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あの山根博士でも見つけられなかった4GタフネスWindows Phone:MWC 2015

2015年03月11日 21時30分更新

文● 小山安博 編集●編集部

 スペイン・バルセロナで開催されたMWC2015(Mobile World Congress 2015)。今年もさまざまな製品やサービス、技術が満載の一大イベントでしたが、今まで存在感の薄かったWindows Phoneが、今年はひと味違う盛り上がりをみせていました。

「今年はWindows Phoneが来る!」と言い切れるほどではありませんが、それでもMS以外のさまざまなメーカーからWindows Phoneが登場してきたのは、明るい兆しと言えるでしょう。

 日本には業界のライター陣から“WPJ(Windows Phone ジャーナリスト)”と呼ばれ、週アスPLUSでも連載を持っている山口健太氏がいます。同じく、世界中のスマートフォンを買いまくっている山根博士もWindows Phone搭載スマートフォンの話題を網羅しています。

 そんな中、山口氏も、山根博士でも見つけられなかったWindows Phone搭載スマートフォンがひっそりと展示されていたのでご紹介します。

 それは中国系のODMであるUniStrong。もともと、タフネス系のモバイル端末を開発しており、GPSレシーバーなど、作業現場での利用を想定した製品を作っているようです。

MWC2015
E7736/E7737。オプションで外部機器の接続も可能になるそう。
MWC2015
A5/A6。オプションで複数カラーがえらべるカラフルなボディが特徴。

 出展されていたのはE7736/E7737、A5/A6という型番のみのスマートフォン。

 どちらも5.3インチディスプレイを搭載し、IP67の防水防塵性能、1.2mの落下に耐えるタフネス性能を備えています。実際には委託する側がWindows PhoneとAndroidをオプションで選択可能で、同様に3Gと4Gの通信機能も選択できますので、4GのタフネスWindows Phoneを提供できる、という点は新しそうです。

 基本的には業務向けの製品で、すぐに開発できるとのこと。ブース自体もひっそりとしていましたが、Windows 10への対応もしていきたいとのことで、今後もWindows Phoneの開発は行なっていくようです。

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