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auのiPhone 6ユーザーはiOS8.3適用後VoLTEを手動でオンにしないと損する

2015年04月10日 13時00分更新

 引き続きヒロ&アスカでお届けしております。iOSのアップデートで3キャリアそろってVoLTEに対応しました。SIMの差し替えなどは必要ないようですが、au版はデフォルトではVoLTEがオフになっているので、アップデート後、これをオンにしないといろいろとソンします。

VoLTE
↑アップデート適用前。設定のモバイルデータ通信で、4Gの項目がトグルになっています。
VoLTE
↑アップデート適用後。細目が出現します。
VoLTE
↑アップデート後は“データ通信”になっているので、“音声通話およびデータ”に変更します。

 以上の操作によって現時点では同一キャリア間のみとなりますが、VoLTEによる高音質通話が可能になります。これだけではありません、auは従来コンカレント通信(通話と通信の両立)に非対応でしたが、この設定を済ませておけば音声通話がAlways 4G LTEになります。どういういことかというと、相手が3Gだろうが一般電話だろうが、こっち側はVoLTEになって通話と通信の同時時利用が可能になります。もちろん、相手が3Gの場合は音質は向上しません。

VoLTE
↑コンカレント通信とはつまりこーいうこと。通話しながら『マップ』アプリで道順などを調べられます。
VoLTE
↑もちろんSafariで調べものをしながらの通話も可能です。VoLTEによるコンカレント通信に対応したことで、au版iPhoneの唯一ともいえるウィークポイントがこれで解消されて最強になりましたね。

 このように、設定しない意味がわからないほど重要な作業なのですが、どうしてデフォルトでオンにならないのでしょうか。理由はサービスの“差分”にあるようです。非VoLTEとVoLTEでは着信転送や留守番転送の特番が一部変更されています。

●着信転送(起動)
無条件 1x=1424 VoLTE=1424
話し中 1x=1423 VoLTE=1423
無応答 1x=1422 VoLTE=14262

●留守番転送(起動)
話し中 1x=1411 VoLTE=14123
無応答 1x=1411 VoLTE=14122

●着信/留守番転送(停止)
1x=1420/1410 VoLTE=1420

 利用者も率はさほど高くない気もしますし、番号を直接打っている人はさらに少ない気がするのですが、とはいえ急に変更はできないのでしょうね。

 ほかにも着信拒否サービスを利用している場合に差分が生じるようです。具体的には着信拒否の登録件数が、VoLTEにすると30件になりますが、戻すと10件になるため、差分が失われるといった不都合があります。まぁ私は10人で足りるので問題ないですが、ヒロはさんは30人でも足りないでしょうから気をつけましょうね。

【2015/4/10 15:17追記】初出時、着信拒否サービスの登録件数に誤りがございました。お詫びして訂正します。今回、アスカが悪かった。

■設定方法は動画でチェック!

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