2015年04月15日09時00分

SIMフリー天国・香港を飯田橋のカフェ“香港贊記茶餐廳”で味わおう

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 筆者の居住する香港といえば、SIMフリースマホが豊富に売られている国としても知られています。新品のみならず中古売買も盛ん、思わぬ掘り出し物が見つかる楽しみもあるんです。そんな香港にいつか行ってみたいと思っている方に朗報です。香港の街中にある香港カフェが日本にもオープンしたのです。しかもかなり本格的。本場の香港がそのまま日本にやってきました。

SIMフリー 香港
↑香港式カフェ“茶餐廳”が日本上陸。

 飯田橋にオープンしたお店の名前は“香港贊記茶餐廳”。長い名前ですが、後ろの三文字の“茶餐廳”こそが香港風カフェの現地語。香港の言語、広東語ではこれを「ちゃーちゃんてん」と呼びます。この茶餐廳はお茶類だけではなく軽食も食べられる“香港風カフェ”とも呼ばれる存在。香港では街中のいたるところにさまざまな店が存在します。

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↑どことなく香港を感じさせる店内。

 香港贊記茶餐廳の店内は色合いからして日本の喫茶店や軽食店とはちょっと違う感じがします。お客さんも香港人がちらほら。写真はキッチンですが、テーブルは10卓ほど。ランチタイムは結構混雑するかもしれません。

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↑お値段は香港価格で結構安い。

 メニューはドリンクやサンドイッチ、デザートなど。ランチタイムはご飯のセットもあります。香港の本場の茶餐廳はメニューが50種類以上なんて店がざらにあるのですが、こちらではランチは2種類のみ、それでも日本で普段食べられないような"簡単香港ランチ"が食べられるのは現地と同じ。一方、午後はカフェ代わりにも使えそうですが、紅茶やコーヒーが280円ってのは結構安いですね。

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↑そもそも茶餐廳って何?(写真は今日のA定食)

 詳しくはウィキペディアなどを見てもらうとして、簡単に言えば“大衆食堂+大衆カフェ”。香港の街中にはいくらでもあります。ちょっとご飯が食べたいとき、ちょっとお茶して雑談したいとき、ちょっと甘いものを食べたいとき、茶餐廳に行けばあらゆるメニューがそろっています。茶餐廳は“街中の休憩所”のような役割も果たしているのです。

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↑相席は当たり前な茶餐廳(写真は今日のB定食)。

 茶餐廳の入り方は、入口で人数を伝えれば適当な席に案内されます。香港では昼時などは相席は当たり前。4人掛けに3人が座っていて、空いている1席に案内されることもあります。でも、香港人は慣れているので座っている方も後から来た客の方もお互い遠慮しながら席を詰めて座ります。現地で自分が相席に案内されても「自分たちのテーブルに他人が来るなんて……」なんて考える香港人はいないので安心しましょう。なお、ここ飯田橋の香港贊記茶餐廳はさすがに日本のお店なので、香港のように相席で詰め込むことはなさそうです。

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↑茶餐廳の流儀その1 両手を使ってオーケー。

 さて、茶餐廳で飲食する場合、特にルールやマナーはありません。「うちの麺はこう食べろ」なんて言われることもないのです。でも、周りを見ると香港人が必ずやっていることがあるので、同じことをしたほうが食べやすかったり、おいしかったりするので真似しちゃいましょう。

 例えば、テーブルには箸やフォーク、スプーンなどが出てきますが、両手を使って食べると楽です。このように右手にスプーン、左手にフォークを持てばお皿に残ったご飯を救うのも、肉を切りわけるのも簡単ですよ。

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↑茶餐廳の流儀その2 レモンはつぶせ!

 こちらの飲み物は何だと思いますか?香港ではメジャーなアイスレモン水(凍檸水)です。アイスレモンティー(凍檸茶)の紅茶の代わりに水が入っている飲み物なのです。さて、レモン水やレモンティーを頼むと香港では輪切りのレモンが5枚以上入っていることが多いのですが、ここ香港贊記茶餐廳は日本なので3枚程度と枚数は控えめ。

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↑ストローで押さえ、スプーンでガシガシとつぶす!

 ところでこれをこのまま飲んではレモンが入っている意味がありません。茶餐廳ではレモン水もレモンティーもストローと一緒に長いスプーンが入ってきます。テーブルに出されたら、このふたつを使ってレモンをうまくコップの底に沈めます。そして、ストローでレモンを押さえて長いスプーンを激しくガシガシとつついてレモンをつぶすのです。これでレモンが絞られて味が付くわけですね。ちなみにホットの場合はやっぱりティースプーンでレモンをゆっくりつぶします。

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↑茶餐廳の流儀その3 オーダーの紙は端を折って挟み込む。

 オーダーを取った後には注文の書かれた紙がテーブルの上に置かれます。相席の時などは隣の人のものと入れ替わっちゃうことがありますし、入り口そばの席だとドアが開いた瞬間に風で飛んでしまうことも。なので、テーブルのガラスと天板の間に紙を入れるのがよいのですが、勢いよく入れちゃうと奥まで入ってしまって取り出せなくなることがあるのですよ。そこでこのように角を折ってテーブルの隙間に挟み込みます。

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↑茶餐廳の流儀その4 “ゼロ”に隠された意味とは?

 さて、こちらが本日オーダーした内容。Aセットがひとつ、Bセットがふたつ。下は飲み物で一番上がアイス(Ice)ミルク(Milk)ティー(Tea)、略して“IMT”とあります。では、その下のふたつは何でしょう? 2番目が筆者がオーダーしたレモン水ですが、アイスとウォーター(Water)の間に丸だかゼロだかが書かれています。これは実は数字のゼロ。香港はカタカナがありませんからレモンは“檸檬”と漢字で書きます。でも、お昼時など忙しくて檸檬、なんていちいち書いてられません。そこで考え出されたのが数字のゼロを書くこと。

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↑「トン・リン・ソイ」と頼めればあなたも香港人。

 檸の字と数字のゼロはどちらも広東語で“リン”と読みます。つまり、檸と書く代わりに“0”と書いちゃうことで、そのまま“檸檬”の略の“檸”と読むわけです。「だったら英語のLemonで“L”と書けば?」と思われるかもしれませんが、香港ではもう“凍檸水”、“凍檸茶”はそれそのものが固有名詞化しています。なので同じ発音のゼロを使うんです。

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↑日本の香港カフェで香港の日本SIMを入れる。

 朝昼晩のご飯時は香港の茶餐廳はどこも混んでいます。でも、午前中や午後などのティータイムなら結構空いていることが多く、カフェ代わりに休むのにも最適なんです。筆者も香港ではちょっと出かけてプリペイドSIMを買っては、付近の茶餐廳に入ってSIMを入れ買えたり通信テストをしたりしています。今回は日本で使える香港のプリペイドSIMを持ちこみ、香港贊記茶餐廳でご飯とお茶をしながらSIMを入れ替え。ここは東京なのにまるで香港にいるような気分に浸れちゃいました。

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↑香港にスマホを買いに行きたい人は香港贊記茶餐廳に行こう!

 今回のネタはモバイルと全然関係ないじゃん、と思われるかもしれません。でも、SIMフリースマホがうじゃうじゃ売っていて、プリペイドSIMが買い放題な香港にいつかは行こうと思っている人もいるでしょう。香港のスマホの聖地と呼ばれる携帯ビル“先達廣場”も、ビルの周りは茶餐廳だらけなんですよ。掘り出し物のスマホを見つけ、買った後にすぐテストをしたいのなら付近の茶餐廳に入って一服するのが最適です。

 でも、いきなり香港で茶餐廳にひとりで入るのはビギナーには敷居が高すぎます。来るべき“香港スマホお買いもの旅行”を計画している人は、香港贊記茶餐廳へ行って茶餐廳の雰囲気に慣れておくことをオススメしますよ。

●お店の場所

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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