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スマホで空中に光のアートを描けるライトペインティングの最新ツーショットテク

2015年03月12日 21時00分更新

文● 林 佑樹 協力●姫乃たま 編集●太田 良司

 スマホとカメラ。このふたつは、すっかり仲の良いガジェットになった。Wi-FiやNFC搭載のカメラが増えたことで、撮影して即スマホに取り込むといったことはもう当たり前だ。またスマホでのリモート操作で撮影に対応するカメラも多く、記念写真だとかダラダラと定点撮影する目的などでも活躍している。

 さて、筆者は2014年を振り返ると、3日に1回は美女に踏んでいただくという生活を送っていた。2015年ももりもりと踏んでいただいているのだが、今回はアクセントを加えてみることにした。ただのリモート撮影は面白くないのでPixelBarという、長時間露光を利用してライトペインティングができるアプリを用意。Android 4.4以上で動作するものだ。ただのライトペインティングであれば、LEDライトを使用すればいいだけだが、本アプリの特徴は文字や画像を使用できる点にある。2014年に発売されたPixelstickのようなことをスマホでできるといった認識でもいい。なおiPhone版については、作者さんのTwitterアカウントを見るにApple側で審査中とのこと。本記事掲載時点でApp Storeに並んでいるかもしれない。

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↑カンタンにいうと、カメラとスマホの組み合わせでこういうことができるのがPixelBarだ。

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↑暗い部屋だとさらにわかりやすい感じになる。

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↑画像を選んで設定をするだけ。画像表示幅とスクロール量、表示の速さの設定が必要となるが、実際にスタートさせてみて慣れていくほかない。ともあれ、ゆっくり動かすことを徹底しよう。

 実行時の画面は、動画のように画像がスクロールして表示されるので、水平に動かしていくだけ。表示画像によっては上下左右に動かしてもいい。

 暗所で、ライトペインティングをするだけであれば、スピードライトは不要。ゆっくりとスマホを動かすだけでいい。ここに人を入れる場合は、スピードライトに加えて、また5~10秒ほどのシャッター速度で、かつ発光は後幕に設定する必要がある。TTLで発光させる場合、事前の発光がシャッターを押した合図になるので、タイミング合わせに活用してみるといいだろう。
 日中での場合は、NDフィルターが必要な点に加えて、スマホの最大輝度が絡んでくる。大半のスマホは500カンデラ前後。公称値としてプッシュしていた端末は少なく、『Optimus X IS11LG』が700カンデラ、『ARROWS NX F-05F』が800カンデラといった具合だ。事前のテストでは『Galaxy S5 ACTIVE』を使用してみたが、日中ではかなり厳しく、お手軽に撮影を狙えるのはやはり夜の町中か、室内になる。

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↑そんなわけでAppleストア銀座前で。天候が悪く、踏んでいただきつつというのは諦めた。だって、横殴り気味の雨だったんだもん。

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↑文字系はキレイに水平に動かす必要があるのと加えて、表示タイミング合わせもあるので、リテイク回数は増えやすい。

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↑天候が回復しないので、Apple Watchの発表会を待ちつつ室内で撮影。スマホを両手に持ってみるのもアリ。

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↑暗い室内だと動かす速度に注意していればよく、やはりラク。機材はα7+FE2870+ニッシンi40。多灯+黒バックだとさらに遊べそう。

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↑だいぶ仕様になれてきた姫乃たま先生。

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↑さらにiPhone 6 PlusのLEDライトも組み合わせて、ライフワークフォトを実行したもの。見えちゃいけないものが見えていたのでモザイクである。

 といった感じでPixelBarはカジュアルに、一歩先行くライトペインティングを楽しめるアプリだ。タブレットだとより巨大な画像を表示できる(超大型タブレットでのトライは楽しそうだ)し、複数のスマホを棒にセットして振り回してみるのもいいだろう。リスキー的な遊びができなかったので、また機会があればAppleストア前でリトライしたいところだ。

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