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ライブ動画の配信画面からチケット購入 ツイキャスがコマース事業に参入

2015年04月22日 09時00分更新

 モイは運営するライブ配信サービス“ツイキャス(TwitCasting)”で、ライブ動画の配信画面から製品を購入できる“キャスマーケット”を開始した。ツイキャスの公式グッズが販売されるほか、配信者が自身のライブなどのチケット販売が可能になる。

キャスマーケット

 ツイキャスの配信画面に“キャスマーケット”のボタンが設置され、そこからチケットを直接購入することが可能になる。購入したチケットは、ツイキャスのメニューから電子チケットを表示できるようになるので、こちらが紙のチケットの代わりになる。当面は配信中とその後1時間以内に売れたチケットの手数料は無料。それ以外は8%の販売手数料が発生する。

 キャスマーケットの機能はまず、シンガーソングライター“ハジ→”と“井上苑子”、バンドの“ドラマチックアラスカ”がライブチケットの販売。Jリーグの浦和レッズの公式アカウントが自由席を販売するなど一部のユーザーを限定して行なわれ、今後は一般ユーザーに開放され、CtoCのやりとりが可能になる予定だ。

キャスマーケット

 1000万ユーザーを突破したツイキャスは現在、一般ユーザーからアーティスト、プロスポーツチームなどがプロモーションに使う動画配信プラットフォームに成長。最近ではツイキャス配信中にチケットの予約電話番号を表示して、配信後に100枚以上売れたという例や、iTunesで新曲をリリースしたタイミングで配信をして、リアルタイムにランキングが急上昇して1位になるなどプロモーション事例が増えてきている。運営するモイによると、今後はチケット以外にもモノである製品の販売もできるようにしてく予定とのこと。これは画期的な宣伝販売方法として活用されるようになるか注目だ。

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