チョコ×ラーメンが予想外にウマすぎ！麵屋武蔵の「つけガーナ」を食べてみた

2015年02月07日 17時30分更新

　チョコ×ラーメンって想像つきますか？「甘いんじゃないか」、「麺と合わないんじゃないか」と、とんでも料理を思い浮かべるかもしれません。

　ところがびっくり。チョコレートを使用したつけ麺“つけガーナ”はとんでもなくおいしかったのです。

■ロッテの『ガーナ』とラーメン店『麺屋武蔵』がコラボ

　ロッテはバレンタインに向けて、人気ラーメン店『麺屋武蔵』とコラボレーション。2月7日より麺屋武蔵の新宿本店、蒲田店で『ガーナミルク』を使用した『つけガーナ2015』を各店1日20食限定で提供中です。価格は1杯880円。

■気になるチョコつけ麺を食べてみた

　実は『麺屋武蔵』では、バレンタインシーズンに毎年恒例でガーナとコラボレーションしたメニューを提供しており、今年で7年目。2015年のつけガーナは、1杯につきガーナを約1.5枚とコラボ史上最高量のチョコレートを使用し、洋風のつけ麺に仕上げているのが特徴です。

■これが『つけガーナ2015』だ



『つけガーナ2015』880円

　チョコレートを使ったつけ麺の味は？気になりすぎてたまらない！というわけで食べてみたのですが……。

　感想は率直に言ってとってもおいしい！ これは良い意味で意表を突かれました。

・チョコとスパイスの組み合わせが絶妙

　チョコレート1.5枚を大胆にも使用したつけ汁は、オレガノ、バジル、山椒、ブラックペッパー、パセル、ピンクペッパーといったハーブ、スパイスがたっぷりトッピングされています。
　香りをかぐと、チョコレートの香りより先にスパイシーな香りが鼻に飛び込んできました。
　味は不思議なんですが、チョコレートの風味、甘みががくっきりありながら、スープとして飲めるコク、旨味です。味噌をイメージすると近いのかもしれません。チョコレートのスープとスパイスの組み合わせが絶妙で、クセになります。

・彩り鮮やかで華やかなトッピング

　麺には、つけ麺らしい肉味噌のほか、ミントやハーブの葉、ピクルス、さらにはゆずジャムと板チョコがトッピング。麺の上にチョコが乗っているという意外性（肉味噌を炒めるときにもガーナが使用されています）で楽しめ、華やかな彩りでバレンタインらしい気持ちを高めてくれます。

・麺は中太麺

　麺は味がからみやすい中太麺。程よいコシで、つけ汁のコクにしっかりこたえてくれました！

・ピクルスやハーブで口直し

　ピクルスの酸味は口直しに最適！
　つけ汁が濃厚なので、パプリカ、ごぼう、大根のピクルスを合間に食べることで、口の中をリセットできます。ほかにもミント、ルッコラ、スプラウと、バジルといったハーブによる清涼感、ゆずジャムの爽やかな酸味が組み合わさるため、飽きがこないで最後まで楽しめました。
　ハーブの香りは洋風高級料理のようで、女性は特に好きだと思います。

・ガーナの板チョコ

　ひとかけらのガーナチョコ。料理のシンボル的なトッピングですが、どこで食べるか迷います。私としては食事の最後まで取っておいて、デザートとして味わうのが良いなと思います。

・スープ割りは豆乳

　つけ麺を食べた後は、スープ割りとして豆乳を注文できます。
　豆乳がびっくりするほどつけ汁と合うのです。チョコレートを使用したスープのまろやかさを存分に引き出してくれ、後を引くおいしさ。カラダがポカポカ温まりました！つけ汁を全部摂取すると高カロリーになるとは知りながら、全部飲み干してしまうおそろしさがありますよ。

■ごちそうさまでした

　スパイスやハーブがきいていたため、食べ終わった後も清涼感がありました。これは予想外に、本当に美味でした。

　それもそのはず、ロッテと麵屋武蔵はなにもびっくり企画でチョコ×ラーメンをやっているのではなく、チョコレートを調味料として捉える試みのもと、おいしい“チョコごはん”の提案として真剣にこの企画を取り組んでいるんだそう。

　ふだんお菓子として馴染みがあるチョコレートですが、海外では料理に使用する例もあります。味としては中華料理の調味料である『テンメンジャン』に近いそう。ロッテ×麵屋武蔵では、チョコレートを“隠し味”ではなく“表味”として、前面にチョコの味わいが出る料理を試行錯誤の上、毎年展開してきたのです。なおレシピはほかのチョコレートでは味わいが異なってくるためロッテのガーナ専用。
　すでに7年目にもなるこのバレンタイン企画は、今や毎年楽しみにしているファンも多いそうですよ。