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YotaPhone2の背面電子ペーパーで激しいゲームは遊べるか:週間リスキー

2015年02月09日 20時00分更新

週間リスキーはアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間たちが地下の倉庫の隣の部屋からお届けする、たいへんマニアックな情報を扱うコーナーですので、一見さんはご注意くだされ。

 電子ペーパー搭載ロシアの両面ディスプレー野郎『YotaPhone2』。某Y根博士は愛情たっぷりに、リスキー局長は劣情まじりに詳細なレビューをお届けしましたが、もう辛抱たまらなくなって“エクポチ”しましたワタクシことジャイアン鈴木めが、3度目となりますレビューをお届けさせていただきたく思います。

YotaPhone2
↑ハロハロ!
YotaPhone2
↑パッケージがしゃれてて、開けるときのワクワク感はアップル製品に匹敵するかも!

 本製品のパッケージは巻き物的な構造になっており、かつイヤホン、SIMピン、ACアダプター、マイクロUSBケーブルが引き出し状のボックスにそれぞれ収められています。

 ちなみに端末本体は、背面の電子ペーパーディスプレーを表にしてパッケージに鎮座しており、「Hello! I'm YotaPhone」というメッセージが表示されています。表示中に電力を消費しない電子ペーパーならではの演出ですね。

YotaPhone2
↑たとえばイヤホンはこんな感じ。

 パッケージだけで優に記事1本ぶんぐらい語りたいことがあるのですが、メインテーマから外れてしまうので、イヤホンが収められているボックスだけお見せしました。予備のイヤピースがこれでもかと入っておりますが、収納方法がいちいちスマートなんですよね。まあちょっと過剰包装気味で、YotaPhone2のパッケージはiPhone6 Plusの倍ぐらいはありそうですが、広大な大地で生活を送るロシア人の感覚からすると、その差は誤差範囲なのでしょう。日本のケータイショップからは、箱が大きすぎてイヤがられる気がしますケド。

YotaPhone2
↑本題です!

 ようやく本題に入ります。博士も局長も、YotaPhone2は電子ペーパーディスプレーでYouTube動画を再生できる! と語っていましたが、コマ落ちはどの程度なのか、またゲームなどは実用に耐えるのか気になっていたんです。というわけで今回ワタシは、イングレスをはじめとしたメジャーなゲーム数本をYotaPhone2でプレイしてみて、その動画を撮影してみました。

 いかがでしょうか? そもそもYotaPhone2には5インチフルHD AMOLEDディスプレーが搭載されているので、背面電子ペーパーディスプレーでゲームを遊ぶ必要はないのですが、結構遊べるなーというのが正直な印象。と言いますか、適度なコマ落ちがむしろ足かせとなり、逆にゲーマー心が燃え立つのを感じました。

YotaPhone2
↑イングレスは……。

 イングレスはキツイですね。ポータルの色などがまったくわからないので、アクセスするまでどちらの陣営のポータルか判断できません。まあでも、長距離ひたすら歩きながら、HACK! HACK!! HACK!!!……し続けるのであれば、画面の書き換えにもわずかな電力しか消費しない電子ペーパーディスプレーでのイングレスプレーは、バッテリーを節約できるというメリットを見いだせるかもしれません!

YotaPhone2
↑長考するタイプのゲームに最適!

 YotaPhone2はスマホ界の希少種で、個人的には絶滅危惧種として認定したいところですが、保護する力などワタシにはございません。せいぜいEXPANSYSジャパンから1台購入するぐらいが関の山です。

 というわけで、そんなに数が出る端末ではないということは理解しつつも、キャリア様におかれましてはいまからでも春モデルの一翼にぜひ加えていただきたいなと強く望んでおります。いい意味での変態的な多様性にこそ、進化の袋小路に入りつつあるスマートフォンというジャンルのブレイクスルーがあるハズ!

●関連サイト
EXPANSYSジャパン(販売ページ)

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※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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