2015年03月03日16時00分

「避けては通れない」スイス腕時計メーカーもスマートウォッチ競争に参加せざるを得なくなった:オルロジカル スマートウォッチ

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 アップルのティム・クックCEOがベルリンを訪れていると米9to5Mac誌が報じている。アップルウォッチをドイツでも4月に発売すること、そしてホテルと提携してルームキー代わりにアップルウォッチを使えるようにするといった計画を話したそうだ。

 いよいよ加熱するスマートウォッチ開発競争に、スイス腕時計ブランドも乗り出すときがやってきた。スイスのフレデリック・コンスタント、アルピナ、モンディーンなど高級ウォッチブランドが、アナログ時計のようなスマートウォッチを発表している。

 フレデリック・コンスタントが発表したのは「MotionX-365 オルロジカル スマートウォッチ」だ。

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オルロジカルスマートウォッチ。予価17万円

 クオーツ式ムーブメントを積み、文字盤はアナログ。とてもクラシカルなデザインながらセンサーを積み、歩数・歩行距離・消費エネルギーといった活動量、また睡眠時に装着あるいは枕もとに置くことで睡眠の深さ・浅さをモニターできるようになっている。

 iPhone、Androidスマートフォンと同期し、アプリで情報を見る仕組みだ。取得した情報は30日間スマートウォッチに記録しておけるようになっており、週末だけ同期すればいい。これでバッテリーは2年以上もつという。

 通常のスティールカラーとローズゴールドの2色があり、予価は15万円と17万円。6月に世界同時発売の予定だ。フレデリック・コンスタントとアルピナでは、今後10種類のオルロジカルスマートウォッチを年内に発表するとしている。

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活動量や睡眠の深さをアプリで管理できる
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アプリで目標達成率も計測可能

 日本総輸入代理店であるGMインターナショナルは、同社のスマートウォッチ参入は「避けては通れなかった」と話す。

 「3年前からプロジェクトを模索してきた。フレデリック・コンスタントのオーナーの戦略でもあるが、(スマートウォッチへの参入は)『避けては通れない道』といったところ」

 製品は米シリコンバレーのフルパワーテクノロジーズと、フレデリック・コンスタントの合弁会社MMT(Manufacture Modules Technologies)をジュネーブに立ち上げて開発しているもの。

 フルパワーテクノロジーズは回路図設計やファームウェア・スマホアプリの開発、インフラ設計などを請け負う。フレデリック・コンスタントは今までどおりスイス製のムーブメント(モジュール)の開発と生産を請け負う形になっている。

 スイス政府は現在、腕時計の60%以上を国内で製造していないと「スイス製」を名乗れないようにする規制を進めている。つまり中国製の腕時計に「スイス製のロゴ」を貼りつけただけでスイス時計と名乗れないようにするわけだ。

 フレデリック・コンスタントはスイス製の基準をクリアしており、「スイス時計のマニュファクチュール(すべてを自分たちで作る)としてのスマートウォッチはほとんどない」とオルロジカルスマートウォッチも「スイス品質」をうたっている。

 スマートウォッチはスマートフォンの子機としての機能からデジタルウォッチのようなデザインであることも多いが、さすがに装着するシーンを選ぶ。オルロジカルスマートウォッチは腕時計として「まっとうな」進化を遂げたのかもしれない。

写真:GMインターナショナル、MMT

■関連サイト
フレデリック・コンスタント
MMT

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