2015年04月02日19時30分

自転車用エアバッグという超斬新な発想 HOVDING

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 ビジュアルのインパクトもすごいが、製品の発想も目を見張るものがある。

 ライトウェイプロダクツジャパンは先月30日、自転車専用エアバッグ『ホーブディング 2.0』(HOVDING 2.0)を発売した。価格は5万4000円。

 ホーブディング 2.0は首に巻いて使うナイロン素材のフード。バッテリーを内蔵し、あごの下までファスナーを引きあげてボタンを止めると本体が起動する。センサーを内蔵し、事故につながる挙動を感知すると0.1秒でエアバッグが作動する仕組みだ。

 一般的なヘルメットとの違いはデザインだけではない。エアバッグの方が保護範囲が広く、頭部全体を保護できるという。

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HOVDING(5万4000円)

 1回あたりの使用時間は18時間。充電はUSBで6時間。サイズはS(36cmまで)とM(34~42cm)の2種類、重量は790グラム。エアバッグが作動したあと再利用はできない。事故が起きる直前10秒間のモーションデータを保存するブラックボックスを内蔵する。

 デザイン違いのカバーには『ダークエンジェル』『ヒドュンプレイス』『ヴァイオレントリーハッピー』『サレクオデッセイ』と、少年たちの心を躍らせそうな名称の製品が並んでいる。

 ヨーロッパでの安全規格である『CE認証』を取得、世界ではすでに数千個単位で流通しているという。当初は2013年に国内発売を予定していたが、火薬取締法の適用除外を受けるなど日本国内流通のための審査をクリアするのに時間がかかり、2年ごしでようやく流通が実現したそうだ。

 自転車用エアバッグは2005年、南スウェーデンのルンド工科大学で工業デザインを学んでいたアンナ・アフプトとテレース・アルスティンが、卒業論文のテーマに次世代のヘルメットを選んだことをきっかけに研究が始まったもの。

 1000回以上のクラッシュテストをくりかえし、サイクリストの実際の動きを何百時間も収集することで、事故の瞬間に起きる挙動を記録・解析し、事故時の動きをデータベース化。データベースにエアバッグメーカーであるアルヴァスウェーデン社の技術を組み合わせることで、自転車専用エアバッグシステムの開発に成功したという。

 今までのヘルメットの概念を超えた、エアバッグとしてのヘルメット。ハードウェアスタートアップとしての発想力・開発力に感服せざるをえない。願わくはもうちょっと値段が下がってくれるとうれしい……応援のために買ってあげたい気持ちもあるんだけどなあ。

写真:ライトウェイプロダクツジャパン

■関連サイト
HOVDING 2.0

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