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時代は教育ハックだ 「お勉強」ではないテクノロジー教育のいまを語る限定セミナー4/20開催

2015年04月02日 16時00分更新

「(デジタル)ネイティブの種類が変わってきた」

 そう語るのは、LITALICO広報の三谷さん。学習塾及び幼児教室を手がける同社は、IT/最先端技術を使うモノづくり教室『Qremo(クレモ)』を渋谷で展開している。

 開始前はプログラミングを学ぶ中学生・小学校高学年を想定していたが、実際は低学年の児童が多く集まった。政府の成長戦略に盛り込まれ、中学校の必修科目になっているプログラミング教育だが、積極的に学ばせる意識が強いのかと尋ねると、そうではなかった。

「家の中に放っておいた旧型iPhoneを家庭内で子どもに使わせていたら、親にはとてもわからない使い方をしていた。『この子の興味をさらに伸ばしたい』といった親御さんが多い。塾の延長というよりは、サッカー教室、バレエなどのお稽古と比べて、Qremoを選んでいただいている」

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3Dプリンターも活用するクレモの現場

 スマホやタブレットから興味を持った子供たちは、自分がつくりたいものを目標に、PCやキーボードに親しんでいくという。昨年4月のスタートから問い合わせは月に100件ペース。大変なニーズがある状況だ。

■新たなIT・エンターテインメントハードウェア・IoT製品をつくり出す教育とは?

 大江戸スタートアップが開催するスタートアップ業界の最新トレンドが分かるセミナー『大江戸スタートアップアカデミー』第5回目では、このような”新たなテクノロジー教育”に注目。教育をハックすると題して、知育や英語学習、受験など多くの企業が火花を散らすEdtech分野から、ハードウェア・プログラミングなど、IoT製品につながる最新教育について迫る。

 モノづくり教室クレモ、東大発の起業家育成・教育プロジェクトTodai To Texas、そして10年以上にわたって保育園から大学・社会人のプログラミング教育の現場で活用されているLEGO Mindstorms(レゴ マインドストーム)のエバンジェリストを加え、新たなIT・エンターテインメントハードウェア・IoT製品をつくり出す教育がどのように生まれくるのか? 最前線でさまざまな立場から指導に携わる関係者にうかがう。


登壇者紹介

10年にわたり、教育版LEGO(r) Mindstorms(r)の普及に努めるエバンジェリスト
LEGO Education正規販売代理店 Afrel 渡辺 登(わたなべ のぼる)

1967年生まれ。通信機器メーカーにて交換機や携帯電話などの開発に従事。組込みソフトウェア開発の人材育成に関する技術者コミュニティに参加後、経済産業省の組込みソフトウェア開発力強化の委員会に招聘。2004年から独立行政法人情報処理推進機構にて研究員として従事。同時に教育版LEGO Mindstorms(レゴ マインドストーム)を使ったロボコンを日本各地で地元のコミュニティで開催することを推進。2010年からアフレルにて、小学生から企業エンジニアまで対象にした技術教育を企画・提供している。

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レゴ マインドストーム


Todai To Texasプロジェクトを手がける東大発起業家育成・教育の責任者
東京大学 産学連携本部 助教 菅原 岳人(すがわら たけと)

1978年生まれ。IT系コンサルティングファームを経て、2009年より東京大学にて産学連携活動に従事。「東京大学アントレプレナープラザ」等のインキュベーション・マネージャーとして大学発ベンチャーの創設・成長を支援。卒業企業にはモルフォ、ユーグレナ、ペプチドリームなど。また「東京大学アントレプレナー道場」等のプログラム・マネージャーとして、東京大学のアントレプレナーシップ教育を担当。6年間で約1,200名の学生が受講。2013年、「Todai To Texas」プロジェクトを発足。

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東京大学関連のスタートアップによるクアッドコプター『Phenox(フェノクス)』


IT/最先端技術を使ったモノづくり教室を手がける
LITALICO Qremo事業部 島田 悠司(しまだ ゆうじ)

1988年生まれ、学生時代に学生による日本最大のボランティア団体「Youth for 3.11」に参画。その後、代表理事を務める。テクノロジーを活かして社会課題を解決したいと2013年、新卒でLITALICOに入社。入社1年目で、新規事業チームのリーダーに抜擢され「ITxものづくり教室Qremo」を一から立ち上げる。1号店である渋谷校教室長を経て、現在、Qremo事業部にて事業推進/地域連携を担当。

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小学生から学べるプログラミング・ロボット開発のクレモ


●開催概要
■日時 2015年4月20日(月)
受付開始 18時30分 開演 19時 終了予定 21時30分
■場所 株式会社KADOKAWA 角川第3本社ビル 9F(予定)
千代田区富士見1-8-19
■入場料:2000円(学生無料)
■募集人数:30名(予定)
■主催 KADOKAWA
■内容
第一部:各講師登壇
第二部:トークセッション
※セミナー後に交流の時間を用意しています。
※プログラム内容は予定です。都合により変更となる場合があります。

画像:Qremo、編集部、Afrel
(c)LEGO, the LEGO logo, MINDSTORMS and the MINDSTROMS logo are trademarks of the LEGO Group.
(c)2015 The LEGO Group.

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■関連サイト(セミナー申し込みはこちら)
教育をハックする 教育×IT関係者で考える次世代IoTプロダクトをつくるテクノロジー教育の現場 - Peatix

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