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忘れられたハイエンド HTC One M9の高級感がハンパない:週間リスキー

2015年04月08日 14時00分更新

文● モバイルプリンス 編集●ACCN 協力●後藤宏

※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーとツンデレな仲間たちが地下の倉庫の隣の部屋からお届けする、アンチ失われたアスキーの精神を体現するコーナーです。

 週間リスキー沖縄特派員、モバイルプリンスです。ACCN局長から海外で発売したてのホヤホヤ『HTC One M9』がポンと手渡されましたよ。どういう意味かわかりませんが、私なりに解釈に努めます。

PlusSet20150403Gt_Prince-HTCOneM9
↑アルミ削り出しのテカテカボディー。HTCらしいですな。

 HTC One M9と言えば、MWC2015で発表されたハイエンドスマホ。サムスンのGalaxy S6 Edgeばかり注目されてますが、コチラも日本で出るかもしれませんよ?

 スペックはこげな感じどす。

OS: Android 5.0.2
CPU: Qualcomm Snapdragon 810 Octa Core(64bit)
RAM: 3GB  内蔵ストレージ: 32GB
マイクロSD: 最大128GB
液晶ディスプレー: 5インチ フルHD(1920×1080ドット)
SIM: ナノSIM
バッテリー: 2840mAh
サイズ/重量: 69.7(W)×9.61(D)×144.6(H)mm/約157g
ネットワーク
LTE: B1/B3/B5/B7/B8/B20/B28/B38/B40/B41 
3G: 850/900/1900/2100 MHz
GSM: 850/900/1800/1900 MHz

 時間を巻き戻して、開封時に戻りたいと思います。どう見ても弁当箱にしか見えない化粧箱から取り出します。

PlusSet20150403Gt_Prince-HTCOneM9
↑ちなみにこのサイズの弁当箱は、私個人的にはまったく全然足りません。
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↑中身。本体、AC、USBケーブル、イヤホン、アダプター用のピンなどが同梱。

 ピンがね、毎度かっちょええ。ロゴが切り抜かれているの。

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↑何かほかの用途にも使いたいくらいですぞ。

 最近のスマホは、もう前面全面がディスプレーって感じのが多いですが、HTC Oneシリーズは上下に帯状のアルミ素材を食い込ませ、個性を放っております。

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↑正面から。おわかりいただけるかしら?

 本体のカラー名はゴールド オン シルバー。フロントは薄いゴールド、側面のフレームはハッキリとしたゴールド、背面はアルミ感漂うシルバーといった凝ったカラーリングです。

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 改めて背後から。下方に各種認証マークがうっすらあります。

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↑技適の印はございません。
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↑カメラは前後にひとつずつ。メインは2000万画素の裏面照射型CMOSセンサーです。
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↑インカメラは400万画素のUltraPixelで、明るく撮れるセルフィー強化型。
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↑スピーカー穴にこっそり通知ランプを仕込んでいるのがニクイ。

 カメラ部分は少々もっこりしています。傷が心配ですが、iPhone同様サファイアガラスなので大丈夫でしょう。

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↑男の憧れ、タフなもっこりです。

 サイドを舐めまわすように見てみましょう。レロレロレロ……。

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↑左側面はSIMスロットオンリー。アルミ・ゴールドの格式の高さを感じます。
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↑右側面は左からSDスロット、ボリュームアップキー、ボリュームダウンキー、電源ボタン。
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↑上から。ここだけアルミではないのは、電波の通りを考慮してのことと思われます。
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↑下から。HTC Oneの伝統となっている微妙に右側に寄っているマイクロUSB端子、イヤホン端子もコチラに。
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↑日本で発売されたHTC J One(2013年au夏モデル)と比較。スリムになって縦に伸びています。

 HTC One M9は前・後・横・どこから見てもアルミ感がピンコ勃ち。ほかのカラーもじっくりと見てみたいです。

 続きまして中身をば。初期設定で日本語が選択できました。

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 ホーム画面。UIは最新のSense 7です。

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 プリインアプリはこんな感じ。

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↑Androidのバージョンは5.0.2。

 32GBモデルですが、ストレージは初期状態で約21GBの空き。

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↑ま、マイクロSD対応なので。
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↑初期状態のRAM使用状況。空きは1.9GB。

 パフォーマンスはいかがでしょう? AnTuTu Benchmarkのスコアは以下のような結果でした。

1回目: 45465
2回目: 43451
3回目: 40561
4回目: 49424
5回目: 49005

 全体的にサクサクと動き、不満はありませんが、Snapdragon 810の64bit&RAM3GBの超絶スペックの期待値からすると、やや物足りない感じも……。まぁ、実用面ではまったくハイエンド機と張り合えると思います。

 カメラは可もなく不可もなしな感じ。

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 前モデルHTC One M8のカメラはレンズ×2基で3D撮影でき、400万画素のUltraPixelでした。UltraPixelは画素数こそ低いものの、明るく撮れ、起動や保存が速かったので“そこそこの画質かつ素早く手軽に撮れる”というスマホカメラの進化の方向性として凄く共感していたんですよね。

 しかし、今回から王道のストロングスタイルで画素数を一気に上げてきて、レンズも1基になっちゃった。個性が失われたって気がして個人的にはザンネン……。

 一方、インカメラはセルフィー用に強化されており、400万画素UltraPixelです。撮ってみましょかね。

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↑顔を認識して、美肌モードの調整ができます。
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↑美肌モード弱。
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↑美肌モード強。

 どすか? 顔の凸凹が綺麗に舗装され、自然にツルツル肌を手に入れることができました。この辺りは、かなりトレンドを抑えていると思います。それにしても、もう少しイケメンに写ってもいいんじゃないかとは思います正直。まぁ、テクノロジーのほうが私の顔面に追いついていないってことですよね。

 いじょ。カッコイイボディーに、ひとまず安心の完成度とスペックのHTC One M9はEXPANSYSジャパンで9万2千円で販売中。SIMフリーiPhoneが値上がりしたいま、魅力的な選択肢ではないでしょうか。とくにこんなとこまで読んでいる方は人と同じじゃイヤでしょうから!

●関連サイト
EXPANSYSジャパン

RISCII

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