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ほぼ日本製のApple Watchが年内発売?Apple噂まとめ(3/15〜3/21)

2015年03月22日 18時30分更新

 国内外の噂系サイトで3月15日から3月21日までに出回った内容をまとめました。先週目立ったのは、Apple Watchの製造に大幅な遅れが出ているという噂。生産の遅れは数カ月前から情報が出ていましたが、最近では製造を請け負う台湾クアンタ・コンピュータ社が、台湾フォックスコン社から大人数のスタッフを借り受けるなどの情報もあったので、人手不足が招く生産遅延かと思っていました。ところが、どうやら製造ラインやスタッフの習熟度の問題ではなく部品レベルの不具合が問題のようです。

 あくまで噂ですが、Apple Watchの第2世代モデルは台湾フォックスコン社が製造を請け負うようで、Appleは同社に対して日本国内でのサプライチェーンの構築を要請したそうです。つまり、Appleは部品レベルの欠陥を懸念しているようですね。しかも、第2世代モデルは、第1世代モデルの製造歩留まりの悪さから早くも2015年内にリリースされるそうです。Appleとしては、量産体制がいっこうに進まない第1世代にそうそうと見切りをつけて、第2世代を本命としたいのかも。

3/15 Apple Watchの製造工程の欠陥発生率は70%超
GSMDomeによると、Apple Watchの製造工場では70%を超える欠陥発生率に悩まされているとのこと。原因はわかっていないようですが、同社はApple製品の製造を手がけている台湾フォックスコン社から3000人程度のスタッフを受け入れて、製造体制の安定化を図っているそうです。70%以上の確率で不良品ができてしまうというのは、製造ラインの設備やスタッフのスキル以前の問題なのかも。Apple Watchはデパートなどで宝飾品と同様に扱われるので、iPhoneやMacBookなどの製造に比べるとAppleが求める品質基準が高いのかもしれません。

3/16 日本のSIMフリースマホ人気でクアンタの業績が好調
EMSOneによると、日本通信(株)のVAIO Phoneの製造を請け負っている台湾クアンタ・コンピュータ社が好調とのこと。そのほか同社は、台湾エイスーステック・コンピューター社のZenFone 2の生産を台湾ペガトロン社と分け合うそうです。ZenFone 2はLTEの周波数帯域などがガチで日本向けに作られているほか、低価格で高性能な端末としていま注目されています。デザインにもチープ感は見られないので、これが日本で投入されれば人気が出るのは間違いないと思われます。

3/16 Apple Watch製造の従業員募集に自動車の懸賞
EMSOneによると、Apple Watchの製造を手がけている台湾クアンタ・コンピュータ社が、懸賞付きの従業員募集を実施しているそうです。同社は、初期ロットの供給台数である500万台達成のため製造の人手を確保しており、すでに台湾フォックスコン社から1万1000人のスタッフを借り受けています。さらに人手不足を解消するため、2015年3~5月にかけて中国江蘇省常熟工場で約135万円(7万元)相当の中国車などが当たる抽選会を実施するそうです。

3/17 iPhone 6sはApple A9と2GB、感圧タッチを搭載
ValueWalkによると、iPhoneの次期モデルとされている6sは、プロセッサーはApple A9、メモリーは2GBのほか、感圧タッチのテクノロジーであるForce Touchを搭載するそうです。液晶のサイズはiPhone 6シリーズと同様、4.7インチと5.5インチとなり、4インチはラインアップされないとのこと。

3/17 USB Type-Cはセキュリティーリスクがある
The Vergeによると、12インチのMacBook Retinaが搭載するUSB Type-Cコネクターには、セキュリティー上の問題があるそうです。これはBadUSBと呼ばれるもので、USBポートに接続したフラッシュメモリーなどからパソコン本体を操作可能になるという重大なセキュリティーの脆弱性です。Type-Cは電源も供給できる仕様なので、電源アダプターにフラッシュメモリーを仕込んでおけば、ユーザーに悟られることなくパソコンの乗っ取りが可能になります。

3/17 OS X 10.10.3ではNVM Expressをサポート
MacG.coによると、OS X 10.10.3ではNVM Expressをサポートするそうです。NVM Expressは、現行のPCI Express接続のSSDのアクセス速度を向上させる技術だそうです。ちなみに、13インチのMacBook Pro Retinaを「システム情報」アプリでチェックすると、ハードウェア構成の部分にNVM Expressの項目があります。

3/17 Apple向けのUSB Type-Cコネクターは日本製
EMSOneによると、Appleが12インチMacBook Retinaに搭載するUSB Type-Cコネクターは、日本航空電子工業(株)、台湾フォックスリンク社、台湾ラックシャア社が供給するそうです。

3/17 Appleが新しいテレビ番組配信サービスを今秋に開始か
ロイターによると、Appleは2015年9月にもテレビ番組の配信サービスを開始するそうです。25チャンネル程度が用意されており、iPhoneやiPad、Apple TVなどで視聴可能になるとのこと。すでに、ディズニーやCBS、21世紀フォックスなどと交渉を進めているそうです。ただし、NBCユニバーサルとは交渉が決裂したそうです。これらの情報はThe Wall Street Journalの記事の引用のようです。日本でもようやく見逃し番組を無料で見られるサービスが始まりますが、国内でもApple TVだけでなくPS 4やAndroid Playerなどのデバイスで、配信サービスが受けられるといいですね。規制が多くなり面白くなくなってきたと言われるテレビですが、ストリーミング配信なら有料と無料と切り分けられるので、毒にも薬にもならない番組だけ無料で流して、エッジの効いた番組は有料もしくはユーザー認証後に流すという流れになると大歓迎ですね。

3/18 iPhone 6に人気止まらず出荷予測を上方修正
EMSOneによると、モルガン・スタンレーがiPhone 6シリーズの2015年1~3月の出荷台数を5100万台から5300万台に上方修正したそうです。出荷比率は、6と6 Plusで50%ずつだそうです。同4~6月の出荷台数も4200~4300万台を4500万台に引き上げるとのこと。世界的な需要というより、中国市場での予想を上回る爆発的な需要が要因なんじゃないかと。でも、ここまで売れちゃうと次期モデルのiPhoneのプレゼンが難しいですね。おそらくデザインはiPhone 6シリーズを踏襲すると思われるので、機能面やエコシステムでどれだけアピールできるかにかかってますからね。

3/18 Apple Watchの第2世代は日本製部品が多数
EMSOneによると、AppleはApple Watchの第2世代モデルを2015年内に発売するそうです。これは、第1世代の生産を請け負っている台湾クアンタ・コンピュータ社の歩留まりがいっこうに向上しないことが一因のようです。Appleは、iPhoneの組み立てなどで知られる台湾フォックスコン社に第2世代の製造を発注するようで、フォックスコンに対して日本国内にサプライチェーンを構築するように要請したそうです。どうやら、組み立てに問題があるわけではなく部品レベルの問題が生産歩留まりに関係しているようですね。

3/19 12インチMacBookの液晶パネルの製造が遅れる
EMSOneによると、12インチのMacBook Retina用の液晶パネルの供給が芳しくないようです。供給元の1つである韓国LGディスプレイ社のものはAppleの認証を通過しておらず、4月の認証になるそうです。となると、認証済みである韓国サムスン電子社の製品のみが供給される状態のため、供給不足が懸念されています。

3/19 TSMCが16nm設備を増強しApple A9製造へ
EMSOneによると、台湾TSMC社がApple A9プロセッサーの受注競争で優位に立つかもしれないとのこと。同社が製造ラインに採用している16nmのFinFETプロセスの設備投資が順調で、量産歩留まりがライバルの韓国サムスン電子社の14nmプロセスをリードしているそうです。

3/19 Apple Watchの試着時間は一人15分以内
9 to 5 Macによると、4月10日に店頭展示がスタートするApple Watchは、一人あたり15分以内の試着時間が設けられているそうです。まあ、Apple Storeならいいでしょうが、デパートで15分というのはどうなんでしょうね。もちろん、デパートなら上客は別対応でしょうけど。

3/19 中国でiPad Air 2とiPad mini 3のセルラーモデルが登場
9 to 5 Macによると、中国の大手キャリアであるチャイナ・ユニコム社とチャイナ・テレコム社が、iPad Air 2とiPad mini 3のセルラーモデルの販売を3月27日に開始するそうです。両モデルとも、TD-LTEとFDD-LTEをサポートしているそうです。

3/20 フォックスコンの社員がiPhone 6を盗む
EMSOneによると、iPhoneの組み立ててで知られる台湾フォックスコン社で、従業員の盗難事件が発生したとのこと。同社の中国河南省鄭州工場で製造されたiPhone 6を、同社のマネージャーが5000台ほど盗んだそうです。フォックスコンが作っている量としては軽微な量なんですが、需要が逼迫しているiPhone 6を内部犯行とはいえ5000台も盗めるというのは、社内にも問題があるんじゃないかと。

3/21 他社製セキュリティーアプリをApp Storeから排除
Phone Arenaによると、AppleがApp Storeからセキュリティー対策アプリを排除したそうです。「VirusBarrier」の開発元である仏インテゴ社は、再配信を申請しているものの受理されていないそうです。同社は、AppleがiOS 8のセキュリティーの高さを示すための処置ではないかと言及していますが、真相を知りたいところですね。

3/21 2015年発売のMacではWindows 7はサポート外
Appleはサポートページで、先日リリースされた13インチのMacBook Pro Retina(Ealry 2015)とMacBook Air(Ealry 2015)のBoot Camp環境では、Windows 7がサポート外になっていることを公表しました。両モデルで利用できるBoot Campのバージョンは5.1のみなので、利用できるOSは64ビット版のWindows 8のみになります。

3/21 次期Apple TVは6月のWWDC 2015で発表か
The Vergeによると、次期Apple TVは例年6月に開催されるWWDCで発表されるとのこと。デザインがリニューアルされるほか、App Storeの機能も組み込まれるようです。開発者にはSDKが配布されるようです。既存のiOS用ゲームであれば次期Apple TV用への移植は、操作体系の変更程度なので容易でしょうから期待しちゃいますね。Apple TV用ゲームがたくさん出てくれば、コンソールゲーム機を脅かせる存在になるかもしれません。なお、ハードウェア仕様としては、Apple A8のプロセッサーを搭載し、現状8GBのストレージも拡張されるとのこと。音声アシスタントのSiriも使えるようになるそうです。BuzzFeed Newsのリポートです。

3/22 iOS 8.3では音声だけでハンズフリー会話が可能に
9 to 5 Macによると、現在開発者向けに配布されているiOS 8.3のベータ版では、音声アシスタント機能のSiriに「Hey Siri」と話かけて電話をかけたあと、Siriでハンズフリー(スピーカーフォン)モードへの切替も音声操作できるそうです。「Siri」の設定で「Hey Siriを許可」を有効にした状態で、「音声フィードバック」をハンズフリーのみに設定すればいいようです。記事中は英語版での紹介なので、名前のあと「on speaker」とつけると電話をかけてスピーカーフォンになるようですね。日本語はどうなるんでしょう。

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