週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Galaxy S6 edgeに画面保護は必要? 落としてガラスが割れる確率はiPhoneの半分

2015年04月09日 18時00分更新

 4月8日、国内正式発表となりましたGalaxy S6。サムスンの気合いが感じられましたね。S6 edageは、そのディスプレーの形状が最も特徴的ですが、強度を心配する声も聞こえます。

Galaxy S6 edgeのガラスはどれくらい頑丈なの?
↑スマホ初、Gorilla Glass 4を採用。

 よくガラスの強度の指標として“9H”などと記載されています。これはモース硬度といい、鉛筆のBとかHBとかの流れなんですが、結構アバウトなんですよね。ほかにガラスの硬度の指標としてピッカーズ硬度というのがあります。

 コチラは“HV”という単位で表わされます。たとえば高級腕時計やApple Watch(スポーツ以外)、iPhone(5以降)のカメラ部に使われているSapphire Glassが2300HV、Xperia Z1などで使われているDragontrailが673HV、iPhone 6やGALAXY Note Edge、Xperia Z3などで使われているGorilla Glass 3が649HVとされています。

 サムスンのGalaxy S6、Galaxy S6 edageは、最新のGorilla Glass 4をスマホで初採用しています。これは、どの程度の強度なのでしょうか。

 Gorilla Glass 4のピッカーズ硬度は596HVだそうです。はい、むしろ下がっているんですね。実はGorilla Glassは1、2、3すべてピッカーズ硬度649HVですが、進化するにつれ柔軟になっております。この柔軟=伸びやすいことが、“割れにくさ”に直結しています。コチラはヤング率といい“GPa”という単位で表わされます。Gorilla Glass 1は71.7GPa、2は71.5GPa、3は69.3GPa、そして4は65.8GPa。ちなみにSapphire GlassとDragontrailは74GPaなので、Gorilla Glass 4は“最も伸びやすい”ということになります。

 同じ厚みでも、Gorilla Glass 3の2倍の割れにくさであることが、製造元のコーニング社より実証されています。よって、Galaxy S6を落としてガラスが割れる確率は、従来のスマホの約半分と言えそうです。

 ただし、表面の擦り傷に対してはまだ不安が残ります。フィルム業者には頑張っていただきたいところ。もちろん、週アス(というかワタクシ)はiPhone同様、Galaxyの究極保護を追求していきますよ。M谷社長、よろしくお願いしますね。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう