルの共用はできなさそうです。また、端子の下に見える小さい窓は心拍計です。
↑ZenWatchよりもひと回り小ぶり。 |
説明員の女性が、VivoWatchとZenWatchを両腕にはめていたので比較してみました。腕にはめたままなのでうまく横に並べられなかったのですが、VivoWatchのほうがZenWatchよりもひと回りサイズは小さくなっています。なお、ディスプレーの解像度は128×128ドット、表面はゴリラガラス3で強化されています。ベルトの幅は22ミリで交換可能になっています。
↑独自OSで動作、画面はタッチパネル。 |
OSはAndroid Wearではなく独自のもの。画面はタッチパネルで、左右にスワイプしてアプリを切り替えることができます。アプリの追加ができるかどうかは不明です。運動量などを計測するアクティビティートラッカーとしての利用を主としているため、Android Wearほどの自由度はないようです。
↑UVセンサーも搭載、女性ユーザーも意識。 |
標準搭載アプリは“心拍計”、“アラーム”、“UVチェック”、“運動量計”の4つ。紫外線を計測できるのは女性ユーザーの利用を考えてのことだそうです。スマホ側からの通知機能については説明はなく、これも現時点では不明です。
↑データはもちろんスマホと同期可能。 |
モーションセンサーで記録した運動量などはVivoWatch内でカロリー量に変換してくれるのでアクティビティートラッカーとして使いやすそうです。もちろんこれらの取得データはスマホと同期可能。スマホ側には“ASUS HiVivo”と呼ばれるアプリが提供される予定。
↑10日間連続利用可能!つけっぱなしが可能なスマートウォッチ。 |
Android WearやApple Watchのような派手な機能はありませんが、そのぶん省電力に優れており通常の利用であればなんと10日間の連続使用が可能とのことです。しかも、万が一電池が切れても、フル充電に要する時間は1〜2時間と短いので、充電クレードルを持ち運んでさえいれば即座に充電も可能です。価格はZenWatchよりも安くなる予定で、スマートウォッチを考えている人にはまたひとつ悩ましい選択肢ができたと言えそうです。
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