2015年02月27日07時00分

Appleのサイトに使用された日本人女性アーティスト「Nomoco」さんを直撃した

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 全国の良い子の皆様、こんにちは。ライターの弓月ひろみです。そろそろ、新生活の季節がやってきますね。新しい学校、新しい職場、新しい国、新しい環境・・・。これからの季節は、「新しいこと」が続々とやってくる時期。そんな中、今、Apple.comでこんなキャンペーンが行なわれているのをご存じでしょうか。

Apple.comにアートなキャンペーンサイトが!

Apple

 新しい何かを始めよう。と題されたApple.comのキャンペーンサイト。
 このサイトのギャラリーの作品はすべて、Apple製品で制作されており、プロクリエイターの作品と触れ合うことで“新しい何かを作り上げるきっかけ”を提案しています。 ブラジル出身のフォトグラファーによる写真作品、中国のアーティストによる活気あふれるイラストレーション、イギリスのクリエイターによる映像作品など、「えっ、これ本当にiPadで出来るの?」、「iPhoneでこんなことが出来るんだ!」とワクワクしてしまう作品がずらり。

 世界各国のクリエイターが紹介される中に、アーティストNomocoさんの作品があります。App StoreのTOPページでも大きく取り上げられていました。 Nomocoさんは、このキャンペーンサイトで取り上げられた、唯一の日本人女性アーティストでもあります。

 現在ロンドンを拠点に活動しているNomocoさんですが、日本に滞在中との知らせを受け、今回特別インタビューを行ってきました!

唯一の日本人アーティストNomocoさんに直撃インタビュー!

Apple
Apple.com『新しい何かをはじめよう』のサイトにはNomocoさんの作品が掲載されている。

――現在、キャンペーンサイトに取り上げられている作品は、iPadだけで描かれているそうですね。

Nomoco:はい。去年の秋頃にiPadと出会い、描き始めました。使用しているのはiPad Air2です。

――iPadのファーストインプレッションは?

Nomoco:表面がつやつやしていて滑らかで......、とても描きやすそうだな、と(笑)。

――iPadではスタイラスペンなどを使わず、指を使用して描かれているとお伺いしました。

Nomoco:そうなんです。ペンを使うよりも、iPadと本体と、自分の身体が密着できる方が良かったので。普段のアートワークに、水彩画があるんですが、紙にインクを垂らして、指でこすって描いていくんですね。その感覚と、iPadに指で描くのは、非常に似ているな、と感じたんです。指を”しゅっ"とやるだけで線をかけるのって、すごく魅力的ですよね。

Apple
iPadで制作された、幽玄的なNomocoさんの作品の一部。

――どんな所で作品を作っているんでしょうか?

Nomoco:普段は、アトリエに大きいワークスペース、デスクを用意しているので、そこに座って描き上げる事が多いんですが......、iPadは違いました。今滞在している部屋には畳があるので、その上に座って書いたり。のんびりごろごろしながら書くこともあります。iPadならではですよね。

――使用しているアプリはどんなものでしょうか。

Nomoco:サイトでも紹介しているBrushes Reduxというアプリです。

Apple

Brushes Redux』/無料

――現在、アートの為の様々なアプリケーションがApp Stpreに並んでいます。その中で、Brushes Reduxを選んだ理由は何でしょうか。

Nomoco:5つほど、指で描くことが出来るアプリを試してみたんです。その中で、一番シンプルで使いやすかったのが、Brushes Reduxでした。具体的には、筆のカスタマイズがしやすかった事、自分の望むような筆が作れたこと、画面上に余計なものがなく”真っ白な紙”と似たような状態で作品作りに取りかかれる所が気に入りました。すっきりしているので、非常に描きやすいんです。また、再生ボタンで今までかいた履歴が見られるのも良いですね。

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実際に、指でiPadに絵を描くnomocoさん。

――iPadはNomocoさんにとって、どんな存在でしょうか。

Nomoco:新しい画材であり、新しい遊び道具でもあります。私は、"新しい画材を手に入れた時は、何も考えずに遊んでみる”のが良いと思うんです。それこそ、こどもがおもちゃを与えられた時のように。だから何も考えずに、わーっと一気に描く、それが面白いんです。

――そう聞いていると、自分も描きたくなってきますね。今から「iPadで絵を描いてみようかな」という方は何から始めたら良いでしょうか。

Nomoco:私の絵は、自分の頭に浮かんだイメージの具現化なんです。“こういう世界を絵で見てみたい”、“こんなシーンを見てみたい”。そんな風に、見たい物をイメージしてみるといいかもしれません。

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Nomocoさんの作品例。Nomocoさんの作品は、彼女の頭に浮かんだイメージの具現化なのだという。

――イメージを膨らませるんですね。「何を描けばいいか」って、最初はすごく迷ってしまう部分ではないかと思うのですが。

Nomoco:深く考えないで、”好きな物”を描くことからはじめたらいいと思います。たとえば、好きな物がわからなくても、なんとなく筆を走らせてみる。不思議な形に見えていたものが”あ、鳥みたいに見える”と思ったら”これに羽をつけてみようかな”と膨らませていく。そうやって楽しみながらやっていくと、いいんじゃないでしょうか。

――ありがとうございました。

 以上、Nomocoさんのインタビューでした。
 作品同様、ミステリアスな雰囲気を漂わせながらも、笑顔でインタビューに答えてくださったNomocoさん。多忙な中、お邪魔させて頂いたにも関わらず、無邪気に絵を描く楽しさや、iPadでの制作の魅力を存分に語って頂きました。
 「好きな物から描けば良い」というアドバイスを聞いて、絵が下手な私も、何か作りたくてウズウズしてきました!

 『新しい何かをはじめよう。』のサイトでは、Nomocoさんが使用しているBrushes Reduxだけでなく、様々な作品をつくることができる、クリエイティブなアプリケーションが紹介されています。写真・動画・イラストレーションなどなど種類は豊富。新しい事がはじまるこの季節、あなたの生活に“iPad”と“クリエイティブ”を取り入れてみてはいかがでしょうか?

Nomocoさんプロフィール

 福岡出身、ロンドンを拠点に活動。大阪芸術大学卒業後、ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションでグラフィックデザインの学士号、セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインでコミュニケーションデザインの修士号を取得。ロンドン、ミラノ、東京、シンガポール、ニューヨーク、メキシコにて、個展やグループ展を行っている。

<Nomocoさんの作品はこちらでも観られる>
http://www.ba-reps.com/illustrators/nomoco/illustration
http://www.ba-reps.com/illustrators/nomoco/publishing

 以下、Nomocoさんの作品例。

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Apple
Apple
NomocoさんのApple.com掲載以外の作品例

■関連サイト
Apple - 新しい何かを始めよう。

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