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月額200円から始められる低価格収納サービス「minikura」のオフィスに潜入してきた

2015年04月20日 13時00分更新

 みなさん、こんにちは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。今回は、minikuraという個人向け倉庫サービスの会社を取材してきましたよ。

minikura

 minikuraは、寺田倉庫(株)の一事業部で、1年半ほど前にナベコが体験レポートをアップ(その1その2)していますが、今回は事業部のトップである月森 正憲氏にminikuraのサービスについて聞いてきました。

minikura

 minikuraは、専用のダンボールで荷物を預かるサービス。これまで高価だったトランクルームサービスを安価に提供している点で注目です。具体的には、ネットで申し込むだけで、月額200円から荷物を預かってくれます。

minikura

 月額200円で預けられるのは「minikura HAKO」というサービスです。ウェブサイトで会員登録をしたあと、ダンボールを200円で購入するだけでで準備は完了です。あとはこのダンボールに衣類や書籍などを詰め込んで送り返すだけです。送料は無料で、あとは月額200円がかかるだけ。1年未満の取り出しには800円がかかりますが、1年以上預けていれば取り出し料金も無料になります。ダンボールの代金を入れて1年間で2600円で預けられるわけですね。標準的な箱は、幅38×奥行き38×高さ38cmで、DVDケースが130枚ほど入る容量です。

minikura

 おもしろいのが月額250円で預けられる「minikura MONO」というサービス。こちらもダンボールを購入して荷物を詰め込むというところはHAKOと同じなのですが、なんと箱の中身を取り出して撮影し、データベース化してくれるのです。荷物をたくさん預けるとなにを預けたのかわからなくなりがちですが、このサービスを利用すれば所有物の管理もラクチンですね。こちらも、ダンボール代と月額利用料金を合わせて3200円で利用できます。1年後以降の取り出し手数料も無料です。MONOサービスでは、箱ごとではなくアイテムごとの取り出しにも対応しており、この場合は取り出しの手数料が800円かかります。

minikura

 さらに預けたものを、Yahoo!オークションでそのまま出品することが可能です。出品したモノが売れた場合、minikuraからオークションの落札者に直接発送されるので、売り主の住所などを知られることもありません。出品時の写真についても、プロがスタジオで撮影するのでキレイに撮れます。

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 ちなみに、HAKO、MONOサービスにはワイン専用のサービスもあり、こちらはワインの保管に最適な、13~15度の温度、60~80%の湿度で管理してくれます。Wine HAKOは月額630円、Wine MONOは月額750円となっています。

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 minikuraではそのほか、芸術作品の管理も手がけています。「renTarT」とというこのサービスは、ウェブを利用した画廊サービスと言えます。アーティストは、自身の作品をminikuraに無料で預けることが可能で、minikura MONOのように写真撮影されてデータベース登録されます。預けられた作品は誰もが自由に閲覧することが可能で、気に入ったものを月額1500円で借りられるほか、2万円以上で購入することも可能です。アーティストが作品を送る際の送料や、取り出し時の料金はかかりますが、作品の販売が成立した場合は販売価格の7割をアーティストに支払われるというサービスです。

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 自宅に絵を飾りたいと思ったら、月額1500円でさまざまな絵を借りて楽しめるわけですね。

 月森氏によると、minikuraサービスの利用者は現在20万人を超えており、毎日1000個超のダンボールが倉庫に運び込まれるとのこと。利用者の男女比は男性55%、女性45%と男性のほうが若干多いそうです。利用者が預けるのは、衣類や書籍、フィギュアなどが大半でその点数は1000万点を超えているとのこと。そのほか、若いころに熱中していたアイドルのグッズ、子供が小さいころに使っていた思い出の品などを預けるユーザーもいるとのこと。

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 さらにminikuraでは、他社とのコラボレーション事業も実施しています。「minikuraプラットフォーム」と呼ばれるこの取り組みでは、すでにアニメイトとバンダイを組んだサービスを提供中で、料金体系はminikuraとは少し異なりますが、書籍やフィギュアなどをきちんと保管したいユーザーは注目です。預けた書籍やフィギュアはすべて写真撮影されてデータベースに登録されるので、コレクションの管理もラクチンですね。

minikura
minikura

 他社とのコラボレーションを実現できているのは、minikuraのサービスを簡単に利用可能にするminikura APIを用意しているからだそうで、このAPIを利用することで、会員登録や退会、専用ボックスの販売や配送、商品撮影、ヤフオク!への出品などのサービスを、他社のサイトに機能ごと埋め込めるわけです。APIは機能ごとに細分化されているので、利用したいサービスのみを取捨選択することができます。

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 ちなみにminikuraのオフィスには、倉庫に預け入れられている荷物の写真が次々と表示されるモニターが設置されていました。実際に「minikura MONO」を利用しているユーザーの荷物が映し出されます。

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 冬物を衣料を預けるのはもちろん、捨てるに捨てられない品々を手軽かつ低価格で預けられるのは魅力ですね。なお、衣料の場合は預ける際にクリーニングを頼むことも可能です。10点の衣類を6カ月保管で一箱9000円(現在はキャンペーン中で8100円)となっています。

 さてminikuraは4月28日に、iOS向け資産管理アプリの「Moneytree」や、「ScanSnap」でおなじみのPFUなどと共同で、原宿の「BA-TSU ART GALLERY」にて無料のギャラリーイベント「Moneytree Brand Experience」を開催しますよ。参加資格は特になく、誰でも無料で参加できます。もちろん、ワタクシも行きます。

Moneytree

 このイベントを記念して、ScanSnapのカバーデザインコンテストも開催されます。コンテストサイトより、お気に入りのデザインに投票できるほか、自らデザインを応募することも可能です。応募資格は以下のとおりです。

■コンテスト募集要項
【募集内容】
ポータブルスキャナScanSnap iX100のカバーデザイン

【提出物】
指定したaiまたはpsd式の応募用ファイルを、campaign@moneytree.jpに添付し送付
※テンプレートはをダウンロード

Moneytree
【審査方法】
コンテストのサイトから、一般の投票によるもの
・ オープン賞
・ScanSnap賞
・Moneytree賞
※賞品は後日公開します。

【結果発表】
1次選考:4月24日以降にメールにてご連絡
2次選考:ファイナリストは、イベントで展示後、当日会場にて発表

【著作権の扱い】
入賞作品の著作権は入賞者に属し、使用権、発表権はマネーツリー株式会社に属する

【主催】
ScanSnap、マネーツリー株式会社

【問い合わせ先】
campaign@moneytree.jp

Moneytree

■関連サイト
minikura
アニメイトコレクション(アニメイト)
魂ガレージ(バンダイ)
Moneytree
Moneytree Brand Experience

『Moneytree』
バージョン:1.8
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Moneytree

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