誰でも無料で簡単にネットショップがつくれるサービス『BASE(ベイス)』を運営するBASEが、新たに決済事業に参入する。オンライン決済会社“ピュレカ”を子会社化し、“PAY.JP(ペイドットジェーピー)”の提供を2015年春に開始する。
BASEはサービス開始から2年間で15万店舗を超える規模に成長。「お母さんでも使える」をコンセプトにネットショップの開設、運営を進める同社の理念同様、どんなサービスでも決済を導入できるよう、決済サービス自体を簡単にしたいと同事業に参入する。ネットであらゆるものが買いやすい世界観の構築を目指す。PAY.JPを利用すれば、デベロッパーが自社サービスにシンプルなソースコードを埋め込むだけで決済機能を手軽に使えるようになる。料金体系やサービスの詳細はまだ明らかにされていないが、同社の鶴岡裕太代表取締役によると、「どこよりも安く、申請の審査も2~3日と早くて簡単なサービスになる」としている。
現在、日本では駅やコンビニなどをはじめ、チャリーンと電子マネーで簡単に決済ができる。鶴岡氏は「日本の決済サービスは世界最強。ネットではスマートフォンが出てきて、電車の中でも物を買えるくらいスピード感が出てきている。しかし現状、オンラインがオフラインよりも劣っている。サイトごとに個人情報の入力が必要で、与信も行なっている。さらにネットでは5円のものが買いにくい。決済をもっとシンプルにして、誰でも簡単に物が買えるような世界をつくりたい。オフラインで電子マネーを使っているような感覚をオンラインにも。サービスごとにクレジットカードの番号を入力するのはありえない。オンライン用に新しい決済システムが必要」と語るように、ネットの世界でもオフラインと同じように決済を簡単にしていきたいとする。
現在、PAY.JPのサイトはプレオープンしており、メールアドレスの登録で最新情報が得られる。
■関連サイト
PAY.JP
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