2月4日(水)~15日(日)まで、東京・六本木の国立新美術館では『第18回文化庁メディア芸術祭受賞作品展』が開催中。
その作品展に、エンターテイメント部門で大賞を受賞した『Ingress』の製作チームであるGoogle の社内スタートアップ Niantic Labsが、メディアアーティストの真鍋大度氏協力のもと、Ingressの世界観そのままのリアルなパワーキューブを出展。
世界初のIngress展
Ingressをテーマにした展示会は今回が世界初。展示ブースの中央にはIngressのスキャナーに映るパワーキューブと同じように、刻一刻とその姿を変える『啓示の夜のパワーキューブ』の姿が! 実はこのパワーキューブはゲームとリンクしており、ゲーム内のポータルとして実際にハックすることが可能なのだ。
↑“啓示の夜”とはパワーキューブに封印した、新エネルギーXMが暴走し、このIngressの世界が始まったとされる夜のこと。 |
さらに、啓示の夜のパワーキューブを囲むように組まれた3面の壁には、この“啓示の夜のパワーキューブ”と近隣の2つのポータル“国立新美術館”と“Main Entrance Sign for Art Center”の様子がリアルタイムでプロジェクションされる。
この展示にはインタラクティブな仕掛けが施されており、この3つのポータルの状態によってブースのライティングや、表示されるメッセージがリアルタイムに変化するのだ。
ちなみに、すべてのポータルが青い時にはレジスタンス(青チーム)に向けたメッセージが、緑の時にはエンライテンド(緑チーム)に向けたメッセージが浮かび上がるとのこと。
会場には、(右より)Niantic Labsの川島優志氏とデニス・ホワン氏に加え、この展示の立役者であるメディアアーティストの真鍋大度氏の姿も。
真鍋大度氏自身もIngressに魅了されたコアプレイヤーで、世界各地を旅してはその土地のポータルキーを収集しているのとのこと。「旅の思い出が詰まったポータルキーは捨てられないんですよ」とのことで、現在はではなんと1206個も保持しているらしい!
ちなみに、ここで展示されている“啓示の夜のパワーキューブ”のポータルキーも、展示会後には消失し、なかなか手にいれられないものになるかもしれないとの噂も。真鍋氏と同じような記念キーのコレクターなら、このキーを手に入れるためだけにでも訪れる価値があるかも。
そして最後に、Niantic Labsの川島優志氏から、ある極秘情報がもたらされた! なんとこの3つのポータルが秘密の条件を満たした場合にのみ、昨年12月13日に東京を舞台に行なわれたイベント『Darsana Tokyo』にまつわる、壮大なモーショングラフィックスが展開されるとのこと!
「その手がかりは会場のどこかに記されているかも?」とのことなので、敏腕エージェント諸兄は国立新美術館(入場料無料)に足を運び、自身の手で隠されたモーショングラフィックスの封印を解いて欲しい!(さらに見つけるのが難しいイースターエッグも、会場のどこかに隠されているとの情報も……)
↑手がかりはブースの床に書かれたこの文字が握っているのかも? |
第18回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展
■会期 2015年2月4日(水)~2月15日(日)
■会場 国立新美術館(※2月10日(火)休館)
■時間 10:00 ~ 18:00(金曜は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで
■入場料 無料
●文化庁メディア芸術祭(関連リンク)
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