春だ、学生たちの就職活動シーズンだ! 二度とやりたくない! 思い出したくもない! 消えろ! 滅びろ!! 無に還れ!!!!
第一なんでわざわざこっちが出向いて「御社に~↑」なんて媚びを売らなきゃいけないんだ。むしろ会社が来い! ほう、会社が来る。よろしい、ならば『ガクセン』だ。
ガクセンは企業が学生を探すためのウェブサービスだ。学生およそ500人が顔写真・実名入りで並び、企業がインターンに誘ったり、面談のリクエストを出したりできる。企業は年額49万8000円で利用できる。学生が企業を探す「リクナビ」の逆だ。
掲載されている学生は運営元ニューインデックスが審査していて、ページでは同社による1500字程度のインタビューが読める。同社・津田武代表によれば「トップ1%の優秀な学生のみに限定している」とのこと。
優秀の基準はどんな活動をしてきたか。「学歴不問で活動していれば掲載している。東大だと言われても、何もアクションを起こしていなければ掲載しない」と津田代表。
「天皇皇后の前でプレゼンをしたことがある女の子、単身インドネシアでホテルの営業マンをやって黒字化に貢献した男の子、ウルドゥー語をしゃべれることを強みに年収1000万円を稼ぐ大学生などを掲載した」(津田代表)
「最近ナビ媒体でいい人が見つからないと思っていた。ここにいたのか」など企業にも好評とのこと。現在、理系は2~3割と少なめ。営業・マーケティングに強そうな学生たちが集まっている。
よし、わたしもインタビューで研究論文「安部公房と動物行動学──リルケからの軌跡」について語らせてもらおう。普通に出版社受けろって? アッハイ……。
写真:Alex France
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